おしゃぶりはいつから使える?歯並び悪くなるって本当?
ママの負担を減らせる育児グッズの1つが『おしゃぶり』です。
泣いている赤ちゃんを泣き止ましたり、寝かしつけグッズとして重宝している人も多いようです。
ただ、
「おしゃぶりって、いつから使っていいの?」
「生後数日の新生児でも、おしゃぶりは使えるの?」
「歯並びが悪くなるって聞いたのですが本当ですか?」
など、おしゃぶりを使い始める時期や、歯並びへの悪影響を心配されている方も多いようです。
そこで今回は、赤ちゃんのおしゃぶりに関して、使って良い時期・歯並びへの悪影響についてお話ししていきます。
もくじ
おしゃぶりは生後7日の新生児からでも使えます!
まず最初に「おしゃぶりはいつから使えるのか?」に関してお話ししますと…、生後数日の新生児から使うことができます。
販売されている種類は少ないですが、0歳児から使えるおしゃぶりもあります。NUKのおしゃぶりのニップルは授乳中のお母さんの乳首と同じ形で、人間工学的に赤ちゃんの顎にフィットします。とても柔らかくできていて顎や歯に余計な圧力をかけません。きれいな歯並びのために作られています。
ですので、おしゃぶりをいつから使うかに関しては、あなたの使い始めたいタイミングで構いません。
おしゃぶりが歯並びに与える悪影響とは!?
ただ、もし「おしゃぶりを使いたい!」と言うのであれば、その前におしゃぶりが歯並びに与える悪影響のことも知っておきましょう。
子供1,120名に対するある調査によると…
2歳児ではおしゃぶり群に開咬の症状が多く、5歳児ではこの傾向がさらに増大したとのことです。つまり、おしゃぶりを長期的に使うと、噛み合わせに悪影響がでるということです。
ちなみに開咬というのは、前歯がかみ合わず、歯を咬んだ状態で上下に隙間がある不正咬合です。
出典:192abc.com
おしゃぶりの影響でこのような開咬になるとしたら…、いかがでしょうか?簡単に「おしゃぶりは便利だから使おう」とは思えないのではないでしょうか?
ちなみに、他にもおしゃぶりのデメリットはあります。(参照:赤ちゃんママに警告!おしゃぶりを使う際の5つの注意点)
止めれば改善される?2歳までには止めさせること
このように、おしゃぶりを使うことで、子供の歯並びが悪くなることは調査で証明されています。
しかし、おしゃぶりによる歯並びへの悪影響については、おしゃぶりを止めれば噛み合わせの異常は改善されやすいそうです。(あくまで可能性であって、確実に改善される保証はありません。)
小児歯科の立場からすると、2歳頃までにおしゃぶりの使用を中止すれば、子供の発育とともに改善されるとのこと。乳臼歯が生え揃う2歳半、さらに3歳過ぎまで使用していると噛み合わせの異常が残ってしまうそうです。
ですので、もし育児でおしゃぶりを活用したいのであれば、遅くとも2歳くらいになったら止めさせるようにしましょう。
おしゃぶりはいつから使える?まとめ
以上のことを簡単にまとめると…
・おしゃぶりは生後0ヶ月から使用してもOK!
・おしゃぶりを長期的に使うと、噛み合わせに悪影響がでる。
・遅くとも2歳くらいになったら止めさせること!
・止めれば発育とともに歯並びは改善されやすい。
ということです。
おしゃぶりは赤ちゃんの精神的安定剤となりますし、泣き止む・静かになる・眠ってくれるなど、ママの育児ストレスが減るというメリットがあります。
しかし、癖になりやすく、長期的に使うと歯並びが悪くなる、発語の機会が減る、親子のふれあいが減るなどのデメリットも多いのも事実です。
おしゃぶりにはデメリットがあることも念頭においた上で、親の手抜きとして使うのではなく、節度を持って有効活用していただけたらと願います。