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妊娠6週目に出血で流産が不安。妊娠判定も確実な6週目のママの症状や赤ちゃんの成長まとめ

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妊娠6週目の出血で流産が不安という方は後述しています。こちらクリックで飛ばし読みできます→ 早期流産かも!?妊娠6週目の出血は大丈夫?

妊娠6週目は生理周期が安定していない女性でも、「生理がこない、もしかして妊娠?」と気づく頃です。そして、胎嚢・心拍の確認ができて「正常妊娠が確定」となる頃でもあり、ママになった実感がだんだんと湧いてくる時期でもあります。

ただ、妊娠6週目はママの身体が大きく変化していく時期でもあり、つわりの症状がでたり、精神的に不安定になったり、不安や心配も多いことでしょう。

そこで今回は、妊娠6週目について「胎嚢・心拍のこと」「出産予定日のこと」「初期症状・つわり症状のこと」「出血や流産流産のこと」「赤ちゃんの成長」「過ごし方の注意点」など徹底的に解説していきます。ママの不安や心配を少しでも解消できたら嬉しく思います。

妊娠6週目は「胎嚢」と「心拍」の確認ができる時期

妊娠5週目の記事で「胎嚢の確認」について書きましたが、妊娠5週目の時点で「胎嚢の確認」ができなかった人も、妊娠6週目になれば確認できる人が多くなります。胎嚢の確認ができれば「子宮外妊娠ではない」と判断できるので一安心でしょう。

(胎嚢の確認は、妊娠7週目以降になる人もいるようです。もしこの時点で確認できなかった場合はさぞ不安かと思いますが、医師と相談して、時間を空けて再度チェックしてもらいましょう。)

そして、妊娠6週目は「心拍の確認」ができる人も多くなる時期です。「心拍」とは赤ちゃんの心臓の音のことですが、心拍の確認ができれば流産の確率が大きく下がるのでさらに一安心。

心拍の確認ができると「妊娠確定」となり、母子手帳を交付してもらうよう病院で伝えられます。母子手帳のもらい方については「母子手帳はいつどこでもらう?もらい方3ステップまとめ」をご参照下さい。

ちなみに心拍の確認ができる時期は、一般的に「妊娠6週目~妊娠8週目」とされています。実際「心拍は何週目に確認できましたか?」というアンケートによれば…

出典:pixy.cx 

このように、約半数の人は妊娠6週目以降になるので、この時点で心拍の確認ができなかったとしても深刻に悩む必要はありません。

さらに妊娠6週目は「出産予定日」がわかる時期

妊娠6週目は出産予定日がわかる時期でもあります。出産予定日は、「最終月経開始日」「赤ちゃんの頭臀長(とうでんちょう)」を測定することで割り出されます。(頭殿長=頭のてっぺんからお尻までの長さ)

赤ちゃんの成長に違いが出るのはママの胎盤が完成してからで、妊娠6週目の赤ちゃんの成長具合は一緒だそうです。なので、赤ちゃんの頭殿長を計測すれば、出産予定日が判明するようです。

ただ、この時期の赤ちゃんはとても小さいため、頭部や臀部の位置がずれやすく、のちに出産予定日が変わることもよくあります。赤ちゃんがもう少し成長すると、頭殿長にプラスして、「児頭大横経(赤ちゃんの頭の直径)」「大腿骨の長さ」も合わせて総合的に出産予定日を判断します。

出産予定日はあくまでも予定ではありますが、計画的に過ごす為にも、カレンダーなどに印をつけておくと良いでしょう。

妊娠6週目の妊娠初期症状。原因や症状を知ろう!

妊娠初期症状の原因とは?

妊娠すると「胎盤の形成・成長を促進する」「妊娠を継続させる」などのために

  • hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピンホルモン)
  • プロゲステロン(黄体ホルモン)
  • エストロゲン(卵胞ホルモン)

などの女性ホルモンが大量に分泌されるようになります。ホルモンバランスが急激に変化するために、妊娠初期症状という形で、ママの身体に様々な変化をもたらすのです。

妊娠6週目によくある妊娠初期症状の症状は?

