離乳食でうどんはいつから使える?離乳食の初期・中期・後期で使える量は?塩分は大丈夫?
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離乳食初期(ゴックン期)は、おかゆからスタートしますが、うどんはいつ頃から食べさせてもいいの?とか麺に含まれている塩分は大丈夫?など、特に離乳食初期(ゴックン期)~中期(モグモグ期)の赤ちゃんにあげるときは、量や塩分も気になりますよね?
そこで、離乳食でうどんはいつから使えるのか?離乳食でうどんを与えるときの量、気になる塩分などについてご紹介します。
うどんの材料の「小麦粉」のアレルギーは大丈夫?と不安になってしまうママもいると思います。万が一離乳食で赤ちゃんにアレルギー症状が出てしまったときの対処法やパパやママが小麦粉アレルギーだった場合は子どもに遺伝するのかなど、小麦粉アレルギーについてもご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
離乳食でうどんを使えるのはいつから?
離乳食でうどんを使う場合は、離乳食初期後半の6か月を過ぎてから使うようにしましょう。離乳食を始めてすぐにうどんを使わないほうがいい理由は、「小麦粉アレルギー」がある赤ちゃんがいる可能性があるためです。
小麦粉アレルギーについてはのちほど詳しくご紹介しますが、「小麦粉」を使ったうどんやパンなどを離乳食として使う場合は、赤ちゃんの体調をみながら少量ずつ始めるようにしてください。
離乳食で使ううどんは、ゆで麺?乾麺?冷凍麺どれがいいの?
赤ちゃんの離乳食にうどんを使う場合は、乾麺は茹でたり、煮込んだりするとクタクタに柔らかくなりますが、ゆで麺や冷凍麺に比べて、麺に含まれている塩分が多めです。ゆで麺や冷凍麺は乾麺に比べると麺に含まれている塩分は少なめですが、長い時間茹ででもけっこう麺がしっかりしていることがあります。
柔らかさだけを考えると、乾麺がおすすめですが、しっかり塩分を抜かないと赤ちゃんにとって負担になってしまいます。離乳食でうどんを使うときはしっかり水にさらすなどをして、塩分を抜いてから使うようにしてください。
麺に含まれている塩分に注意する
上記の項目でうどんに含まれている塩分のお話をしましたが、うどんは、小麦粉に塩を混ぜてこねて作りますね。つまり、うどんには麺の中に最初からかなりの塩分が含まれているんです。
強い塩分は赤ちゃんの負担になってしまいますので、離乳食でうどんを使うときは必ず塩分を抜いてから使うようにしてください。
離乳食に使える塩を使わずにつくられた乾麺も
赤ちゃんの離乳食は、たくさん作るわけではないので塩抜きはちょっと大変というママは、塩を使わずに作られた無塩うどんも販売されています。乾麺なので使いたいときに使いたい分だけ使うこともできますし、製造過程で塩が使われていないので、離乳食で使うときもそのまま使うことができます。
<はりま製麺 無塩うどん>
このうどんは塩を使わずお湯を使って捏ねるという製法で作られています。大人は普通にうどんとして食べることもできますし、少しだけ取り分けで離乳食にすることができるので、大人用の食事と一緒にうどんを作りたいときに便利です。
離乳食でうどんを使う場合の量の目安
離乳食でうどんを使う場合は、以下の量を目安にしてみてください。
<離乳食初期(6か月ころ)>
アレルギー予防のため、離乳食初期の後半(6か月)から様子を見ながら少しずつ始めましょう。
<離乳食中期(7~8か月ころ>
中期の前半(7か月ころ)は、35gくらい
中期の後半(8か月ころ)は、55gくらいを目安にしてみてください。
<離乳食後期(9~11か月ころ>
後期の前半(9~10か月ころ)は、60gくらい
後期の後半(10~11か月ころ)は、90gくらい
たくさん食べられる赤ちゃんもいますし、食の細い赤ちゃんもいます。量はあくまでも目安にして、赤ちゃんが食べられる量をみながら調節するようにしてくださいね。
うどんを使った離乳食レシピ
うどんを使った離乳食のレシピをご紹介します。上記の項目でもご紹介しましたが、無塩の表示のないうどんには、塩分が含まれています。離乳食の初期や中期でうどんを使う場合は、必ず塩分を抜いてから調理するようにしてください。
離乳食初期(6か月ころ) 白菜うどん
材料
白菜 葉の柔らかい部分を少し
だし 花かつお 1つまみ
熱湯 10cc
作り方
1. うどんは短くきり、白菜の葉の部分と一緒にゆでます
2. くたくたになったらすり鉢ですりつぶします
3. コップに花かつおを入れ、熱湯を注ぎ2~3分待ちます
4. 小鍋にすりつぶしたうどんと白菜を入れ、3で作っただしを少しずつ入れてのばします
5. 弱火で少し煮たら完成です
引用:https://cookpad.com/recipe/907929
※離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに上げる場合は、裏ごしをしてあげると口当たりがなめらかになって、食べやすくなりますよ。
うどんは、離乳食の初期から使うことができますが、うどんを離乳食で利用する場合は赤ちゃんが6か月を過ぎてから使うようにしましょう。
離乳食中期(7~8か月ころ)白身魚とキャベツのうどん
材料
白身魚 10g
キャベツ15g
だし 1/4カップ
水どきかたくり粉 少々
作り方
