頭痛薬以外で妊娠超初期の頭痛つわりを和らげる12の対策とつわり頭痛の原因について

妊娠初期から中期にかけての時期には、つわりの症状として「頭痛」に悩まされる妊婦さんもいます。人によっては立ち上がれほどのひどい頭痛で、日常生活に支障をきたすようなケースもあります。妊娠中で胎児への影響が怖いので薬にはなかなか頼りずらくてどうしたらよいか分からないといった人も多くいます。

今回は、そんなつわり中の頭痛について、原因や対策、症状を和らげる15のケア方法などまとめました。対策をすることで、少しでも頭痛つわりを改善していただけたら幸いです。

つわり中の頭痛はどんな症状?

つわり中の頭痛はどんな症状?

つわり中の頭痛の症状は人によって千差万別ですが、片頭痛が起こる人が多いようです。そして、少しズキンッとする軽いものから、日常生活ができないほどの重い頭痛まで、重症度は人それぞれ。

つわりの5大症状(吐き/食べ/よだれ/眠り/におい)と症状別対策法まとめ」で書いたような、他のつわりの症状と頭痛が重なって、吐き気や気持ち悪さが悪化する人も多いでしょう。

その結果、睡眠不足になり十分に休めず、さらに頭痛が悪化するというような悪循環にも陥りやすいです。

つわり時に頭痛が起こる原因は?

つわり中の頭痛の原因に関しては、その理由はいろいろとあるようです。

よく言われるのは、ホルモンバランスの急激な変化。妊娠初期の頃は赤ちゃんを成長させるために、黄体ホルモン(プロゲステロン)が大量に分泌され、ホルモンバランスが急激に変化します。その変化に身体がついていけず、頭痛などの不快な症状がいろいろと現れるとされています。

また、赤ちゃんが大きくなり体重が増えることで、身体のバランスが崩れることや、寝すぎや寝不足でも頭痛になりやすいそうです。

他にも、妊娠中のストレス・身体のコリ・鉄分不足による貧血や、つわりによる食欲不振からくる脱水症状なども頭痛の原因と言われています。

【頭痛つわり対策】頭痛を和らげる12のケア方法

【頭痛つわり対策】頭痛を和らげる12のケア方法

それでは、つわり中の頭痛を和らげるための、対策ワザを12個ご紹介します。

テレビやスマホの使用時間を短くする

目が疲れることは頭痛に直結しますので、テレビ・スマホ・パソコンなどの見過ぎないようにしましょう。これらの画面の光には自律神経を乱す影響もある、という点でも注意したいところです。目の周りのツボを刺激したり、閉じた目の上に温タオルを乗せるなど、目の疲れを癒すのもオススメです。

気分転換する

身体のストレスと心のストレスが重なることで、頭痛が悪化しやすいです。体調が良い日は、散歩に出かけたり、友人と会ったり、首肩周りのクイックマッサージに行ったり、ゆっくりお風呂に浸かったり、ハーブディを飲んだり、気分転換になるようなことをしましょう。心と身体がリフレッシュすることで、頭痛の症状も緩和されるはずです。

水分補給をする

つわりによる食欲不振や嘔吐によって、身体から水分が出てしまい、脱水症状になっていることが頭痛の原因になることがあります。まめな水分補給によって頭痛が改善されることもあるでしょう。つわり時におすすめの飲み物は、炭酸飲料にレモンを搾ったもの、水にレモンを搾ったもの、ハーブティーなどオススメ。飲むのがツラい場合は氷を舐めるだけでも良いでしょう。「妊娠中の食事 つわり中に食べられたと評判の食べ物リスト33品目まとめ」の記事にて、飲み物や食べ物を紹介していますので、良かったら参考にして下さいね。

冷やす

血管の拡張によって偏頭痛が引き起こされる場合、頭痛を感じる患部をアイスノンや冷えピタなどで冷やすのが効果的です。こめかみや眉間など、痛みを感じる部分に当てて、ソファーやベッドで横になっていると楽になるでしょう。温めることで症状が悪化することもあるので、お風呂はシャワーだけにすることをオススメします。

温める

冷やすのとは逆で、肩こりや血行不良など、血管収縮によって偏頭痛が引き起こされるケースもあります。このタイプの頭痛は、温めて血行を良くすることが対処法となります。蒸しタオルや市販の温熱シートを使って、患部や首筋や肩周りを温めると痛みが緩和されやすいです。お風呂にゆっくり浸かって身体を温めるのもオススメです。

