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子供を伸ばす褒め方8つのコツとよくある失敗褒め方5パターン

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「褒める子育てが良いと分かっているけど、褒め方が分からない…。どんな時に褒めたら良いか分からない…。」

というように、子供を「褒めて育てたい」と思いつつも、「褒めることは難しい」と感じる人も多いようです。

そこでこのページでは、「子供を褒める効果」「伸ばす褒め方」「ダメにする褒め方」など、子供の褒め方について徹底的に解説していきます。

そもそも褒めるって何?褒める子育ての3つの効果とは?

「褒める子育てが良い」とはよく聞きますが、そもそも「褒める」ことで子供にどんな影響があるのでしょうか?

ここでは、子供を褒めることで得られる3つの効果をご紹介します。

褒めることで自信がつく!

褒める子育てが勧められている理由の1つが「子供に自信をつけさせること」です。一番身近で大切な存在である親に褒められることで、「やればできる!」という自信を持つことができます。そして、子供は自分のやっていることに自信を持って取り組むことが出来るようになるでしょう。

自己肯定感を育むことができる!

自己肯定感とは「自分は価値のある人間だ」「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」など、自分を肯定している感覚のことです。親に褒められることで、子供の自己肯定感が育ちます。
自己肯定感が高い人間は自信があるので、仕事や恋愛など、何にでも果敢にチャレンジ出来るようになるでしょう。自己肯定感が低い人間はその逆ですね。現代では行動する前から諦めてしまうような、“自信のない子供”が増えているそうです。

やる気が出る!意欲的に行動できる!

女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手をご存知でしょうか?彼女を勝利へと導いた小出監督は、常に高橋選手を褒めていたそうで、金メダルの背景にはその影響もあるようです。東京女子医科大学・医学博士の出村博教授のお話しでは…

「ほめられることによって、脳からやる気を出すホルモンが分泌され、積極性や活力を生み出した結果だと思われる。」

とのことで、これは子供も同じこと。褒められる事で子供のやる気はUPし、意欲的に行動することが出来るようになるでしょう。

このように、褒める子育てには、子供をプラスに導く大きなパワーがあるようです。

子供をダメにする褒め方、よくある6パターン!

しかし、褒め方次第で子供が良くなることもあれば、反対に悪くなることもあります。人間は調子のることで活動的になりますが、調子の乗りすぎは人間の活力を逆に下げることになります。ただやみくもになんでも褒めればよいというわけではないので注意です!!ここでは子供をダメにする褒め方について、よくある5パターンをご紹介します。

【NG其の一】むやにやたらに褒める

子供を褒めようとして「スゴイね!」「偉いね!」など、乱発してしまうこともあるでしょう。しかし、むやみやたらに褒めると「おだて」になることがあります。勝っても負けても成功しても失敗しても、何でも褒めることで「自分が特別な存在」と勘違いする人間に成長してしまうことも。。。

【NG其の二】子供を操作しようとして褒める

「スゴ~イ!次はあれも出来るかな?」など、子供を操作しようとして褒め言葉を使う人もいるようです。しかし、このような褒め方を続けると、「これをしたら褒めてくれるかな?」「褒められないならやらないぞ!」というような考え方をするようになってしまいます。

【NG其の三】親の望む行動をした時だけ褒める

子供が親の望む行動をした時は褒めて、そうではない時は褒めないという褒め方もNGです。例えば、ご飯を残さず食べれたら「好き嫌いなく食べれて偉い!」、ご飯を残すと「ママがせっかく作ったのに、悪い子なんだから!」と否定するなど。このような褒め方を続けると、親の顔色を伺ってビクビク行動するようになったり、親を困らせるような行動を恐れるようになることもあります。

【NG其の四】他の人と比較して褒める

「●●ちゃんよりも上手に出来たね!偉いよ!」と他人と比較するような褒め方をすると、「人に勝てば褒めてもらえる」と思うようになってしまいます。また「○○ちゃんはもう△△が出来るんだって!真似してごらん!」と他人と比較して励ましたりするのも良くありません。そういった褒め方を続けると…、他人を見て自分に優越感を感じたり、他人を見て自分を卑下してしまう思考回路が出来てしまいます。

【NG其の五】結果にフォーカスして褒める

「90点もとれたんだ!偉いね!」などは子供を褒めたことにはならず、「褒める=評価する」になっています。このような結果にフォーカスした褒め方だと、子供にとっては「次も親の期待に応えよう」というプレッシャーになったり、“いい子症候群”になる可能性があります。“いい子症候群”というのは、親や大人の顔色を伺い、いつもイイ子に振舞おうとする子供のこと。

【NG其の六】心では思っていないのに褒める

「褒める子育て」を意識するあまり、心の中で褒める気持ちがないのに、表面的にだけ褒めるパターンも多いようです。例えば、子供がテストで70点を取ったとして、“はぁ~、せめて80点くらいは取って欲しいな”とガッカリしつつも、「7割も出来たんだね!よく勉強してたもんね~。偉いぞ!」と褒めるという形です。子供は親の気持ちを敏感に察しますので、ガッカリしている気持ちが伝わり、逆に子供を傷つけてしまうことになるでしょう。

などなど…、子供をダメにする褒め方として、よくある6パターンを紹介しました。

時にはこんな褒め方をしてしまう事もあるでしょう…、しかしこんな褒め方ばかりしていると、子供に悪影響が出るので注意したいですね。

これで大丈夫!子供を伸ばす褒め方8つのコツ

では、子供を伸ばすためには、どんな褒め方をしたら良いのでしょうか?自己肯定感を強く持て、何事にも前向きな姿勢でポジティブに考えることができるそんな人間に育ってもらうための褒め方とはどんなものかを続いてみていき、是非実践で取り入れてみてください!!子供を伸ばす褒め方8つのコツをご紹介します。

【コツ1】心を素直に表現する!

