妊娠7週目!出血・つわり・心拍など8つの重要ポイントまとめ
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妊娠7週目は生理予定日から1ヵ月近く経っていますから、ほとんどのママは初診を終えているでしょう。そして、赤ちゃんの心拍確認ができ「ママになったんだ」と実感が湧いてくる時期です。
ただ、赤ちゃんが出来た喜びの反面、ホルモンの影響で「つわり」「初期症状」など体調不良になったり、出血などで不安になったり、肉体的にも精神的にも不安定になりやすいようです。
そこで今回は、妊娠7週目について「心拍確認のこと」「つわりや妊娠悪阻のこと」「よくある初期症状」「出血や流産のこと」「赤ちゃんの大きさや成長」「過ごし方の注意点」などなど、できる限り詳しく解説していきます。快適なマタニティライフのお役に立てたら嬉しく思います。
妊娠7週目はほぼ心拍確認のできる時期!
妊娠7週目は多くのママは赤ちゃんの心拍確認が出来る時期です。心拍というのは“赤ちゃんの心臓の音”のことですね。
妊娠6週目の記事でもご紹介した内容ですが
順位 | 票数 | シェア率 | |
1位 | 384票 | 48.3% | 6wで確認できた |
2位 | 226票 | 28.4% | 7wで確認できた |
3位 | 81票 | 10.2% | 8wで確認できた |
4位 | 73票 | 9.1% | 5wで確認できた |
5位 | 17票 | 2.1% | 9wで確認できた |
6位 | 6票 | 0.7% | 4wで確認できた |
7位 | 5票 | 0.6% | 10wで確認できた |
8位 | 2票 | 0.2% | その他 |
※最終生理開始日を0wとしたとき(出典:pixy.cx)
妊娠7週目までに8割強のママは、赤ちゃんの心拍確認が出来るようです。心拍の確認できると流産の確率が大きく下がるので一安心でしょう。
もしこの時点で心拍確認が出来ない場合も、妊娠8週目以降になる方は約1割いますから、あまり神経質にならずリラックスして待ちましょう。医師と相談して、また時間をおいてチェックしてもらいましょう。
妊娠7週目の「つわり」について。つわりがない人もいる?
妊娠7週目になると、つわりの症状がだんだんと大変になってくるママが多く、人によってはツラい毎日を送っているかもしれません。
「つわりの時期を徹底解説!いつからいつまで?ピークは?」の記事に書いたように…
(出典:combibaby.com)
・つわりが非常にあった:44%
・つわりが少しあった:39%
・つわりがあまり無かった:12%
というデータがあり、実に95%のママがつわりの症状を経験している事が分かります。
ほとんどのママがつわりを体験するため、つわり症状がないことで「赤ちゃんがちゃんと育っているか心配」と、不安に感じてしまうママもいるようです。しかし、「つわりが全く無かった」というママは5%いますので、つわりが無くても心配する必要はありません。
よくある「つわり」の症状は…
- 吐きつわり…とにかく吐き気がすごく、食べると吐いてしまう。食色不振に。
- 食べつわり…胃に何か入っていないと気分が悪くなる。常に食べ続けてしまう。
- においつわり…においに敏感になる。苦手なにおいで気持ち悪くなる。
などなど。他にも「眠気がひどい」「よだれが沢山出る」など、人によっていろいろな症状が現れるようです。
特に「吐き気」「嘔吐」で悩み、思うように食事が出来なくなるママが多いようです。例え食欲がなくても、「脱水症状」を避けるために水分摂取だけはしっかり行いたいところです。
そんなつわりを乗り切るための「つわり対策」については、次の記事が参考になると思います。良かったらお役立ていただけたら嬉しいです。
妊娠悪阻について知っておこう!
