新生児の外出はいつから?赤ちゃんと外出するときの持ち物や注意点は?
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生まれたばかりの赤ちゃんを外出させてもいいのか悩んでしまうママは多いのではないでしょうか。初めての赤ちゃんであれば、できるだけ外出を避けることもできますが、2人目以降の赤ちゃんの場合、どうしても一緒に連れて外に出なければいけないときもあるでしょう。
新生児の外出は、いつから可能なのか、また、新生児と一緒に外出しなければいけない場合、何に注意が必要なのかをご紹介しますので、参考にしてみてください。
新生児の外出はいつからできる?
里帰り出産などの場合、自宅に戻るときは必然的に赤ちゃんと外出することになりますね。それ以外で、自宅に戻ってから新生児の赤ちゃんと一緒に外出する場合、いつくらいからなら大丈夫なのでしょうか。
新生児の赤ちゃんとの最初の外出は1か月健診を目安にする
赤ちゃんが産まれて1か月後に1か月健診がありますね。新生児の期間は生後28日までを新生児と呼び、これは母子健康法という法律で定義されています。つまり、1か月健診が終わると新生児期を卒業して、乳児期になるんですね。法律上の新生児の期間は生後1か月ということになりますが、1か月を過ぎてからもしばらくの間はできるだけ人混みは避け、長い時間の外出は避けることがおすすめです。
特に新生児の赤ちゃんは抵抗力が弱く感染症などにもかかりやすい時期です。新生児の赤ちゃんとの最初の外出は、1か月健診のときにするというのを目安にするとよいでしょう。
ただし、生後3~4か月までは首がすわっていないので、新生児期から乳児期になったとしてもできるだけ不要な外出は避け、外出時間もできるだけ短時間で済むように計画してみましょう。
また、1か月健診に出かけるときは、できるだけ公共交通機関などの利用は避け、自家用車やタクシーなどを使い、人混みを避けることがおすすめです。
生後2~3か月の赤ちゃんとの外出
生後2~3か月になったら、外の空気に慣れるように少しずつお散歩をしてみましょう。ただし、真夏や真冬に生後2~3か月を迎える赤ちゃんの場合、無理にお散歩をする必要はありません。でも普段、赤ちゃんと2人で過ごしている場合は、お買い物などに出かけなければいけないこともありますね。
そういう場合は、買い物客が混んでいる時間帯をさけ、比較的天気がおだやかな時間に短時間で買い物が済ませられるようにしましょう。
首のすわらない赤ちゃんとの外出はママも大変です。今は、ネットスーパーといって、自宅からパソコンで注文し、その日のうちに買い物した商品を届けてもらうことができるサービスをおこなっているところが増えてきました。
商品の価格も店頭と同じ価格で扱っている場合が多いので、赤ちゃんが小さいうちはこのようなサービスを利用すると便利です。赤ちゃんが小さいうちはお買い物も大変です。自宅から注文ができるサービスは、ママと赤ちゃんの負担を減らすことができるのでこういったサービスも賢く利用するとよいでしょう。
赤ちゃんが2~3か月の頃までは買い物はインターネットなどを上手に利用し、赤ちゃんとの外出は日中の天気が穏やかな時間帯に家の周りをお散歩する程度がおすすめです。
生後4か月を過ぎた赤ちゃんとのお出かけ
生後4か月を過ぎると赤ちゃんの首もしっかりしますし、赤ちゃんとの生活もママも慣れてきているので、たまには家族でおでかけもいいかもしれませんね。ただし、長時間の移動は赤ちゃんが疲れてしまうことがありますので、赤ちゃんに無理のない計画を立てるようにしましょう。
産後1か月はママの体調にも注意する
赤ちゃんを産んで1か月程度のママは、赤ちゃんだけではなくママの体調も本調子ではないことがあります。新生児の赤ちゃんとのお出かけは赤ちゃんの体調ももちろんですが、ママも無理をしないことが大切です。体調があまりよくない状態で赤ちゃんと2人で1か月健診に出かけてしまうと、外出先でママの体調が悪くなってしまうこともあります。
体の調子があまりよくないときは、無理をせずにパパやお母さんなどの力も借りて、一緒についてきてもらうなどの対策をしておきましょう。
産後1か月までは産褥期といいます。産褥期に関してのオススメ記事はこちら↓
新生児の赤ちゃんと外出するときの注意点とは?