アロマで芳香浴をする

好きな香りのアロマオイルを使って芳香浴を楽しみましょう。心身ともにリラックス&リフレッシュできることでしょう。ディフューザーやアロマポットを使うのも良いですし、マグカップにお湯を入れアロマオイルを1,2滴垂らすのも良いですね。アロマはそのリラックス効果から、頭痛のみならず、つわり全般に効果があるとされています。

参考記事:

とにかく身体を休める

つわり中の頭痛対策として、部屋を暗くして横になって、身体を休めることで症状が和らぐこともあります。眠気やだるさがある場合は、それは「身体を休めて」という赤ちゃんからのサインですから、しばらく横になっていましょう。ただ、逆に寝過ぎることで頭痛が悪化することもあるので、適度な時間休むことも大切。その辺は、ご自身の身体と相談して調節しましょう。

つわりに効くツボを刺激する

つわりの症状を和らげる効果のあるツボがあり、実際にそのツボを刺激することで楽になった、、という口コミも多いですから、是非ツボ押しを実践してみましょう。「内関(ないかん)…手首から指三つ分ほどのところ」「足の三里(さんり)…膝の皿から指4つ分ほどのところ」「三陰交(さんいんこう)…足のくるぶしから指4つ分のほど上のところ」「裏内庭(うらないてい)…足の人差し指の付け根」などのツボは、つわり対策として有名ですね。頭痛を和らげる効果のあるツボもあるので、良かった次の記事をチェックして下さい。

参考記事:

ゆったりとした服装を心掛ける

原因のところで書いたように、ホルモンバランスの急激な変化によって、血流が悪くなって頭痛が起こることもあります。血流を少しでも良くするために、身体を締め付けないゆったりとした服装がオススメです。開放感やリラックス効果という面でも、ゆったりとした服装が良いでしょう。

ストレッチやヨガで凝りをほぐす

マタニティストレッチやマタニティヨガなどで、身体の筋肉を柔らかくし、血行促進をはかることで頭痛の症状が緩和することもあります。そういった講座を受講すれば、同じ境遇の妊婦さん仲間ができお話しできるので、気分転換には最適でしょう。自治体の体育館施設で行われている講座など、お金をあまりかけずに参加できるものもありますよ。

鉄分をしっかり摂取する

鉄分不足による貧血も、頭痛の原因の1つとして挙げられます。日頃から鉄分の多い食品を食事に取り入れるようにしましょう。ただ、妊婦さんの鉄分推奨摂取量は「妊娠初期で1日8.5~9.0mg」ですが、実際には平均「1日6.5mg」程度しか摂れていません。つわり中にさらに沢山食べるのはツラいことと思いますので、サプリを利用するのも良いでしょう。

長時間同じ姿勢を避けること

特に働く妊婦さんで、デスクワークの人にありがちなことですが、長時間同じ姿勢で仕事してしまうケースも多いようです。首肩周りが凝りますし、身体が強張り血流が滞るので、「30分ごと」など時間を決めて、椅子から立ち上がって背伸びや深呼吸をするようにしましょう。

などなど、あなたのつわりの症状や頭痛の症状に合わせて、いろいろと試していただけたらと思います。

それでも治まらない!我慢できない!そんな時は…

それでも治まらない!我慢できない!そんな時は…

上記で紹介したような頭痛つわり対策をしても、「症状が良くならない」「頭痛に我慢できない!」という場合は、産婦人科を受診して先生に相談してみましょう。

妊娠中も飲むことのできる薬や漢方を、処方してもらうことも可能です。ストレスが溜まり過ぎると赤ちゃんにも良くないですから、無理して我慢し過ぎないようにしましょう。

※やってはいけないのは、自己判断で市販の頭痛薬を飲んでしまう事です。赤ちゃんに影響が出る可能性があるので、「まずはお医者さんに相談」を忘れないで下さいね。

まとめ

以上、頭痛つわりについて、原因や対策、症状を和らげるケア方法をご紹介しました。

つわりの各症状に加えて、ひどい頭痛が起こると、ママの心も身体も疲れてしまうことでしょう。ただ、つわりの頭痛はずーっと続くわけではありません。妊娠中期くらいには治まっている事が多いので、しっかり対策をして乗り切りましょう。

また、つわり(悪阻)については、育ラボでは全14記事にまとめています。ぜひ妊婦さんに読んでいただき、つわりのお悩みを少しでも軽減していただけたら嬉しいです。

本サイトの記事が、あなたのマタニティライフを少しでも快適にできたら嬉しく思います。

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