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つわりの5大症状(吐き/食べ/よだれ/眠り/におい)と症状別対策法まとめ

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「つわり」と聞くと、ドラマの中で、妊娠した女性が「ウッ」と吐き気をもよおすシーンを思い浮かべる、という人も多いでしょう。一般的には「つわり=吐き気」というイメージが強いようです。

実際に「吐き気・嘔吐」というのは、つわりの症状NO.1で、実に7割以上の人が経験しています。

ただ、つわりの症状は千差万別で、とても個人差の大きいもの…。そして、あなたのつわりの症状に合った対策をすることが大切です。

そこで今回は助産師さんの教えを元に、吐き気・嘔吐の「吐きつわり」も含め、つわりの5大症状と、それぞれの症状別の対策法について解説します。

吐きつわりの症状と対策法

吐きつわりの症状

つわりの種類として最も代表的なのが「吐きつわり」です。

食事を食べている時以外でも、寝ても覚めても一日中吐き気に悩まされ、実際に嘔吐してしまうつわりです。匂いにも敏感になり、大好きな食べ物の匂いでも吐き気をもよおす事もあります。

妊娠初期の頃の吐きつわりの場合、食べられない時には無理して食べる必要はありません。赤ちゃんの栄養が心配になるかもしれませんが、この時期の赤ちゃんはまだ小さく、ママの身体に蓄えられた栄養で育つので大丈夫です。

ただ、水も飲めないような状態であれば、「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病的な状態になる可能性がありますから、病院に相談した方が良いでしょう。(参照:妊娠悪阻とはどんな症状?病院へ行く目安6つのポイント)

吐きつわりの対策法

吐きつわり対策の最もシンプルな方法は、「食べられる時に食べられるモノを食べる」です。朝・昼・晩など時間を決める必要もありませんし、栄養バランスも気にしなくて良いでしょう。

ただ、脱水症状は心配ですので…、スポーツドリンクやジュースなど、何らかの手段で水分補給することを心がけたいですね。

吐きつわり時でも口にしやすいモノは

  • のどごしがいいモノ(そうめんやゼリーなど)
  • 冷たいモノ(シャーベットやアイスなど)
  • 冷ましたモノ(ご飯やスープなど、冷ますことで匂いが抑えられる)
  • 酸味のあるモノ(レモンなどで味付けすると食欲増進)
  • 炭酸水(吐き気を緩和する効果アリ)
  • 飴やグミ(口の粘つき防止にもなる)

などなど。ルールはありませんから、あなた自身に合うモノを見つけましょう。

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食べつわりの症状と対策法

食べつわりの症状

食べつわりは吐きつわりとは逆のパターンで、「空腹時に気持ちが悪くなる」という症状のつわりです。一番お腹が空っぽの状態になるのは朝起きた時ですので、「起き抜けに症状がひどい!」という妊婦さんが多いようです。

「食べないと気分が悪くなるので、ついつい食べ過ぎてしまう」ということで、体重増加が心配されるタイプのつわりです。体重が急激に増えると、難産のリスクや妊娠高血圧症のリスクが高まるので注意が必要です。

食べつわりの対策法

食べつわりの対策法としては「食べすぎないこと」「空腹状態を作らないこと」が大切です。そのために…

  • 少量の食事をお腹が空く都度こまめに食べる。
  • 起き抜けに食べれる用に枕元にお菓子を置いておく。
  • お菓子は糖分や油分の多いものは避ける。
  • チョコレートなど高カロリーのものは避ける。
  • ひと口おにぎりやクラッカーなどローカロリーのモノがおすすめ。
  • 糖分のない純水な炭酸水を飲む。
  • 飴など長持ちするモノは胃を休めれて良い。

などなど、体重増加に気を付けつつ、空腹状態にならないように、いろいろと試してみて下さいね。

※中には、「食べないと気分が悪くなるけど、食べると吐いてしまう」といった、吐きつわり&食べつわりの混合型の人もいます。食べては吐くを繰り返すし、体調を崩しやすいため、ツラい時には早めに病院で相談することをオススメします。

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よだれつわりの症状と対策法

よだれつわりの症状

「よだれつわり」ってあまり聞きなれないキーワードかもしれませんが、意外と多くの方が経験されているようです。

よだれつわりは「唾液つわり」とも呼ばれ、唾液の分泌量が増えたり、自分の唾液の味を不快に感じ飲み込めなくなる、という症状のつわりです。中には自分の唾液の味で吐き気を感じる人もいるようです。

よだれつわりの対策法

よだれつわりの対策法は「唾液の不快さを取り除くこと」です。そのための方法は…

  • ペットボトルやティッシュなどを用意し、常に唾液を吐き出す。
  • タオルをくわえて唾液を吸いとる。
  • 飴玉やガムで唾液の味をごまかす。
  • ハーブティーを飲んで口をスッキリさせる。リラックス効果も♪

