乳児の寝かしつけコツ9選!これが理由かもチェックして欲しい10コの原因
B!
赤ちゃんの寝かしつけは、ママにとってとても大変なことです。
「●時までには寝かせたいのに…」
「お昼寝はすんなりするのに夜は全然寝てくれない…」
「寝ぐずりがすごくてイライラしてしまう…」
など、寝かしつけの悩みはとても多いです。今回はどうして寝かしつけが大変なのか、その原因や解消方法、寝かしつける10個のコツなどをご紹介します。
赤ちゃんが上手く眠れないのには理由があった!?10の原因&解決策をご紹介!
赤ちゃんは、しゃべることができないので、「おなかがすいた」「おむつが濡れて気持ちが悪い」「痛い」「かゆい」「眠いのに眠れない」など泣くことでママに伝えようとしています。でも、言葉で教えてくれるわけじゃないので、なんで泣いているのかわからないので、イライラしてしまうことがあります。
赤ちゃんが泣いている原因とその解決策をご紹介しますので、なかなか赤ちゃんが泣き止まないときは、以下のことを確認してみましょう。
【1】赤ちゃんの体内時計は大人とは違う?
多くの大人は朝起きて、お昼になるとお腹が減ってきて、夜になると眠くなるという体内時計がきちんと働いていますが、新生児の赤ちゃんはまだ朝昼晩の体内時計が完成されていません。
24時間で行動する大人とは違い、時間は関係なく好きな時に起きて、好きな時に寝るのです。これを「ウルトラディアンリズム」というそうです。
生後2ヶ月頃になると少しずつ体内時計が整ってきますが、まだまだ未熟です。3~6ヶ月頃になると「朝日を浴びると起きて夜になると眠くなる」といったように体内時計が徐々にできあがってきて、寝かしつけも少しずつ楽になってくるでしょう。
人間の体内時計は1セット25時間と言われておりますが、1日は24時間なので多少のズレが生じてしまいます。しかし、人には「リセット機能」が存在し、それは太陽の光を浴びることで体内時計をリセットすることができるのです。
2歳になる頃までは、まだまだこのリセット機能が未熟と言われているため、体内時計のズレにより脳や体が混乱し、寝ぐずりや夜泣きに繋がるそうです。
7時までに赤ちゃんを起こして太陽光を浴びさせることで、体内時計のリセット機能が働きます。また、メラトニンという「睡眠ホルモン」が、リセットから15時間後に多く分泌されるようになり「朝は起きて夜は眠くなる」といった規則正しい生活を少しずつ送ることが出来るようになるのです。
赤ちゃんの体内時計を狂わしてしまう原因とは?
私達は体内時計がしっかりしているので気になりませんが、赤ちゃんにとって体内時計を狂わしてしまう行動があります。
もしかしたら、それが原因で赤ちゃんの体内時計を乱し、夜眠れないのかもしれません。以下に体内時計を乱す原因をまとめたのでチェックしてみましょう。
- ①朝8時過ぎても起こさない
- ②寝るのが遅い
- ③寝かせたあとも電気をつけたままにしている
- ④お風呂の時間が遅い
- ⑤日光を浴びせていない
- ⑥夜泣きをしたら明るい部屋に連れていく
- ⑦スマホなどを使って寝かしつけている
これらは赤ちゃんの体内時計を乱す原因になり、体内時計が整わないことで、いつまで経っても夜眠れない子になってしまいます。
- 朝は前日どんなに遅くても7時までに起こす。
- 光などの刺激は夜は避ける。
など朝と夜をしっかり区別できるようしてあげてください。
また1日のタイムスケジュールを作ることも大切。朝起きる時間、朝ごはんの時間、お散歩の時間、お昼寝の時間、と毎日規則正しく繰り返すことで、1日のリズムができて体内時計も安定してくるでしょう。
【2】赤ちゃんのレム睡眠とノンレム睡眠の間隔について知っておこう
出典:watakei.com
深い眠り=ノンレム睡眠
浅い眠り=レム睡眠
このようになっており、このノンレム睡眠とレム睡眠は、大人は90分間隔で交互に繰り返し、赤ちゃんの場合は50分くらいといわれています。
またノンレム睡眠とレム睡眠の割合ですが、大人は「ノンレム睡眠75%・レム睡眠25%」で、2歳になる頃までは「ノンレム睡眠50%・レム睡眠50%」ほどになっています。
つまり、大人と比べて赤ちゃんは、眠りは浅くなりがちだということ。
「やっと寝てくれたのにもう起きた!」
「布団に寝かせたら起きてしまった!」
というのは寝かしつけあるあるですが、それはまだ赤ちゃんがレム睡眠の状態だからです。ではどのような状態がノンレム睡眠なのか?レム睡眠なのか?その特徴をご紹介します。
ノンレム睡眠の特徴
- 呼吸が深い
- いびきをかいている
- 腕を持ち上げるとだらんと脱力する
- 舌が上あごにくっついている
レム睡眠の特徴
- 物音を立てると反応する
- 寝返りを打つ
- 寝言を言う
- 目を開ける時がある
個人差があるのであくまでも例えです。
ポイントとしてはレム睡眠のときは起きやすいので、できるだけ物音などを立てず静かにしましょう。ノンレム睡眠になるまで抱っこでゆらゆらし、赤ちゃんが目を開けた時にママがそばにいないと不安で泣いてしまうので、いっそのこと一緒に寝てしまうのがベストです。
【3】おむつは濡れていない?お腹は減っていない?