  • 【下腹部痛】
    「下腹部がチクチクする」「子宮がキューっと痛む」「おなかが引っ張られるような痛み」のような表現をされるママが多いようです。特に下腹部に痛みが現れる方が多いです。
  • 【頻尿になる】
    大きくなる子宮に膀胱が圧迫されるために頻尿になり、トイレが近くなるといった症状が出てくるようです。他にも、大きくなる子宮の影響で、便秘になる人もいます。
  • 【味覚が変わる】
    「今まで大好きだったビールがまずく感じる」「やたら酸っぱいものが食べたくなる」など、味覚の変化を感じる人が多いです。
  • 【頭痛になる】
    プロゲステロンには血管拡張作用もあり、偏頭痛(頭の片側がズキズキと痛い)になりやすくなります。この時期は期間形成期なので、頭痛薬には注意が必要です。
  • 【情緒不安定になる】
    「ちょっとしたことでイライラする」「涙もろくなる」「とにかく落ち着かない」など、精神的な不安定さを感じる人も多いです。

他にも、

腰痛・胸が張る・眠気がすごい・吐き気・下痢・匂いに敏感になる・寝汗をかく・だるい・胸が大きくなる・鼻水が出る・汗がすごい・喉が渇く

などなど、人によって様々な妊娠初期症状がでます。妊娠初期症状については、次の記事にまとめてますので、参考ください。

吐き気?眠気?妊娠6週目とつわりの症状について

妊娠6週目になると、つわりの症状を強く感じ始めるママが多いです。

つわりと言えば、「ウッ」と吐き気をもよおしてトイレに駆け込むシーンでお馴染みの「吐きつわり」でしょう。実際につわりの症状NO.1はこの「吐きつわり」で、多くのママを悩ませているようです。

他にも、つわりの症状の代表例としては…

・空腹時に気持ち悪くなるので、どんどん食べてしまう「食べつわり」
・魚のにおいがNGなど、匂いに敏感になり吐き気がでる「匂いつわり」
・眠気を強く感じる、人によっては一日中眠くなる「眠りつわり」
・よだれが沢山出る、よだれで気持ち悪くなる「よだれつわり」

などなど。人によって様々なつわりの症状を感じているようです。

つわりは症状によって対策方法が変わってきますので、まずはあなたの「つわりタイプ」を把握して、その症状に合った対策法で乗り切りましょう!

つわり対策については次の記事に詳しくまとめてありますので、お役立ていただけたら嬉しいです。

早期流産かも!?妊娠6週目の出血は大丈夫?

妊娠6週目は、胎盤が未完成の時期で妊娠状態も不安定、子宮粘膜が充血しており出血しやすくなっています。この時期に出血すると「もしかして流産!?」と思ってしまいがちですが、妊婦さんにはよくあることで「出血=流産」ではありません。

ただ、流産の2大症状に「出血」「下腹部痛」があります。鮮血・大量の出血などに加えて下腹部痛があったら、切迫流産や流産の疑いがあるので、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

下腹部痛のない出血は比較的安全とは言われていますが、自己判断せず病院で診てもらうことをオススメします。

早期流産について

妊娠12週未満の流産を早期流産と言い、そのほとんどは受精卵の染色体異常など、胎児側の理由で起こります。これは偶然起こる事故のようなもので、異常を持った胎芽は生き延びることができず、流産という形で自然淘汰されるのです。
ママの「仕事のし過ぎ」「運動のし過ぎ」などは関係なく、ママが責任を感じる必要もありません。もし早期流産になっても、自分を責めないようにしましょう。

切迫早期流産について

妊娠が正常に継続しているのに、流産のように出血や下腹部痛がある症状を「切迫流産」と言い、妊娠12週未満だと「切迫早期流産」と呼びます。安静にしていれば治ることが多く、多くママは妊娠を継続できています。ただ、切迫早期流産がそのまま早期流産の開始となることもあるので、切迫早期と診断されたら「とにかく安静第一」を心がけて下さい。

妊娠6週目の赤ちゃんの大きさや成長について

妊娠6週目の赤ちゃんは、まだ胎芽と呼ばれる時期で、大きさは「頭殿長(CRL):4~8mm、胎嚢(GS):2~3cm」ほどです。超音波検査(エコー)で胎児(胎芽)を確認出来るようになります。

超音波画像は次のようになっています↓

(出典:e-ninshin.com)

これまではおたまじゃくしのように尻尾が生えていましたが、しっぽが目立たなくなり、突起だった手足がカエルの水かき足のような形に変化していきます。

脳が急激に発達しているため、頭でっかちで、頭が胴体よりも大きくなっています。脳と言えば、排泄・体温管理などを司る「視床下部」の形成が始まる時期でもあります。

また、妊娠6週目には中胚葉と呼ばれる組織の働きが活発になってきます。筋肉や心臓などの総称で、中胚葉が働くようになると、心拍(赤ちゃんの心臓の音)の確認ができるようになります。

そして、生殖器の形成もスタートします。妊娠6週目の段階では「女の子なら卵巣」「男の子なら精巣」と、内側の内性器から作られます。外側の外性器の形成はまだです。

このように、妊娠6週目の赤ちゃんは、ママのお腹の中で急速に成長しています。

赤ちゃんの障害予防のために葉酸摂取は必須です!