などなど。唾液を外に出すか、他の味でごまかすか、という2つの方法が考えられます。

唾液を常に外に出すのは大変ですから、あなたのお口に合った「唾液の味をごまかせるモノ」を見つけると良いでしょう。

ハーブティーなら「妊娠中に最適?妊婦さんOKのハーブティー&効果まとめ」をご参照下さい。

眠りつわりの症状と対策法

眠りつわりの症状

眠りつわりとは、その名称から分かるように「とにかく眠い」という症状のつわりです。「寝ても寝てもまだ眠たい」のように常に眠いという症状の人もいれば、「眠気が我慢できずに眠ってしまう」のように強烈な睡魔に襲われる人もいます。

仕事をしている妊婦さんの場合、仕事中でもコックリコックリ寝てしまいますから、周りからの理解を得られずツラい思いをするかもしれません。

また、車の運転に関しては、眠いことで集中力・判断力が鈍りますし、強烈な睡魔で眠ってしまう可能性もありますから、極力しないことをオススメします。

眠りつわりの対策法

眠りつわりの対策法の基本は「寝ること」です。短時間でも寝た方がスキッリしますし、とにかく身体の要求に従って眠るようにしましょう。

ただ、仕事をしている妊婦さんの場合、職場で眠ってしまうのは問題があるかもしれません。外から見れば、ただサボっているように見えますから、職場の人に報告し、周囲の人からの理解を得るように努力してみましょう。職場によっては仮眠スペースを確保してくれるなどの対応をしてくれるかもしれません。

また、旦那さんから見ても家事等を怠けているように見えますから、旦那さんにも「眠りつわり」の事をしっかり伝えておきたいところです。

他にも、「アロマを嗅ぐ」「ハーブティを飲む」などをして気分転換することも、眠りつわり対策として有効でしょう。

※眠気覚ましと言えば、コーヒーなどのカフェイン飲料ですが…、「妊婦さん要注意!妊娠中NGの食べ物&飲み物11品目まとめ」に書いたように、妊婦さんのカフェイン摂取によって赤ちゃんに悪影響が出る可能性があります。

1日にカフェイン100㎎以内なら問題ないとされていますので、もしカフェイン飲料を飲む場合は分量を守って摂取するようにして下さい。カフェイン100㎎の目安は、ドリップコーヒー1杯(150ml)です。

においつわりの症状と対策法

においつわりの症状

「においつわり」とは、においに敏感になり、嗅ぐだけで気持ち悪くなってしまうつわりです。「どんなにおいが苦手になるのか?」については個人差がありますが…

・炊き立てほやほやのご飯のにおい
・柔軟剤・石けん・シャンプーのにおい
・歯磨き粉のにおい
・生鮮食品売り場のにおい
・冷蔵庫の中のにおい
・旦那さんのにおい
・焼き魚や揚げ物のにおい

など、今まで気にならなかったにおいが苦手になる人が多いです。

においつわりの対策法

においつわり対策のポイントは「苦手なにおいを感じないようにすること」です。

部屋の中であればアロマポットなどを使って、好きなにおいのアロマを焚くと良いでしょう。外出時にはマスクを着用、マスクにアロマオイルを1滴つけておけば、かすかな香りが数時間続きますし、感染症予防にもなって一石二鳥です。

つわり期のアロマオイルでおすすめなのは「レモン・ベルガモット・マンダリン・グレープフルーツ」あたり。使ってはいけないオイルもあるので、専門店で相談し、安心なものを選びましょう。
参考記事:妊娠中のアロマ利用法&妊婦OK・NGのアロマオイルまとめ

他にも、好きな香りのするリップクリームを塗ったり、ハンカチにアロマオイルを垂らして気分が悪くなったら嗅ぐ、などのアイデアも効果があります。

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まとめ

以上、よくある「つわり」の5大症状と、それぞれの対策法について解説しました。

いづれかのつわり症状が単独であらわれる人もいますし、いくつかの症状が複合であらわれる人もいますし、時期によって症状に変化がある人もいます。

つわりの症状は人によって千差万別で「対処法はコレッ!」と決まったものはありませんから、あなたの症状に合った対処法を見つけて下さいね。

また、「つわりの時期を徹底解説!いつからいつまで?ピークは?」に書いたように、一般的につわりは妊娠5ヶ月目くらいまでは続きます。それよりも早く終わる人もいますが、中には出産まで続いたという人もいます。

ですので、この記事で紹介したような対策法を実践し、身体を十分にいたわってあげて、ツラいつわりを乗り越えていただけたらと思います。

つわり(悪阻)については、育ラボでは全14記事にまとめています。ぜひ妊婦さんに読んでいただき、つわりのお悩みを少しでも軽減していただけたら嬉しいです。

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