とても基本的なことではありますが、おむつが濡れていると赤ちゃんは気持ち悪くて泣いてしまいます。まだ膀胱におしっこを溜めておく機能が未熟なので、いつでもどこでもおしっこしてしまう赤ちゃん。寝かしつける前には、おむつを取り替えてスッキリした状態にしてあげましょう。
また、寝かしつける2、3時間前の授乳はやめ、寝る前にたっぷり授乳できるようにしましょう。お腹がいっぱいになるので赤ちゃんも眠たくなるはずです。飲ませた後はゲップをしっかりさせて、お腹が張ったままの状態にしないでおくと気持ちよく眠れるでしょう。
【4】精神的なもので眠れなくなることも!
まだいろいろなことが刺激的に感じる赤ちゃん。高い高いをした、いつもと違う環境で遊ばせた、子どもを預けた、寝る前に激しい遊びをしたなどなど、赤ちゃんにとって刺激的な一日を過ごすと、なかなか寝つかなかったり寝ている時に思い出して泣いてしまうことがあります。
これは成長過程においてなくてはならないことなので、仕方ないと割り切るしかありません。ブルーライトやテレビの光も赤ちゃんにとっては刺激が強いので、寝る数時間前にはテレビを消して赤ちゃんとの遊びも静かに過ごすようにしましょう。
また、寝る前のスキンシップも赤ちゃんの精神的な不安を緩和できる方法です。ベビークリームを使ったベビーマッサージや、歌を歌いながら触れ合ったり、本を読んであげると、赤ちゃんも気持ちが落ち着くので寝かしつけも楽になり、ママのストレス軽減にも繋がります。
【5】部屋の温度は暑すぎない?寒すぎない?
赤ちゃんにとって適切な温度は夏が26~28℃、冬が22~23℃と言われています。湿度は40~60%で湿度が下がりすぎる体調を崩す危険があります。温度と湿度調節をしっかりしておきましょう。
温度調節をしっかりしないことで赤ちゃんにとって不快な環境になってしまい、寝つきが悪くなってしまうことがあります。また部屋の温度というのは天井付近、床付近、中央、壁際と温度が違う場合があります。
赤ちゃんの近くに温度計を置くことが、温度調節を正しくおこなうためのポイントです。クーラーが寝室にない場合は、赤ちゃんの服装や寝具の素材などに気を配るようにしましょう。
【6】周囲の音や部屋の明るさは大丈夫?
