新生児の背中トントンげっぷの出し方のコツ!抱っこ姿勢と座り姿勢のコツについて

赤ちゃんが生まれた喜びもつかの間。特に育児が初めてのときは不安なことがたくさんあるでしょう。

その中でも退院した直後から特に多い悩みが「赤ちゃんのげっぷ」です。新生児のうちは授乳回数も多いので、うまくげっぷが出ないと授乳のたびに不安になってしまいます。

そこで赤ちゃんのげっぷについて「なぜ必要なのか?」「出し方は?どんな抱き方がいいのか?」「どのくらいの時間をかけるのか?」「いつまで必要なのか?」「出ないまま寝てしまったときの対処法」などなど解説します。

赤ちゃんのげっぷで悩んでいたり、不安になってしまったときはこの記事を参考にしてみてください。

 

新生児のげっぷはなぜ必要なの?

赤ちゃん・新生児のげっぷはなぜ必要なの?

生後3~4か月までの赤ちゃん・新生児は、母乳やミルクを飲むのと同時に呼吸をすることができます。すると、母乳やミルクを飲み込むときに、一緒に大量の空気も飲み込んでしまうのです。

胃の中に空気が残った状態のままにしてしまうと、赤ちゃんがお腹がパンパンで苦しくなってしまうこともありますし、「吐きもどし」と言って、飲んだおっぱいやミルクを吐きやすくなっています。

特に赤ちゃんのうちは、胃の入口を締める力も弱いので、ちょっとした刺激でもミルクを吐き出してしまいます。そのため、赤ちゃんが空気をたくさん飲み込まずにミルクを飲めるようになるまで、大人がげっぷを出すためのお手伝いをしてあげる必要があるのです。

 

赤ちゃん・新生児のげっぷの出し方。げっぷが出やすい抱き方とは?

生まれて間もない新生児の赤ちゃんは、首もすわっていないので抱っこだけでも大変ですね。赤ちゃんのげっぷが出やすいと言われている姿勢やいくつかありますので、ママや赤ちゃんが安定しやすい姿勢を選んで試してみてください。

赤ちゃんを縦抱きにする

赤ちゃんを縦抱きにする
出典:youtube

ママの肩に赤ちゃんの頭を乗せるイメージで、赤ちゃんを縦抱きにする姿勢です。首のすわっていない赤ちゃんの抱き方としては最も一般的で、比較的ママに負担がなくげっぷを出しやすい姿勢といえます。このときに赤ちゃんのお尻のあたりを片手でしっかり支えてあげましょう。

空いているもう片方の手で赤ちゃんの背中を軽くトントンしてあげたり、下から上に向かって優しくさすってあげましょう。なかなかげっぷが出ないとイライラしてしまうことがありますが、強くたたくのは止めて絶対に止めてください。

ママの膝に横向きに座らせて抱っこする

ママの膝に横向きに座らせて抱っこする
出典:youtube

ママが座っている状態になり、太ももの上に赤ちゃんを横向きに抱っこします。ママの片手で赤ちゃんの胸のあたりを支えながら、赤ちゃんの上半身を前に傾けます。もう片方の手で背中を下から上に向かって優しくさすったり、軽く背中をトントンしてあげましょう。

ママと向かい合う形で抱っこする

ママと向かい合う形で抱っこする
出典:youtube

ママが座っている状態で赤ちゃんと向かい合う向きで抱っこします。(このとき、赤ちゃんの足が「M」の形になっています)
ママは、赤ちゃんの後頭部を首がグラグラしないように手のひらでしっかり支えます。もう片方の手で背中を下から上に向かって優しくさすってあげましょう。

 

頑張ったけどげっぷが出ない!そんなときはどうしたらいいの?

病院で「赤ちゃんの授乳が終わったら、げっぷをさせてくださいね。」と言われているので、げっぷが出ないと不安になってしまうことでしょう。でも、どんなに頑張っても、どうしても出ないときがあります。

赤ちゃんがご機嫌よくしているのであれば、そのままにしておいても問題ありません。ただし、そのあと寝かせるときはちょっとだけ注意しましょう。

頑張ったけどげっぷが出ない!そんなときはどうしたらいいの?
出典:youtube

ミルクを戻してしまう可能性がありますので、赤ちゃんを寝かせるときは、この画像のように赤ちゃんの身体の右側を下にして、身体全体を横向きにした状態にして寝かせます。バスタオルなどを上手に活用してください。

このときに頭だけを横向きにしてしまうと、頭の向きが元に戻ってしまうことがありますので、身体全体を横向きにしてあげることが大切です。

げっぷが出ないまま寝てしまったときは、しばらく赤ちゃんのそばで見守るようにしてください。ママも向かい合って横になれば、少し休憩することができますね。

 

赤ちゃんが授乳中に寝てしまった!起こしてげっぷをさせた方がいいの?