1. 白身魚はゆでて水けをきり、骨と皮を取り除いて指先でこまかくほぐします
2. 下ゆでしたうどんはみじん切りにして小鍋にだしとお湯大さじ2を合わせて火にかけ、柔らかく煮てすり鉢ですりつぶします
3. キャベツはゆでて水けをきり、たて、よこにみじん切りにします
4. 2の鍋にキャベツと白身魚を加えて軽く煮たら最後に水どきかたくり粉を少々加えてとろみをつけます
※白身魚はそのまま離乳食に使うとボソボソとした食感で食べにくいので、かたくり粉でとろみをつけると食べやすくなりますよ。
引用:主婦の友社 「離乳食大全科」より
離乳食後期(9~11か月) うどんと野菜のグラタン
材料
かぼちゃ 30g
玉ねぎ 5g
ブロッコリー 5g
ホワイトソース 大さじ1
粉チーズ 適量
作り方
1. うどんと野菜は食べやすい大きさに切ります
2. 耐熱容器に野菜とうどんを入れ、大さじ1の水をふりかけてラップをして、600Wの電子レンジで1分半加熱をしてやわらかくします(レンジは家庭により性能が異なりますので、様子をみて加熱してください)
3. 上からホワイトソースと粉チーズをかけ、オーブントースターで焦げ目がつくまで加熱します。
引用:https://cookpad.com/recipe/5039065
離乳食とアレルギー対策
赤ちゃんに食物アレルギーがあった場合、発熱や発疹、嘔吐や下痢などの症状が起きる場合があります。赤ちゃんに離乳食をあげるときに、1度に複数の食材を増やしてしまうと万が一食べ物にアレルギーがあった場合、アレルゲン(アレルギーの元になっているもの)を特定することが難しくなってしまいます。
離乳食のスタートはおかゆから始め、慣れてきたら比較的アレルギーの少ない野菜などから種類を増やしていきましょう。種類を増やす場合は、必ず1種類ずつにして、体調の変化に注意しながら増やすようにしてください。
アレルギー対策のために他の食材を増やすときは時間に余裕があるときにする
新しい食材を増やすときは、アレルギー対策のためにママの時間があるときにしましょう。下痢や嘔吐などの症状が出た場合は、医療機関を受診したほうがよいので病院の診療外(夕方や、土日、祝祭日など)も避けるようにすると安心できますね。
アレルギーがあったときは離乳食の進め方はどうすればいいの?
特定の食材にアレルギーがあった場合は、病院の先生や保健婦さんなどに相談しながら離乳食を進めるようにしましょう。大きくなるとアレルギー症状がやわらいでくることもありますので、ママが落ち込んだり、不安になりすぎないことも大切ですよ。
小麦粉アレルギーだった場合はどんな症状が出るの?
赤ちゃんが離乳食を始めると赤ちゃんにアレルギーがあったらどんな症状が出るのか、もしアレルギー症状が出た場合は、どんな対応をすればいいのか不安になるママもいると思います。
うどんの主成分の小麦粉にアレルギーがあった場合、どんな症状があるのか、またアレルギー反応が出てしまった場合はどのような対応をすればいいのかについてご紹介します。
小麦粉アレルギーの症状
小麦粉だけに限らないのですが、食物アレルギーがあった場合は体にさまざまな変化があらわれてきます。
2. 目が腫れる
3. 湿疹やじんましんのような発疹が出る
4. 発熱
5. 下痢
6. 嘔吐
離乳食を食べる前は特に異常がなかったのに離乳食を食べ始めてから上記のような症状があらわれたら、すぐに離乳食を中止してください。
アレルギー症状があらわれたら
まずは、口のまわりについているたべものをふき取り、口の周りを清潔にしてあげましょう。軽い症状であれば拭いてあげるだけで症状が治まってくることがあります。いつもと比べてご機嫌が悪い、嘔吐、発疹などの症状がある場合は、医療機関を受診するようにしましょう。そのときに、何を食べたのかを病院の先生に伝えるようにしてくださいね。
食物アレルギーは遺伝するの?
パパやママに食物アレルギーがある場合、子どもにも遺伝してしまうのではないかと心配になりますよね。食物アレルギーは、環境などの後天的なものが原因となるため親が小麦アレルギーの場合、子どもも小麦アレルギーになるというような遺伝の仕方をすることはありません。
ただし、アレルギーになりやすい体質は子どもに遺伝することもあります。
まとめ
初めての食材をためすときは、赤ちゃんが食べてくれるかな?アレルギーは大丈夫かな?など、ママもドキドキすることがありますね。小麦粉はアレルギー症状を起こす人が多い食材の1つなので、離乳食でうどんを使うときは、赤ちゃんが6か月を過ぎてから使うようにし、初めて使うときの量はあまり多く与えないようにしてください。
また、うどんは一般的には塩と小麦粉を混ぜて作られています。離乳食初期~中期の赤ちゃんの場合、塩分は体の負担になってしまいますので、うどんを使う場合はしっかり塩分を抜いてから使うようにしてください。
万が一、アレルギーの症状が出てしまった場合は、離乳食を中止して口の周りを清潔にしてあげましょう。発熱、嘔吐、下痢などの症状がある場合は、自己判断せずに病院で診てもらうようにしてくださいね。
うどんを使ったレシピをいくつかご紹介しましたが、うどんときなこを合わせたり、甘い食材と合わせても、赤ちゃんが喜んで食べてくれることがあります。野菜や肉、魚などとも合わせやすい便利な食材なので離乳食で上手に活用してみてくださいね。
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