眠りが深い赤ちゃんでも、声や物音にとても敏感です。また、光にも敏感なので、寝かしつける時は真っ暗な状態にし、カーテンも遮光カーテンなどを利用すると良いでしょう。真っ暗にすることで睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促すことが出来るので、自然に眠くなるはずです。
音や光を遮断することで、赤ちゃんは寝ることに集中できます。そして、寝かしつけの2時間前にはブルーライトやテレビの光などは見せないようにし、オレンジ色のライト(白熱灯)の光で過ごしましょう。
白熱灯は安らぎ効果があるので、赤ちゃんを落ち着かせることができます。また、お昼寝の時は明るい状態のまま寝かしつけをし、夜はしっかり暗くして寝かしつけることで、日中と夜の区別がつくようになり、夜の睡眠時間を増やすことができます。
【7】お昼寝のしすぎも原因のひとつ
赤ちゃんといえばお昼寝ですが、お昼寝のし過ぎも夜の睡眠に影響を与えることがあります。いつまでもお昼寝をさせるのではなく、キリのいいところで切り上げると良いでしょう。
- 3~4ヶ月:朝1時間、昼2~3時間、午後1時間
- 5~6ヶ月:朝1時間、午後2~3時間
- 7~8ヶ月:朝1時間、午後2時間
- 9ヶ月~1歳すぎ:午後2時間以内
こちらが月齢ごとの目安となっています。
お昼寝のタイミングですが、朝のお着替えや授乳のあとに1回、お昼ご飯を食べたあとに1回、17時前までに1回と言ったように、夜9時頃には眠れるように逆算しながらお昼寝させるといいかもしれません。
お昼寝を切り上げるさいは、寝返りを打った時に優しく揺すって名前を呼びながら起こしたり、好きなテレビなどをつけるとその音に反応してスムーズに起きてくれます。また夕寝は17時以降はしないようにすると、自然に9時頃には眠くなると思います。
【8】便秘
赤ちゃんの排便の回数は個人差があるため、1日の排便回数で便秘かどうかを判断することは難しいのですが、「おなかが張っている」「いつもより排便の回数が減っている」「ミルクをあまり飲まない」のようなことが思い当たる場合は、便秘の可能性があります。赤ちゃんのおなかをマッサージをしたり、綿棒浣腸を行ってみましょう。ただし、綿棒で刺激する場合は、綿棒にベビーオイルなどをつけ、あまり強く刺激をしないように注意しましょう。
【9】眠くない!
8ヶ月頃になると少しずつ赤ちゃんも体力がついてくるので、1日中家で過ごしたり、あまり動かない場合は、疲れていないので眠れない場合があります。8ヶ月過ぎた頃にはハイハイが出来るようになる子が増えてくるので、日中ハイハイをさせたり、歩けるような1歳を過ぎた子はお散歩をするなどしてたくさん遊ばせましょう。
たくさん遊んだ日は疲れて夜の寝付きも良くなるはずです。寝かしつける前の激しい運動は、目が冴えてしまうので注意が必要です。
【10】寝室におもちゃが置いてある
遊ぶことが大好きな赤ちゃん。寝室におもちゃが置いてあると、赤ちゃんは遊びたくて仕方ありません。遊ぶ部屋と寝室を同じにしてしまうと、赤ちゃんは遊んでくれると勘違いしてしまう場合があります。
おもちゃなど赤ちゃんの気が散ってしまいそうなものは寝室には置かないようにし、「寝る以外することがない」という状態にしておくことがポイントです。遊ぶ場所と寝る場所はしっかり分けておけば、寝室に行くだけで寝るスイッチが入りやすくなります。
2,赤ちゃんを簡単に寝かしつけるコツ9選!
【コツ1】入眠儀式を作る(ルーティンを作る)
上記でも説明しましたが、赤ちゃんは体内時計が未熟なので生活リズムなんてありません。そのため「もう少しで寝る時間」という入眠儀式を作って、赤ちゃんにも身体で覚えてもらう必要があります。
例えばですが
- ①夕飯の後にお風呂に入る
- ②お風呂の後にベビーローションでマッサージ
- ③絵本を読んだり静かにスキンシップを取ったりする
- ④寝ることを伝えて寝室へ
という感じで、寝るまでの流れを作るのです。毎日同じことを繰り返すことで、赤ちゃんも「そろそろ寝る時間なんだ」と反射的に感じるようになります。
赤ちゃんは日中寝ていることが多いので、昼寝と就寝の時間(部屋を暗くして寝る・布団に入って寝る)をしっかり区別できるようになれば、寝かしつけの時間も短くなりますし、起きる時間も少なくなってくるはずです。
パパがいるときは入眠儀式ができない、というご家庭もあるかと思いますが、入眠儀式に慣れるまではパパにもしばらく協力してもらい、家族で規則正しい生活リズムを作れるといいですね。
【コツ2】寝たふりをする
日中いっぱい遊んでも、部屋を暗くしてトントンしても、子守唄を歌っても赤ちゃんは寝ないときは寝ません。「どうして寝てくれないの!」と困ってしまう方は多いと思います。
そんなときは寝たふりもオススメ。「ママもパパも寝てるから寝なくちゃ…」と思って、赤ちゃんも自然に寝てくれるかもしれません。