実は、妊娠8週目~11週目くらいに「つわりのピーク」を感じるママが多いです。そんなつわりのピークの時期を迎える前に、是非知っておいて欲しいのか「妊娠悪阻(にんしんおそ)」についてです。
妊娠悪阻とは「つわりの症状が深刻化し病的な状態になってしまうこと」を言います。食事だけでなく水分すらも摂取できないため、病院で点滴を打つなどの処置が必要となってきます。
「妊娠悪阻の可能性アリ」と自己判断するための目安はこちら↓
- 1.常に吐き気・嘔吐がある状態で、食べ物も水分も受け付けない。水分摂取ができないと急速に脱水症状が進みます。
- 2.短期間で体重が5キロ(or 10%)以上減る。
- 3.トイレの回数が減る、トイレに行っても尿が少ないor出ない。
- 4.めまいや頭痛がひどく、起きているとフラフラする。
- 5.日常生活が送れない。
- 6.数日間食事を全くとれていない。
(参照:妊娠悪阻とはどんな症状?病院へ行く目安6つのポイント)
もしこれらの症状の1つでも当てはまった場合は、妊娠悪阻の可能性があるので早めに病院へ行って医師に相談することをオススメします。「もう少し我慢してみよう」と頑張り過ぎると、さらに悪化する可能性があるので要注意です。
妊娠7週目によるある妊娠初期症状について
妊娠7週目は妊娠初期の時期で、一般的に「妊娠初期症状」と呼ばれる症状が現れます。
一番の原因と考えられているのは「ホルモンバランスの急激な変化」です。妊娠して赤ちゃんができると「胎盤を作る」「妊娠を継続させる」などの目的で、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)・エストロゲン・プロゲステロンなどのホルモンが大量に分泌されるようになります。ホルモンバランスが急激に変化するために、ママの身体に様々な影響を与えるわけですね。
よるある妊娠初期症状をいくつかご紹介しますと…
- 【腹痛】「引っ張られるような痛み」「チクチクとした痛み」など。
- 【下痢】ホルモンの影響で「腸の働きが弱まる」「自律神経が乱れる」ことで下痢になるようです。
- 【頭痛】左右どちらかがズキズキと痛くなる「偏頭痛」が多いです。
- 【腰痛】ホルモンの影響で関節や靱帯がゆるみ、骨盤が不安定になることで腰痛になる人もいます。
- 【便秘】ホルモンの影響で「腸の筋肉が緩む」ことにより便秘が起こるようです。
- 【肌荒れ】プロゲステロンの増加で皮脂の分泌が増え、にきびや吹き出物、乾燥肌などの肌荒れが起きやすくなります。
- 【おりもの】量が増える傾向にあります。また「いつもよりも黄色い」「いつもより粘り気がある」など、いつものおりものと変化するケースが多いです。
- 【頻尿】妊娠すると腎機能の働きが高まり、尿が排出されやすくなり、頻尿になるようです。ホルモンの影響で子宮や膀胱などの筋肉が緩まる為とも言われています。
などなど。他にも「胸が張る・眠気がすごい・寒気がする・脚の付け根が痛い・寝汗をかく・イライラする・喉が渇く」など、人によって様々な症状が現れるようです。
どんな妊娠初期症状があるのかは「妊娠超初期【全42症状】まとめ」の記事が参考になるでしょう。
妊娠7週目の出血は大丈夫?流産の兆候アリ?
妊娠7週目の時期に出血があると「もしかして流産?」と不安に感じることでしょう。ただ、妊娠7週目は胎盤が未完成の時期で、子宮粘膜が充血していて出血しやすくなっています。
など、この時期の出血はよくありがちで、多くのママが経験しているようです。多くの場合は「問題のない出血」であって、その後、順調に赤ちゃんを出産できているようです。
しかし、その出血が「切迫流産」や「流産」の可能性である場合もあります。一般的によく言われていることは、
- 出血が続く、止まらない
- 急に大量出血する
- 出血と一緒に腹痛もある
のようなケースの場合は、「切迫流産」や「流産」の可能性があるとされています。
ただ、これはあくまで一般的に言われていることで、あなたの出血が「問題のない出血」なのか?それとも「切迫流産」や「流産」の可能性があるのか?は自己判断することは難しいです。
ですので、妊娠7週目に気になる出血があったら、自己判断することなく、早めに病院へ行って医師の診察を受けることをオススメします。
早めに診てもらうことで、切迫流産と診断された場合も、安静にするなどの対処で妊娠を継続できることがほとんどです。
妊娠7週目の超音波(エコー)写真。赤ちゃんの大きさや成長は?
