赤ちゃんママに警告!おしゃぶりを使う際の5つの注意点

最近は、「おしゃぶりは舌や顎の発達を助ける」「鼻呼吸の練習になる」など頻繁に言われるようになってか、赤ちゃんにおしゃぶりを与えている親が多いようです。

また、可愛いおしゃぶりや、フォルダーなども販売されており、ファッション感覚でおしゃぶりを使っているケースも多いです。

そんなおしゃぶりですが、メリットもあればデメリットもあり、安易に使わない方が良い育児グッズでもあります。

そこで今回は、赤ちゃんにおしゃぶりを使うメリット・デメリット、それを踏まえた上での「おしゃぶりを使う際の5つの注意点」についてお話しします。

ママの強い味方♪赤ちゃんにおしゃぶりを使うメリット

ママの強い味方♪赤ちゃんにおしゃぶりを使うメリット

まず最初に、赤ちゃんにおしゃぶりを使うメリットについて考えてみましょう。

おしゃぶりを使うシーンとしてよく見られるのは、外出時に子供が泣いたり騒いだりした時でしょう。おしゃぶりをくわえさせることで、泣き止ませる親をよく見かけることと思います。

また、家の中で、泣いてぐずっている時や、寝かしつけの時に使用するケースも多いです。

おしゃぶりは赤ちゃんにとって精神的安定の道具になるため、「泣き止む」「静かになる」「スムーズに寝てくれる」などの効果が期待できます。

この効果によって得られるのは、「育児ママのストレスが減ること」です。ですので、赤ちゃんにおしゃぶりを使う一番のメリットは、育児ママのストレスを減らすことと言えるでしょう。

ちなみに、おしゃぶりの宣伝に使用されている「舌や顎の発達を助ける」「鼻呼吸の練習になる」は学問的に検証されていません。

こんなにも悪影響が!?おしゃぶりを使うデメリット

こんなにも悪影響が!?おしゃぶりを使うデメリット

以上のようなメリットもありますが、実はおしゃぶりにはデメリットも多いです。

【1】習慣化してしまう
「困った時にはおしゃぶり」を繰り返すことで、おしゃぶりを使うことが習慣化してしまい、「おしゃぶりが無いと精神状態が不安になる」といった事になる可能性もあります。

【2】噛み合わせが悪くなる
おしゃぶりと噛み合わせの関係を調べた調査によると、2歳児ではおしゃぶり群に開咬が高頻度にみられ、5歳児ではこの傾向がさらに増大したとのこと。開咬は歯を咬んだ状態で上下に隙間がある不正咬合です。(写真参照)
噛み合わせが悪くなる

【3】ママの乳首を嫌がるようになる
母乳育児をしている場合、おしゃぶりを常用することでゴム乳首に慣れてしまい、ママの乳首を嫌がるようになることもあります。

【4】子供の気持ちを無視してしまう
子供が泣いたり愚図るのは、不快・不安などの気持ちがあるからです。おしゃぶりで泣き止んだとしても、それは気持ちを紛らわせているだけに過ぎず、根本的な解決にはなっていません。

【5】口を通しての学習の機会が奪われる
小さい時期の赤ちゃんは何でも口ヘ持っていってしゃぶります。いろいろのものをしゃぶって、形・味・性状を学習しているのです。おしゃぶりを常用することで、口へ持っていくことが出来ないので、学習の機会を奪ってしまうことになります。

【6】親子のコミュニケーションが減る
赤ちゃんがおしゃぶりをして静かにしていたら、親は「あやさなくなる・言葉がけが減る」など、赤ちゃんに関わろうとする機会が減るでしょう。赤ちゃん自身も声出しできないので、親子のコミュニケーションが減ることは間違いありません。

などなど、赤ちゃんにおしゃぶりを使うことで、デメリットがたくさんあることが分かります。

赤ちゃんにおしゃぶりを使う際の5つの注意点

赤ちゃんにおしゃぶりを使う際の5つの注意点

以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、もし赤ちゃんにおしゃぶりを使いたいのであれば、次の5つの注意点を心にとどめておいて下さい。

【其の一】常に使用しないこと
「寝かしつけの時だけ」「外出時、本当に困った時だけ」など、ポイントポイントで使用し、常用化しないように注意しましょう。

【其の二】2歳までに使用をやめること
2歳頃までにおしゃぶりの使用をやめれば、噛み合わせの異常は発育とともに改善されます。おそくとも2歳半までには止めさせましょう。

【其の三】子供とのコミュニケーションをしっかり
おしゃぶり使用中も、まめに声をかけてあげたり、子供とのふれあいを大切にしましょう。子供からの訴えも、注意深くみてあげるよう心掛けたいですね。

【其の四】指しゃぶりにも要注意
おしゃぶり以上に歯並びに悪影響を及ぼすのが「指しゃぶり」です。指しゃぶりは不安・寂しいなど、精神的に不安定な状態の時によくするので、【其の三】の方法を実践しましょう。

【其の五】4歳でもおしゃぶり…、医者に行くべし
もし4歳になっても、おしゃぶりが取れないような場合、何か問題があるかもしれませんので、小児歯科の先生や小児科の先生に相談してください。

以上、基本的には「おしゃぶりは使わない!」が理想ですが、もし使いたい場合は、5つの注意点を実践していただけたらと思います。

特に大切なのは【其の三】です。子育ての手抜きをする目的で、おしゃぶりを使うのだけはNGと心得て欲しいと願います。

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