1,2歳幼児 叩かない育児の極意5ヶ条。しつけで叩くを避けるために読んでほしい話
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子どもを叩いてしまいそうになった経験はありますか?
1,2歳児の頃は言葉が分からず理屈が通じないため、「できることなら言葉で分かってもらいたい!」と思いつつも、手が出そうになることは多くの育児ママが経験することです。
しかし実は、1,2歳児の子どものしつけで『叩く』ということは、絶対にNGな行為なのです。今回はその理由や、叩かない育児の極意5ヶ条をご紹介します。
1,2歳の子どもは言葉の理解が未熟!叩くのは絶対NGである3つの理由!
1,2歳の子どもはまだまだ言葉が分かっていません。ですので、「叩いてでも分からせた方が良いのでは?」と思ってしまうかもしれません…。
しかし、叩くのは絶対にNGなのです。その理由についてお話しします。
ポイントは次の3つです。
何がいけないのか伝わらない
親がしつけと称して叩く事は、子どもに恐怖心を植え付けてしまい、考える力を奪ってしまいます。「何がいけなかったのか?」が伝わらない為に、「叩かれるからやらない」という考え方の子どもに育ってしまいます。
叩いても良いと勘違いしてしまう
子どもが他の子を叩いた時など、同じ痛みを知ってもらう為に叩いた方が良いと思うかもしれません。しかしこれは逆効果で、「悪いことをしたら、相手を叩いても良い」というメッセージを与えてしまいます。相手の心の痛みを伝える努力が必要です。
親がエスカレートする可能性がある
叩くというしつけをし始めると、今後もずっと叩くかなければなりません。子どもが痛みに慣れてしまい、さらに強く叩く…というように、親の行為がエスカレートする可能性があります。子どもは親にされたことを真似るので、他の人に乱暴することになるかもしれません。
以上のような理由により、1,2歳児の子どもを叩くというしつけ方法は絶対NGです。
1,2歳児、、叩かない育児の極意5ヶ条
1,2歳児の頃はイヤイヤ期とも重なる為、なかなか一筋縄ではいかない時期です。そんな時期でも「叩く」ことを避けるための極意を5つご紹介します。
【其の一】子どもが落ち着くのを待ってから叱るべし
子どもが悪いことをした瞬間にすぐに叱ると、子どもが感情的になり、お互いに感情がエスカレートすることになるかもしれません。ですので、子どもが落ち着くのを待つ事が大切。
子どもが悪いことをしたら、「痛いでしょ!」「危ないでしょ!」など真剣な表情で言葉がけをし、子どもの行動を止めましょう。
そして、子どもの身体を抱きしめてあげて、「○○したかったんだね!」「○○楽しいよね!」など、共感の言葉がけをして落ち着かせましょう。子どもが落ち着いたら、何がダメだったのかを、真剣に目を見て伝えましょう。
子どもが興奮してたり感情的になっている時には何を言っても聞いてくれません。落ち着いてから話をするというのがポイントです。
【其の二】何故繰り返すのか?その理由を知るべし
子どもが悪いことをしたら、いきなり叩くという親は少なく、何度も同じことを繰り返すから、つい叩いてしまうというパターンが多いです。
では何故同じことを繰り返すのか?
その理由の1つは、記憶力がまだ未熟だからです。ダメと言われた事を忘れて、自分の欲求のままに行動してしまい、結果として同じ行動をしてしまいます。
また、ママパパの気を引きたくて、同じ行動を繰り返すという理由も考えらます。普段から子どもと遊んであげていなかったりする場合によくあるケースです。
他にもう1つ、日頃から叱られ過ぎているからという理由もあります。いつも小言を言われているので、物事の良し悪しが分からなくなっているというケースです。
1番最初の理由であるケースが多いと思いますが…、もし2番目3番目のケースに該当するのであれば、親自身の態度を改める必要があるでしょう。
【其の三】子どもの反応に合った対策をすべし!
子どもを叱った時に、子どもがどんな反応をするのか?は大体パターンがあるので、その反応に合った対策をしましょう。
「ニヤニヤしたり、ヘラヘラ笑う、目を合わせようとしない」
叱られたことに戸惑っている状態で、どうしたら良いか分からない時の反応です。子どもは悪いことをした事を分かっているので、「ママ悲しいよ。○○ちゃんも叩かれたらイヤでしょ。これからは気をつけようね。」など、気持ちを伝えて短く切り上げましょう。
「癇癪を起す、泣き喚く、大泣きする」
「好きなパパ・ママに叱られた!」というショックで、自分のコントロールができない状態です。こんな時に叱ると、追い打ちをかける形になって逆効果です。抱っこしたりして落ち着かせてから、ゆっくりと言い聞かせるようにしましょう。
【其の四】叱らなくても良い環境作りをすべし!
まずはなるべく叱らなく済む環境作りをしたいですね。家の中であれば「1,2歳児に我慢させるのは成長に悪影響!?理想の対処法5選」に書いたように、触って欲しくないモノ、汚したくないモノは、子どもの手が届かないところに置きましょう。
また、叱る基準を見直すことも大切。「命に関わること」「道徳に反すること」「人を傷つけるようなこと」に絞り、それ以外は温かく見守るなど、叱る基準をシンプルにすると良いでしょう。
【其の五】親自身が心をクールダウンすべし!
普段は子どもがちょっと悪いことをしたくらいでは何ともなくても、気持ちに余裕がない時だとイライラしてしまいやすいです。
そんな時は「深呼吸して10まで数える」「水を1杯飲む」「大きな声を出す」「子どもの赤ちゃん時代の写真を見る」「夫に任せる」「好きな音楽をかける」など、自分なりのクールダウン方法を見つけて実践することをオススメします。
また、ママの負担が多くて余裕がなくなると、どうしてもイライラしてしまいがちです。そんなときはウォーターサーバーであったり、食材宅配サービスなどを有効活用して、ママの負担を減らすのもオススメです。
1,2歳の子どものしつけ、叩かない育児まとめ
以上、『叩く』ことが絶対にNGな理由や、叩かない育児の極意5ヶ条を紹介しました。
叩かない育児のために、是非実践していただけたら嬉しいです。
ちなみに、もしかしたら時には、叩いてしまう事もあるかもしれません。そのような時には、叩いたことを子どもに謝りましょう。子どもによっては「僕のことが嫌いだから叩いたんだ!」と勘違いする可能性もありますから…。
「叩いてごめんね!でも危なかったんだよ」などと、理由をしっかりと説明してあげて、「嫌いで叩いたわけじゃないんだよ。○○ちゃんのことは大好きだよ。」と安心させてあげましょう。
以上、楽しい子育てライフのご参考になれば嬉しいです。