元気でやんちゃな赤ちゃんはママにかまってもらいたくてママの上に乗ってみたり、顔を叩いたり、泣いてみたりするかもしれませんが相手にしてはいけません。次第にママがかまってくれないことを理解し、あきらめて寝てくれるでしょう。
寝たふりしている間に、ママも本当に寝てしまうことがあります。「化粧落とし忘れた!」「食器洗ってない!」など、気になることがあるとストレスになるので、やらなくてはいけないことは全部終わらせてから寝かしつけるようにすると良いですね。
【コツ3】おしゃぶりに頼る
眠くなると口が寂しくなってしまう赤ちゃんも多いようです。赤ちゃんは何かを吸うことで脳のリラックスホルモンを多く分泌し、安心すると言われています。指しゃぶりをしながら寝る子や、タオルを吸いながら寝る子は、不安を解消しているということですね。
暗い寝室に不安を感じているのかもしれません。そんなときはおしゃぶりに頼るのも1つの方法です。おしゃぶりをすることで赤ちゃんは安心し、寝かしつけの時間が短くなるかもしれません。
しかし、おしゃぶりが嫌いな赤ちゃんもいるので、嫌がっているところに無理やりおしゃぶりを口に入れないようにしましょう。また、おしゃぶりは口に入れるものなので、常に清潔な状態にしておくことが大切です。
おしゃぶりについては次の記事もご参照下さい。
【コツ4】トントンしてあげる
ほとんどのママが実践している、優しく身体をトントンして寝かしつける方法です。うつ伏せの状態でも、仰向けの状態でも良いのですが、一定のテンポでトントンすることがコツです。諸説あるのですが、お腹の中で聞いていたママの心臓の音や振動に似ているから赤ちゃんは安心し、眠くなりやすくなるのだそうです。
大人でも電車や車の中で眠くなったりしませんか?一定の音や振動というのは眠気を誘う効果があるので、それで赤ちゃんも眠たくなるんだとか。少し強めにトントンしてあげることで、赤ちゃんもその振動や音に集中でき、眠りを誘います。スピードは心臓の音と同じくらいで早すぎないようにするといいでしょう。
【コツ5】抱っこでゆらゆら
抱っこすることでママやパパと身体が密着し、心臓の音なども聞こえるので安心できるようです。添い寝ではなかなか寝ないのに、抱っこだとすぐ寝るパターンが多いのはこのため。密着度が全然違います。一定のリズムでゆらゆらすることで、更に眠りにつきやすくなります。
そうはいっても赤ちゃんは重いですよね。赤ちゃんは全体重をママに預けているため、ずっしりと重く感じます。ママの体力などを配慮し、きついときは抱っこ以外の他の方法を選ぶのも手かもしれません。また抱っこ紐などを使って寝かしつけるのも良いでしょう。
また、抱っこでゆらゆらの代わりに「バウンサー」という手もあります。
寝かせたまま、ゆらゆら揺らせる育児グッズで、手動で揺らすタイプと電動で自動で揺れるタイプがあります。どちらも直接抱っこする必要がないので、ママの負担はだいぶ軽減されるでしょう。
ただ、バウンサーは相性の良し悪しが大きく、赤ちゃんによっては全く受け付けなかったりします。お店に行って寝かせてもらったり、レンタルして実際に体験してみてから、購入するかどうか検討した方が良さそうです。
【コツ6】落ち着く音楽や、赤ちゃんが気に入る音を聞かせる
静かでゆっくりとした音楽を聞くことで、心がリラックスし眠気を誘います。赤ちゃんだけでなくママの気持ちも落ち着いてくるので、イライラした時などにおすすめです。ボリュームは小さくし、ママの心臓の音が聞こえるように、左側に赤ちゃんを寝かせると効果的だそうです。ママがリラックスが赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんも安心してくれるはずです。寝た後もしばらく流し続けると良いでしょう。
また、赤ちゃんが気に入る音を聞かせるのもオススメ。例えば、テレビ放送が終了したあとのザーという音。画面が砂嵐のようなので、砂嵐とかホワイトノイズと呼ばれている場合もあります。この音は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で聞いていた音に似ていると言われていて、この音を聞くと安心して寝てくれる赤ちゃんがいるようです。
YouTubeなどの動画サイトで検索すると、いろいろと探すことができますので、気になったら試してみましょう。
【コツ7】おくるみをしてみる
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で丸くなっていたので、手が自由になると怖くて上手に眠れない赤ちゃんがいます。新生児のときに、赤ちゃんが怖がらないように身体にガーゼをかけて沐浴をしますが、理由はそれと同じです。
