妊婦健診は自治体からの助成券(妊婦健康診査受診票)という制度でお得になる【2021年度版】

妊婦健診画像

妊婦健康診査受診表とは?

妊娠してから出産するまで定期的に産院に通い健康診査をする際に公費の補助で妊婦健診の一部を公費負担してくれる助成券です。助成券は14枚(14回分)もらうことができます。補助してもらえる金額は各自治体によって異なります。

妊娠は病気ではないので保険がききません。出産するまで10回以上は妊婦健診を受ける必要があります。妊娠中は特にお母さんと赤ちゃんの健康を保つため妊婦健診を受けないという選択肢はありませんよね。

しかし妊婦健診の基本的な診査で5,000円前後、血液検査などの詳しい診査は10,000円以上の費用がかかります。毎回の診査で5,000~10,000円以上の費用がかかるのは厳しいですよね。

そこで各自治体からもらえる妊婦健康診査受診表を活用して妊婦健診の費用の自己負担額を減らすことができます。

妊婦健康診査の受診回数の目安

厚生労働省は理想的な妊娠中の健康診査の回数の目安や妊娠の時期により推奨する検査項目を示しています。

妊婦健康診査の回数
初期~23週 4週間に1回受診
24週~35週 2週間に1回受診
36週~分娩 1週間に1回受診

多胎児や高齢出産、ハイリスク出産などの場合は上記の限りではありません。産院の先生と相談しながら診査をする必要があります。

妊婦健康診査受診票で助成できる項目・上限額

妊婦健康診査受診表で助成できる検査項目や上限金額は各自治体に異なる場合があります。

今回は一例として東京都世田谷区の助成項目と助成上限金額を紹介します。

  助成項目 助成上限額(平成31年度)
初回の検査項目 問診/体重検査/血圧測定/尿検査(糖、蛋白定性)/血液検査(ABO型、Rh(D)型)/貧血/血糖/不規則抗体/HIV抗体/梅毒(梅毒血清反応検査)/B型肝炎/C型肝炎/風疹(風疹抗体価検査) 10,850円
2回目以降の検査項目

(毎回)問診、体重測定、血圧測定、尿検査、保健指導

(妊娠初期~30週)クラミジア抗原

(妊娠20週~26週)経腟超音波

(妊娠30週までに)HTLV-1抗体

(妊娠28週~32週、36週~)貧血

(妊娠24週~28週)血糖

(妊娠33週~37週)B群溶連菌

(妊娠36週~)NST(ノン・ストレス・テスト)

1回あたり5,070円
超音波検査 経腹法による超音波検査 5,300円
子宮頸がん検査 子宮頸がん検診(子宮頚部細胞診検査) 3,400円

東京都世田谷区では妊婦健康診査受診表(14回分)と別に妊婦超音波検査受診票(1回分)と妊婦子宮頸がん検診受診票(1回分)がもらえます。

妊婦健康診査受診票のもらい方

妊婦健康診査受診表は母子手帳の交付と同時にもらえます。各自治体に妊娠届けを提出すると当日中に母子手帳とともに妊婦健康診査受診表を受け取ることができます。
詳しい受け取り方法はこちら>>母子手帳はいつまでにどこに取りに行くのか?もらい方3ステップまとめ【2021年度版】

妊婦健康診査受診票の使い方

妊婦健康診査受診票は母子健康手帳交付後の妊婦健康診査から使用できます。

検診後、支払いの時に病院の窓口で妊婦健康診査受診表(助成券)を提出します。妊婦健康診査受診表(助成券)を提出することで検査項目にかかる費用の一部を負担してもらえます。

支払い時に助成券を利用して無料で済むときもあれば、いくらか支払いが必要なときもあります。支払い金額は検診内容によるので必ずしも毎回助成券を利用すれば無料で済むということではありません。

妊婦健康診査受診票を失くしてしまったら?

また、妊婦健康診査受診票は再発行ができません。失くしたら公費の補助が受けることができず自己負担となります。1回の検診が5,000~10,000円ほどかかるので失くしてしまうと家計には大きなダメージになります。妊婦健康診査受診票は失くさないように管理に気を付けてくださいね。

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