地元の陣痛タクシーサービスのタクシー会社探しについて
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陣痛タクシー(またはマタニティタクシー)というサービス自体はサービスを展開しているタクシー会社も増え、7割以上のママさんが知っているというデータもあるほど認知度の高いサービスですが、いざ登録をしようと思ったときにタクシーどこのタクシー会社を選べばよいのか困ったことがあります。近場のタクシー会社さんの検索して片っ端から電話で陣痛タクシーサービスを行っているかを確認するのはすごく大変でした。今回は自分の周辺で陣痛タクシーサービスを行っている会社さんの探し方や選ぶ際に見ておいて欲しいポイントなどを紹介していきます。
陣痛タクシー(マタニティタクシー)とは
事前にタクシー会社に自宅や陣痛が始まり向かう病院(行先)、予定日などを情報を事前に登録し、いざ陣痛時にスムーズに産院へ向かってもらうための配車サービスが陣痛タクシー(またはマタニティタクシー)と呼ばれます。突発的な陣痛時にはほんの数メートルの距離を歩くのも大変ですからタクシーにどこまできてもらうかはとても大切ですし、陣痛で苦しいときに病院名だけでは伝わらずに行先の細かな病院の住所を伝えなければいけないといったこともなくなります。また、防水加工のされたシートになっていたりタオルなどが用意されている場合が多いです。万が一汚してしまったとしてクリーニング代金はいただきませんと明言されている会社さんが多いです。お産に集中したいときに破水でシートを汚してしった「クリーニング代請求されないかしら?」などのいらぬ心配がありません。料金についても通常の配車サービスと金額は変わらずメーター料金+配車料金(300円~420円ほど)のみで行先などの事前の登録料は無料となっています。緊急時には近くにいるドライバーが来るので100%ではないですが、陣痛タクシーサービスを行っているタクシー会社の多くは日ごろからドライバーに助産師さんの講習などを受けているドライバーが回されることが多く、万が一の備えをしてくれていることが多いです。
陣痛タクシーと普通のタクシーの違いは?
緊急性が低い場合には普通のタクシーですと乗車拒否されるといったケースもあります。理由としては「なにかあった際に責任が取れない」や「シートなどの汚れに対応できないまたは、汚してしまった場合にクリーニング代を請求などトラブル化しやすい」ためです。また、救急車を呼ぶということは避けましょう。毎年約100万人の新生児が誕生していますが、そのすべてを救急で産院へ送ってしまった場合、より緊急性の高い患者さんに支障が出てしまうためです。救急車が必要では?という場合には担当医に相談をしましょう、担当医が必要と判断した場合には担当医が救急車を手配してくれます。
陣痛タクシー会社を選ぶ際のポイント
また、陣痛タクシーのサービスばかり頼らずに様々な状況をシミレートしておくことは非常に重要です。いつ陣痛がきてもいいように病院に持っていく着替えやタオル、荷物などは鞄にひとまとめにしておき、すぐに持っていけるように準備しておいたり、兄弟がいる場合にはご主人が家にいるorいない場合にどうするか。などはとても大事な点ですので
しっかりとシミレートしておいてください。では陣痛タクシーサービスのポイントを見ていきましょう。
陣痛タクシーサービスの見るべきポイント
- (最重要)対応地域 自宅だけでなく産院も対応地域に入っていないとならない会社もありますので要注意です。
- 兄弟のいるママさんは チャイルドシートの完備の有無 陣痛時に小さな子ども膝に抱っこするのはとても大変ですし危ないです。感染症なども防止の観点から産院の多くは小さな子どもは入れないことが多いですがタクシーを使って見てもらえる友人・家族の元を経由してもらうということはあるケースですのでその際にチャイルドシートの有無は見ておきましょう。また、タクシー会社の多くチャイルドシートを数多く保有していることはないので事前予約などが必要なところが多いです。