赤ちゃんが授乳中に寝てしまった!起こしてげっぷをさせた方がいいの?

赤ちゃんを抱っこしながら授乳しているときに、げっぷをしないまま寝てしまうことがあります。赤ちゃんが寝ているのに、起こしちゃったらかわいそうだなと思うママもいますよね。

そんなときは、赤ちゃんを布団に寝かせる前に、そっと縦抱きに姿勢を変えて背中をさすってみましょう。体勢が変わったことでげっぷが出る場合があります。

しばらく縦抱きにしてもげっぷが出なかった場合は、赤ちゃんを横向きにして布団に寝かせたあとしばらく様子を見ていてあげると安心できるでしょう。

 

げっぷと一緒にミルクを吐くのって病気なの?

赤ちゃんは、大人とは胃の形も違っていて、胃の入口の締まり方もゆるいので、ミルクを吐きやすいというのが普通の状態です。そのため、お腹が圧迫されたときや、げっぷのときに、一緒にミルクを吐いてしまうことはよくあります。

ミルクを吐いてしまって心配になったときは、赤ちゃんのご機嫌がどうか様子を見てみましょう。いつもと変わらず顔色もよく、ご機嫌よくしていれば心配をしなくても大丈夫です。

ただし、ミルクを飲んだあとに噴水のようにミルクを吐いてしまうときや、機嫌が悪くずっと泣いているようなときは病気の可能性があります。このような吐き方が続くようであれば病院に行きましょう。

 

赤ちゃんにげっぷをさせる時期はいつまで?

新生児のうちは授乳回数が多いので、なかなかげっぷが出ないとママのストレスの原因になってしまうことがありますね。生まれたばかりの新生児期~生後3~4か月頃までは、赤ちゃんの首がすわっていないことと、赤ちゃんの胃に空気がたまりやすい時期なので、しっかりとげっぷをさせてあげましょう。

5~6か月までは、できればげっぷをさせてあげた方がよいと言われています。

新生児のうちは、3時間ごとに授乳しなくてはいけないですが、月齢があがってくると授乳の間隔も長くなります。首もすわってしっかりしてくると縦抱きの抱っこもしやすくなりますので、げっぷをさせる負担も減ってきますね。5~6か月くらいまではげっぷのお手伝いをしてあげるといいでしょう。

 

げっぷが出なくても病気になることはない?

結論から言うと、げっぷが出なくても病気になることはありません。5分くらい経ってもげっぷが出なかったときは、赤ちゃんの様子を観察して、顔色が悪い、苦しそうにしているということがなければ、「今回は出なかったけど、次の授乳のときは大丈夫だろう」くらいな気持ちでいることが大切です。

げっぷではなくて、おならとして空気が外に出ていることもあるので、5分経ってもげっぷをしなければそのままにしていても心配はありません。ただし、授乳のあとに寝かせるときは、上向きでミルクを吐いてしまうと、赤ちゃんが窒息してしまうことがあります。げっぷが出なかったときは横向きに寝かせて、しばらくそばで様子を見守るようにしましょう。

 

赤ちゃんがげっぷしたのかわからない!時間は何分くらい頑張るべき?

赤ちゃんのげっぷは、空気が外に出る音が聞こえるので、新米ママでもげっぷをしたことがわかる場合が多いです。でも、いつまでたってもげっぷの音が聞こえないと、もしかしたら本当はげっぷをしていたのに、わからないだけ?という不安になってしまうママも多いようです。

赤ちゃんのげっぷは、空気を外に出してあげるという大切な役目がありますが、どんなに頑張ってもげっぷが出ないこともあります。げっぷをしたのかわからなくて不安になったときは、5分経ってもげっぷが出ない、出たかわからないときは止めてしまっても大丈夫です。

まとめ

赤ちゃん・新生児のげっぷについて悩んでいるママはとても多いです。「うまく出なかった」「げっぷはいつまでさせてあげなくちゃいけないの」「げっぷをしないで寝ちゃったときは、起こした方がいいの」など、悩みや不安がたくさんあります。

新生児~5~6か月の赤ちゃんは、大人がげっぷのお手伝いをしてあげる必要があります。でも、どんなに頑張ってもげっぷが出ないこともあります。そんなときは、5分を目安に判断してみましょう。5分経っても「げっぷが出ない」「げっぷが出たのかわからない」ときは、止めてしまっても大丈夫です。

でもげっぷがうまく出なかったときは、ミルクを吐いてしまうことがありますので、しばらく赤ちゃんから目を離さずに見守ってあげるようにしてあげてくださいね。

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