妊娠初期の妊娠6週目に必須とされる栄養素が「葉酸」です。葉酸はビタミンB群の一種で、赤ちゃんの脳・神経・脊髄の発達を助けてくれます。

厚生労働省は「妊娠中の葉酸摂取により胎児の神経管閉鎖障害発症リスクを低減させることができる」と発表しており、そのために「食事からの葉酸摂取にプラスして、サプリからの1日400ugの葉酸摂取」を推奨しています。

ですので、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防のためにも、食事&サプリによる葉酸摂取を心がけましょう。

葉酸が多く含まれている食べ物は「ほうれん草・ブロッコリー・アスパラ・小松菜・アボカド・モロヘイヤ」など色々とあります。詳しくは次の記事が参考になるでしょう。

妊娠6週目の過ごし方の4つの注意点

必要な栄養素を摂ること

妊娠6週目は、つわりの影響もあり食欲不振になっているかもしれません。この時期の赤ちゃんは、ママの身体に蓄えられた栄養で育つので「赤ちゃんの分まで食べないと!」と、無理に食べる必要はありません。

ただ、栄養バランスは意識して欲しいです。特に「葉酸」を筆頭に「亜鉛・鉄分・ビタミン・繊維質」などは、妊娠初期の妊婦さんにとても重要な栄養素です。少量でも良いのでバランスの良い、質の良い食事を心がけたいところでしょう。

薬の服用には要注意!

妊娠6週目は器官形成期。赤ちゃんの身体の各器官、脳や心臓などの重要な部分がどんどん形成される時期です。そして、薬の影響を最も受けやすい時期でもあります。

この時期に薬を服用することで、赤ちゃんに悪影響を及ぼすリスクがありますので、医師に相談して「妊娠中でも飲んでOK」の薬のみ飲むようにしましょう。自己判断での薬の服用は、くれぐれもしないようご注意下さい。

仕事は無理せず!必要であれば妊娠報告も…

つわりの症状で「会社に行くのがツラい」「吐き気や眠気で仕事にならない」という状態になるかもしれません。そんな時、誰にも妊娠報告をしていないと、「やる気がない」と思われてしまうなど、周囲の同僚との摩擦を生む可能性があります。

安定期に入ってから職場の上司に報告するのが一般的ですが、つわり症状が重い場合は、早めに妊娠報告する事をオススメします。その方が、ママも職場仲間も、気持ち良く仕事を続けることが出来るでしょう。

生活習慣の見直しをしましょう!

赤ちゃんの健やかな成長のために、生活習慣の見直しをしましょう。特に、たばこやアルコールには注意が必要です。

たばこを吸うと血管収縮により低酸素状態になり、赤ちゃんに栄養が届かず発育を妨げてしまいます。そして、流産・早産・低出生体重児・胎児機能不全などのリスクが高まります。さらに副流煙には、より多くの有害物質が含まれていますので、もしパパが喫煙者なら、外で吸ってもらうなど注意してもらいましょう。

アルコールについても『胎児性アルコール症候群』になる可能性があるので、妊娠が分かったら禁酒して欲しいところです。

分娩をする産院・産婦人科探しを始めましょう!

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、まずは近所のクリニックや病院で診てもらう人が多いです。初診はそれでOKですが、今後十数回の定期健診&入院・分娩をすることを考えて、早めにあなたにピッタリの病院選びを始めましょう。(もちろん、初診の病院が気に入っているならそこで構いません。)

というのも実は、最近は分娩を扱う産婦人科医が減少しており、産婦人科でも分娩を行っていない医院が増えています。また、ネットの口コミや評判で決める人も多く、人気のある病院だとすぐに予約が埋まってしまうなってことも。

ですので、早め早めに産院の情報収集をして、あなたに合った産院・産婦人科で出産できるよう準備することをオススメします。

ちなみに、先輩ママの体験談を見ると、「入院生活が苦痛でした」など産院選びで失敗した方も多いです。そんなことにならないよう、良かったら「失敗しない産院(産科・産婦人科)選び方11のポイント」の記事を参照して下さい。

まとめ

以上、妊娠6週目についてアレコレと解説させていただきました。

妊娠6週目は胎嚢・心拍が確認できる時期でもあり、確認できた方は「正常妊娠」が確定となるので、ひとまず安心といったところでしょう。人によっては心拍の確認ができない場合もありますが、7週目・8週目で確認できたという人もいますから、深刻にならずリラックスして過ごして下さい。

また、赤ちゃんができた喜びを感じる一方で、初期症状やつわり症状で体調が悪くなり、不安や心配になったり落ち込むこともあるかもしれません。

ただ、ママのお腹の中では、赤ちゃんが急速に成長を続けています。そんな赤ちゃんの存在を感じながら、穏やかな気持ちで生活して欲しいと思います。

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