- 防水シートかタオルの完備 全車両防水シートなどのタクシー会社も多いですが、念のため見ておきましょう。万が一シートを汚してしまってもクリーニング代金などは請求されない会社が多いので安心はしてください。
- 専用ダイヤルもしくはアプリなどの配車システム 通常の配車の流れときちんと分けられているかを確認しましょう。通常の配車と同じ電話では時間帯によってはなかなか電話がつながらない可能性があるためです。
陣痛タクシー会社の簡単検索について
タクシー・ハイヤーの総台数は約24万台タクシー会社は6,300社あり1社あたりにすると30台とタクシー業界は中小零細企業が多いことが分かります。また、24万台のうちの2割は東京でかなりの偏りがあるため大手のタクシー会社の多くも都内のみという会社さんが多いです。保有台数日本一の第一交通さん逆に都内では陣痛タクシーサービスをやっていなくて全国の主要都市のみという具合に地域によって事情は様々です。自分の住んでいる地域が東京以外の方は陣痛タクシーを運営している会社を探すだけでも大変です。
全国タクシーガイドというサイトには地域選択で「陣痛タクシー」を探すことができるので是非利用してみてください。地元の陣痛タクシーサービスを簡単に検索することができます。
市区町村の妊婦支援制度でタクシー券配布
自分の地域の支援制度の確認にはgooが一覧掲載してくれているので便利です→こちら
大手タクシー会社7社の陣痛タクシーサービスについて
第一交通グループ
- タクシー保有台数:8,296台
- 陣痛タクシーサービス名:ママサポートタクシー
- 対応地域:全国の多くの都市※要確認 東京は展開なし
- 料金:通常タクシー料金 緊急時には後払い対応も可能
- 陣痛時:バスタオル、防水シート完備
- チャイルドシート:要確認
大和自動車交通
- タクシー保有台数:2,144台(提携含む)
- 陣痛タクシーサービス名:たまごタクシー
- 対応地域:東京23区内(世田谷区・杉並区を除く)+北多摩交通圏内(三鷹・調布・狛江を除く)
- 料金:メーター料金+お迎え料金420円
- その他:全車防水シート、チャイルドシートなし
日本交通
- タクシー保有台数: 6,372台(提携含む)
- 陣痛タクシーサービス名:陣痛タクシー
- 対応地域:東京23区、三鷹市、武蔵野市
- 料金:メーター料金+お迎え料金420円
- その他:汚しても請求なし
- チャイルドシート:なし (別途キッズタクシー)
帝都自動車交通
- タクシー保有台数: 1,198台(提携含む)
- 陣痛タクシーサービス名:妊婦支援サービス
- 対応地域:墨田区,江東区,千代田区,中央区,港区,品川区
- 料金:メーター料金+お迎え料金420円
- その他:バスタオル、レジャーシート等は自分で必要
- チャイルドシート:要確認
国際自動車(kmタクシー)
- タクシー保有台数: 3,906台(提携含む)
- 陣痛タクシーサービス名:マタニティ・マイタクシー
- 対応地域:東京23区、三鷹市、武蔵野市
- 料金:メーター料金+お迎え料金420円
- その他:全車防水シート
- チャイルドシート:要確認
日の丸交通
- タクシー保有台数: 675台
- 陣痛タクシーサービス名:子育てタクシー
- 対応地域:東京23区、三鷹市、武蔵野市
- 料金:メーター料金+お迎え料金320円
時間制運賃制度もあり:11.5㎞以下かつ1時間未満の場合5,750円(超過30分/2,150円)
- その他:吸水シートセットで送迎
- チャイルドシート:あり、2台目から520円、ジュニアシート:無料
飛鳥交通グループ
- タクシー保有台数:2,236台
- 陣痛タクシーサービス名:出産送迎タクシー
- 対応地域:東京(23区/三鷹市/武蔵野市以外)、神奈川、埼玉、千葉エリア 詳細エリア
- 料金:メーター料金+お迎え料金300円
- その他:吸水シートとシートタオル全車完備
- チャイルドシート:要予約制