例えば、あなた自身が誰かに手料理を作った時に、「偉いね!」「また頑張ろうね!」なんて言われるよりは、「美味しい!」「ありがとう!」と言われる方が嬉しいのではないでしょうか?子供もそれと同じで、ママパパにとっての“嬉しい”“ありがとう”という気持ちを、そのまま素直に言葉にすれば、子供の心に伝わりやすいでしょう。

【コツ2】その時そのタイミングで褒める

褒めることにはタイミングも大切。「今日は上手にお絵描きできたね!よく頑張った!」と寝る前に褒められたらどうでしょう?子供はよく覚えていませんし、心にも響きません。褒めるポイントを見つけたら、その時その場で褒めてあげましょう。子供にとって褒められて嬉しい時に褒めることも大切です。

【コツ3】日常の当たり前を褒める

子供が何か特別なことをした時など、「~したから褒める」のではなく、毎日のちょっとした事を褒めると良いでしょう。特に幼児期の子供は、「眠いのに起こされる」「遊びたいのに寝かされる」「公園に行きたいのに買い物に付き合わされる」など、“親の都合に合わせている感”がある行動も多いです。「親に合わせるのは当たり前」ではなく、「親に合わせてくれた」と見方を変えれば、自然と感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。

【コツ4】1歳代くらいまでは大げさに褒める

0歳・1歳の頃は日々の成長が分かりやすいので、笑っただけでも「笑った笑った!」、立っただけでも「立った!スゴーい!」など、子供の成長を素直に喜ぶことと思います。この時期は親が大げさに褒めることで、「自分で何かできると嬉しい」「喜んでくれた」などの感情を学びます。ですので、出来た事に対して、笑顔でパチパチパチ~と拍手をするなど、親の“嬉しい”の気持ちを大げさに表現しましょう。

ただ、2歳・3歳の頃はだんだんと人の表情を読み取れるようになるので、あまり大げさな褒め方だと、「何か変だな」と感じることもあるでしょう。さらに4歳・5歳の頃になれば複雑な感情が分かってくるので、「何か裏があるのかも」「本当は喜んでいないのかも」などと勘繰るようにもなってきます。ですので、大げさに褒めるのは1歳代くらいまでと覚えておいて下さいね。

【コツ5】経過を褒める

親がやってしまいがちな褒め方として、「良い結果が出た時にだけ褒める」といったことがあるでしょう。上手くいくこともあれば失敗することもあります。“結果”だけではなく頑張っている“経過”にも注目してあげることが大切ですね。「親が自分をしっかり見てくれている」と思えば、子供は勇気を出して前進していけるものです。新しいことに挑戦する時は“結果的には失敗”になることも多いですから、経過をしっかり褒めてあげましょう。

【コツ6】注意する時は、先に褒める

「今日は○○が出来て良かった!一生懸命練習した成果が出てたね!ただ、△△の部分は間違えちゃったね。見直して練習すれば次はもっと上手に出来るよ!」というように、何か注意して励ましたいような時は、まずは先に良かったポイントを褒めることが大切です。最初に褒めてあげることで、その後に言うことを素直に聞き入れてくれやすくなります。

【コツ7】具体的に褒める

「スゴイね!」「偉いね!」「いい子だね!」など漠然とした褒め方よりも、「しっかりうがい手洗い出来たんだ!偉いね!」「お手伝いしてくれてママ大助かりだよ。いい子だね!」など、具体的に褒めてもらった方が嬉しいものです。自分のことをちゃんと見てくれているという安心感や喜びも得られますし、「次もまたやろう!」と思うようになるので、良い生活習慣を身に付けさせる為にも具体的に褒めることをオススメします。

【コツ8】心をこめて褒める

心の状態というのは顔の表情・喋り方・しぐさなど、色んなところに現れるものです。心で思っていないのに褒め言葉を言ったとしても、「本当はガッカリしてるんだな…」などと、子供は親の心を敏感に感じ取ってしまいます。ですので、子供の褒めポイントを見つけたら、喜び・愛情を持って心から褒めるようにしましょう。それが子供の自信となり、やる気アップにつながるでしょう。

などなど、、こういった褒め方を習慣づけることで、「自信がつく」「自己肯定感を育むことができる」「やる気が出る」など、子供にプラスの影響を与えることが出来るでしょう。

まとめ

以上、「子供を褒める効果」「子供を伸ばす褒め方」「子供をダメにする褒め方」についてお話しさせていただきました。

いかがでしたでしょうか?

もしかしたら「今まであまり褒めてこなかった…」という人もいるかもしれませんし、「子供をダメにする褒め方を沢山してしまっていた…」なんて人もいるかもしれません。

でも嘆く事はありません。これから改善していけば大丈夫です。

最初は難しいかもしれませんが、子供の心の成長の為にも、なるべく“子供を伸ばす褒め方”をするように心がけていきたいですね。

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