妊娠7週目の赤ちゃんは「胎芽」と呼ばれる最後の週で、大きさは「頭殿長(CRL):9~14mm、胎嚢(GS):25mm~45mm」ほどです。
頭殿長とは、頭の先からお尻の先までの長さ、いわゆる「座高」のこと。英語表記では「Crown Rump Length」なので、その頭文字をとって「CRL」と省略されます。お腹の中の赤ちゃんは手足を縮めて丸まったような形をしているため、この時期は頭殿長にて赤ちゃんの大きさを測るそうです。
超音波画像は次のようになっています↓
(出典:e-ninshin.com)
妊娠7週目の赤ちゃんの一番の大きな変化と言えば、頭部と身体の区別がついてきて、2頭身くらいになることでしょう。今まで突起だけだった部分に腕や足も形成され、やっと人間らしくなってきます。
顔にも目や耳、上唇が形成が始まり、7週目の終わりまでには「C」の形に丸まっていた身体も、まっすぐに伸びてきます。1つの部屋しかなかった心臓も4つの心房に分かれ、動き出すことで、9割ほどの赤ちゃんは心拍の確認ができるようになります。
器官形成期は4週目~7週目ですから、妊娠7週目の終わりには、器官形成の最も大切な時期が終了することになりますね。
心拍の確認ができたら母子手帳をもらおう!
上で説明したように、妊娠7週目に心拍が確認できる赤ちゃんは約9割ほど。心拍の確認ができたら「100%妊娠確定」ということになるので、母子手帳をもらうように医師に言われるのが一般的です。
あなたがお住まいの自治体の役所窓口に「妊娠届出書」を提出することで、母子手帳を交付してもらえます。詳しくは「母子手帳はいつどこでもらう?もらい方3ステップまとめ」をご参照下さい。
母子手帳は妊娠中であれば、妊娠経過やママの身体の状況などを記録。出産後であれば、赤ちゃんの身長・体重、予防接種などの記録をしていくものです。妊娠初期から小学校に入学するまでの期間使いますので、母子手帳ケースなどに入れて大切に管理しましょう。
妊娠7週目の過ごし方や注意点まとめ
水分補給だけはしっかりと!
妊娠7週目はつわりの症状がピークになり始める時期なので、吐き気・嘔吐で食欲不振になりやすいです。つわり時は、栄養バランスのことは考える必要はありませんので、食べれるものを食べれそうなタイミングで食べればOKです。食事が全然摂れない時も、脱水症状にならないために、水分補給だけはしっかりと行いましょう。
注意して欲しい食べ物・飲み物を知ろう!
妊娠中は通常時に比べて感染症にかかりやすくなっていますので、トキソプラズマ菌のいる生肉や、サルモネラ菌のいる生卵には要注意!他にも、リステリア菌のいるナチュラルチーズ・生ハム・スモークサーモンにも注意が必要です。
また、大型の魚には水銀が多く含まれているので、こちらも注意。昆布のヨウ素、ひじきの無機ヒ素、レバーのビタミンAなども、摂り過ぎると赤ちゃんに悪影響がでるので気を付けたい食べ物です。詳しくは「妊婦さん要注意!妊娠中NGの食べ物&飲み物11品目まとめ」をご参照下さい。
仕事で無理をしないこと!
つわりだったり妊娠初期症状だったりで、仕事をしているママは体調不良に悩まされやすい時期です。便秘・下痢・腹痛・頭痛・頻尿・眠気・怠い・吐き気・嘔吐など、どれも働くママを悩ませる症状です。ただ、これは「ママに安静にしておいて欲しい」という、赤ちゃんからのメッセージでもありますので、体調が悪い時には無理をしないようにしましょう。その為にも、信頼できる上司や職場仲間には、妊娠していることを報告した方が良いかもしれません。
分娩の予約はお早めに!
妊婦健診で通っている産婦人科以外での分娩を希望する場合は、早めに分娩の予約をすることをオススメします。というのも、最近は産婦人科医の減少などの影響で、人気のある病院だとすぐに分娩の予約でいっぱいになってしまうからです。ですので、分娩を希望する産婦人科に、いつから分娩予約が可能なのか確認し、なるべく早めに予約をしましょう。
まとめ
以上、妊娠7週目のママの症状や赤ちゃんの成長などお話させていただきました。
妊娠7週目は「つわり」や「初期症状」があったり、出血しやすい時期でもあるので、肉体的にも精神的にも負担が多いことでしょう。水分補給をしっかりとし、食べれそうなものを食べて、できるだけ身体を休めてあげれたら良いですね。
ママはとても大変ではありますが、赤ちゃんの成長を感じながら、心穏やかに乗り切っていただけたらと思います。