データで見るつわりの時期について。つわりの始まりと終わりについて。

妊娠した多くの妊婦さんに待ち構えているのが「つわり(悪阻)」です。実に80%~90%の人がつわりを経験しているようですから、いつから始まりいつまで続くのか気になるところでしょう。

そこで今回は「つわりはいつから始まるのか?」「つわりはいつまで続くのか?」「つわりのピークはいつなのか?」などなど、妊娠中のつわりの時期について、アンケート調査の結果を元に徹底的に解説していきます!

そもそも「つわり」とは?簡単におさらいしよう!

つわりと言えば「吐き気、嘔吐」というイメージがありませんか?よくドラマで、女優さんが「ウッ」と口をおさえて洗面所に行き、「これってもしかして…」というワンシーンがあるように、つわりの症状NO.1は「吐き気、嘔吐」だそうです。

次のグラフにあるように、重いつわりを経験している人が44%、軽めのつわりを経験している人も39%。実に83%の人がつわりを経験している事が分かります。

そもそも「つわり」とは?簡単におさらいしよう!

出典:combibaby.com

「あまり無かった」「全く無かった」という人も一定数いて、つわりの程度には個人差があることが分かります。

つわりの症状についても人によって個人差があり、多いのは「吐き気・嘔吐・胃もたれ・むかつき・匂いがダメになる・眠気・頭痛」などですが、他にも「便秘・下痢・イライラ・めまい・だるさ・げっぷ・乗り物酔い・胃痛・唾液過多・貧血」など様々な症状があらわれるようです。

このように妊婦さんを悩ませるつわりですが、実は原因はハッキリとは分かっておらず、「黄体ホルモンやhCGの大量分泌」「胎児を異物と認識したアレルギー反応」「自律神経のバランスの乱れ」「流産防止のため」「毒素となる食べ物の排除」などが有力説になっています。

つわりはいつから始まるの?

つわりの始まりの時期に関するアンケート調査を見ると…

つわりはいつから始まるの?

出典:combibaby.com

つわりはいつから始まるの?

出典:www.pixy.cx

このように妊娠4~5週目スタートが最も多く、その次に6~7週スタートが多いという結果になっています。ですので、多くの妊婦さんにとって、つわりは4~7週目に始まると考えて良さそうです。

また、3週目以前という妊婦さんもけっこう多いことが分かります。「妊娠超初期症状はいつから始まる?」で書いたように、3週目と言えば受精卵が子宮に着床し妊娠が成立する時期です。

この時期からhCGホルモンの分泌が始まり、ホルモンバランスの変化によって妊娠超初期症状を感じ始める方が多いです。つわり以外でも様々な症状がありますから、そういった妊娠の兆候によって妊娠の可能性を考えることもできるでしょう。

・妊娠超初期症状の詳細⇒先輩ママの体験談から分かる妊娠超初期【全42症状】まとめ

つわりのピークはいつ?

つわりのピークの時期は一般的に妊娠8週~11週頃と言われています。8週~11週というのは、ちょうど妊娠3ヶ月目の時期ですね。

つわりのピーク

出典:shuhulife.com

つわりの症状や程度には個人差がありますが、つわりが始まった頃は「これなら乗り切れそう!」と思っていた人も、ピーク時には「起き上がるのも大変」という状態になるケースもあります。

ただ、ピークはあくまでピークであって、多くの場合その症状がずーーっと続くワケではありません。図のように、ピークを過ぎると徐々に落ち着いてくるので安心してご安心下さい。

つわりはいつまで続くの?

つわりの終わりの時期に関するアンケート調査を見ると…

つわりはいつまで続くの?

出典:combibaby.com

つわりはいつまで続くの?

出典:www.pixy.cx

このように、つわりのスタート時期と比較するとバラつきがあります。最も多いのが妊娠5か月(16~19週)で、それに4か月(12~15週)と6か月(20~23週)が続くという結果になっています。

よく「妊娠5ヶ月の安定期に入るころには治まる」なんて言われますが、実際には妊娠5ヶ月以降もつわりに苦しむ人が大勢いることが分かります。「出産まで続いた」という人がけっこうな割合でいることも驚きの事実ではないでしょうか…。

実は、一旦つわり症状がおさまったとしても、妊娠後期になってつわりが再発することがあり、これを「後期つわり」と言います。

出産まで続く!?後期つわりとは?

出産まで続く!?後期つわりとは?

妊娠後期になると赤ちゃんが育ち、お腹の中の子宮がどんどん大きくなっていきます。

そうすると胃が子宮に圧迫されるために、胃もたれや吐き気を引き起こします。そして、胃が子宮に持ち上げられるために、胃酸が逆流して胸焼け・げっぷなどを引き起こします。

胃以外にも、肺・心臓・腸も影響を受けるため、息切れ・動悸を起こしやすくなったり、便秘にもなりやすくなります。このような後期つわりですが、妊娠初期のつわりと比較すると、症状に大きな違いがあることが分かるでしょう。

(後期つわりの詳細は、妊娠初期だけじゃない!?後期つわりの症状と対策法まとめにて詳しく解説しています。)

まとめ&オススメ関連記事

以上、つわりの時期について解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

「そんなに長く続くの?」「後期つわりもあるなんて…」と、残念な気持ちにさせてしまったかもしれません。

妊婦さんにとってつわりの時期はツラく大変ですが、「可愛い赤ちゃんのため!」「母親になるための試練!」など、できるだけ前向きに考えて、つわりを乗り越えていただけたら幸いです。

つわり(悪阻)については、育ラボでは全14記事にまとめています。ぜひ妊婦さんに読んでいただき、つわりのお悩みを少しでも軽減していただけたら嬉しいです。

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