おくるみ(ガーゼ素材が使いやすかったそうです)で赤ちゃんを、軽くくるんでから寝かせてみましょう。手が自由にならず固定されることで安心できる場合があります。ただし、暑すぎると暑さが不快になってしまうこともありますので、室温にも注意してください。
また、赤ちゃんが寝付く時にビクっと反応することありませんか?それをモロー反射といい、それにびっくりして起きてしまう赤ちゃんも多いです。そんな時に活躍してくれるのがおくるみです。
寒いときのためだけにあると思っているママも多いようですが、おくるみはモロー反射を軽減してくれるアイテムなのです。ぐるぐる巻きに巻いても効果はあるようですが、しっかりとしたおくるみの巻き方もあるようなのでご紹介します。
こちらの動画はバスタオルで行っているおくるみのやり方です。
https://youtu.be/Fmhi_dSyWwU
【コツ8】赤ちゃんをお腹の上に乗せるラッコ抱き
夏はちょっと暑いですが、ママのお腹の上で抱っこをすると安心してくれる赤ちゃんがいます。新生児のときは、お腹の中でママの心臓の音や血液が流れる音を聞いているので、聞き慣れたママの心臓の音で安心するのかもしれません。
抱っこなら寝るのに…というお子さんをお持ちの方には有効な方法です。もしかしたら心臓の音やママのぬくもりが好きなのかもしれません。しかし、この方法はお腹の上から下ろすと起きてしまうと可能性があります。
この方法を使うときはママも一緒に寝てしまうといいでしょう。家事などすべて終わらし、赤ちゃんと一緒に寝る環境を作ってから寝るとママも安心して眠れるはずです。
【コツ9】眉間にのの字を書くorおでこ目にかけて上から下になで続ける
額から目にかけて上から下に撫でたり、眉間にのの字を書いたりすることで反射的にまぶたが閉じ、また開き、を繰り返します。まぶたが徐々に重たくなることで、自然にまぶたが閉じやすくなります。
「あなたはどんどん眠くなるー」と5円玉を紐に付けて振る催眠術(?)のように目が疲れることで、まぶたが重くなり、眠気を誘うのと同じ効果があるようです。これは3歳のお子さんにも効果があると言われているので、長期的に使うことが出来る寝かしつけ法です。
寝かしつけのときには注意が必要!揺さぶられっ子症候群について
よくニュースなどで取りあげられることの多い「揺さぶられっ子症候群」。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんを過度に揺さぶることで起きる事故で、眼底出血やくも膜下出血などの頭蓋内出血、脳挫傷などを負わせてしまう可能性があるのです。脳や神経に対して重症を負わせてしまった場合は将来、運動機能や発達の障害が残ることがあります。
最悪の場合は死に至るケースも…。
ぐったりと脱力している・顔色が悪い・痙攣・呼吸がいつもと違う・ミルクも飲まない・おっぱいやミルクを飲まず長時間ずっと寝続けているといった症状がある場合は、揺さぶられっ子症候群のダメージが大きい可能性があるため、急いで病院に連れて行くようにしましょう。
早期の処置が、後遺症を残さない鍵になるはずです。抱っこで寝かしつけをしている時、どうしても寝付きが悪いとイライラしてしまい強く揺らしてしまうことがあると思いますが、死亡につながる危険性があるので十分注意しましょう。
具体的な事例は以下のとおりです。
- 頭部を2秒間の間に5、6回程激しく揺らす
- 身体を10秒間の間に5,6回激しく揺らす
- 高い高いを何度も繰り返す
- 急に持ち上げてゆっくり下ろす
寝かしつけに疲れてしまったら休息を!寝かしつけは家族で協力し合おう
赤ちゃんの寝かしつけに苦労するのは体内時計が未熟であること、レム睡眠やノンレム睡眠が関係していることなど、様々な要因があるとわかっていただけましたでしょうか。
まず、寝かしつけをスムーズに行えるように、赤ちゃんの体内時計を大人が整えてあげる努力が必要です。そうすることで寝かしつけが、徐々にですが短時間で行えるようになってきます。
また寝かしつけには個人差があり、すぐ眠りについてくれる子もいれば眠るのが上手ではない子もいます。いろいろな寝かしつけ方法を試してみて、その子にあった寝かしつけを見つけだすことが大切です。
「寝かしつけ」はその大変さを理解できない家族が多いかもしれません。
- 何時には寝かしつけたい。
- この後に家事をしなくてはいけない。
- 明日早いんだから早く寝て…。
など、ストレスが溜まりやすいものです。
また、産後はホルモンバランスが崩れることによって、産後うつなどにもなりかねません。寝かしつけは「ママの仕事」というイメージがあると思いますが、寝かしつけに疲れてしまったら、家族の誰かを頼ることも大切です。
一番はパパでしょう。パパも寝かしつけができるように、小さいうちから寝かしけに参加する習慣ができれば、パパだけでも寝かしつけられるようになれるはずです。「産後うつになるかも!」などの情報もしっかり伝えて、家族で寝かしつけできる環境を整えられたら良いですね。