新生児の赤ちゃんと外出するときはどのようなことに注意すればよいのでしょうか?赤ちゃんと外出するときの注意点をご紹介します。
授乳時間を考え、授乳直後の外出は避ける
赤ちゃんは大人とは胃の形状が異なるため、ちょっとした刺激でおっぱいやミルクをはき戻してしまうことがあります。赤ちゃんの授乳時間を考え、授乳直後の外出は避けるようにしましょう。
できるだけ人混みを避ける
外に出ると風邪を引いた人などと接触する可能性があります。新生児の赤ちゃんは抵抗力が弱いので人混みは感染症にかかるリスクが高まります。新生児の赤ちゃんと外出する場合は、公共交通機関などの利用を避け、自家用車やタクシーなどを利用するようにしましょう。
紫外線対策・温度調節対策をしておく
新生児の赤ちゃんは、まだ皮膚が薄いため、紫外線対策をしておくことが大切です。生後1か月から使える紫外線対策用のクリームなどもあまりないため、紫外線量が多い時間帯の外出はできるだけ控えることがおすすめです。外出をする場合は、午前10時~14時の間の日差しの強い時間帯を避けるだけでも紫外線対策になります。
他にも、つばの広い帽子を利用したり、ベビーカーで出かけるときは、日差しをさえぎるように日よけなどを利用するようにしましょう。
特に暑い時期は熱中症になりやすいので要注意です。
また、外出先で赤ちゃんを着替えさせるのはとても大変です。外気温や室温に合わせて温度調節ができるように洋服は必要以上に重ね着することは避け、おくるみなどで温度調節をするようにしましょう。汗をかいたあとに、外に出てしまうと体が冷えてしまうので、注意が必要です。
抱っこでおでかけする場合は、首がすわらない赤ちゃんが使える抱っこ紐を利用する
抱っこでお出かけをする場合は、首がすわらない赤ちゃんから使える抱っこ紐を使うようにしましょう。抱っこで外出をする場合、抱っこ紐がないとママの両手がふさがってしまいますね。外出するときはママの両手があいている状態で出かけるようにしましょう。
首のすわらない赤ちゃんの抱っこをする場合、家以外のところで抱っこをするのは大変なことがあります。赤ちゃんと初めて外にお出かけする前に家で練習しておくと、スムーズに抱っこすることができるのでおすすめです。
新生児の赤ちゃんと外出するときの持ち物とは?
家にいるときは、周りにすべてのものがそろっていますが、必要なものを忘れてしまうとママが困ってしまうことがあります。新生児の赤ちゃんと外出するときは、外出先で困らないようにしっかり準備をしてから出かけるようにしましょう。
新生児の赤ちゃんと外出するときに準備しておくものリスト
赤ちゃんと外出するときは、外出先で困らないようにしっかり準備をして出かけるようにしましょう。おむつは、新しいおむつに換えた直後に汚してしまうこともあります。短時間の外出でも数枚用意しておくことをおすすめします。
- 授乳ケープ(母乳のママの場合)
- ミルク
- 哺乳瓶
- お湯
- おむつ(数枚)
- おしりふき
- 着替え
- タオル
- 母子手帳
- 保険証
- ビニール袋(おむつを入れたり、服を汚したときに入れる用)
- お気に入りのおもちゃ
- おくるみまたはバスタオル(温度調節用)
外出先から戻ったら
外出から戻ったら、赤ちゃんの様子を観察していつもと違うところがないか確認しましょう。お出かけからもどってきたら、水分補給や授乳をするようにしてください。
新生児の赤ちゃんにとって外出は体力を消耗します。お出かけから帰ってきたら、赤ちゃんをゆっくり休ませてあげるようにしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんが産まれると、ママも外出する機会が減ってしまうので、お出かけしたいと思うこともありますね。でも、新生児の赤ちゃんは抵抗力がなく、温度調節も苦手なのでできるだけ外出は控えるようにしましょう。
1か月健診で、ママと赤ちゃんと2人で出かけるときは人混みを避け、また日差しの強い時間帯や授乳直後の外出は避けましょう。
赤ちゃんとのお出かけは、赤ちゃんも負担になりますが、ママもけっこう大変です。首がすわってしっかりしてくると、楽しくおでかけができるようになります。それまでは不要な外出は避けることをおすすめします。
今回ご紹介した内容は一例なので、新生児の赤ちゃんとお出かけする場合は、季節なども考慮し、赤ちゃんの体調やママも体調をみながら、無理のないように計画してくださいね。