ママ友って必要なの?ママ友との付き合いに疲れた人・ママ友がいなくて悩んでいる人へ
子どもが大きくなってくると、始まるのが「ママ友」のお付き合いですね。ママ友は、子どものママとしてのお付き合いが始まることが多いので、ママ同士が必ずしも気が合うわけではないことが、ママ友とのお付き合いをやっかいなものにしてしまう原因の1つになっています。
今現在、ママ友との関係に悩んでいる人も、ママ友ができなくて悩んでいる人も、「ママ友について」の解決方法をお伝えします。
もくじ
そもそもママ友って必要なの?
幼稚園や保育園、学校などの行事に参加すると、仲の良い保護者が集まって話をしている光景を目にする人は多いのではないでしょうか。自分の周りに小さな集団がたくさんできて、自分だけ一人でポツンとしてしまうと、なんとなく疎外感を感じてしまうという人も多いのではないでしょうか。
でも、自分の子どもが仲間外れにされたくないので、あまり気の合わないママ友と無理をして付き合っていて、嫌な思いをしているというのもよく聞く話でしょう。
そもそもママ友は必要なものなのでしょうか?
中にはボス的な人がいて、仲間外れにしたいママの子どもと遊んではいけない、などと言う母親がいたりすることもありますが、本来であればママと子どもには別々の立場があります。たとえママ同士の仲が良くなかったとしても、子ども同士は仲良しの場合もあります。
子どもが小さいときは、何をやるにしても親の存在が必要になることも多いです。でも、子どもが大きくなると子どもたちだけで遊ぶことも増えてきますし、お互いの家に行って遊ぶことも増えてきます。
ですが、お互いの家を行き来して遊ぶようになってきたために、母親同士のお付き合いをゼロにするのが難しくなってしまうということもあるんですね。子ども同士が家を行き来するほどの関係でなければ、母親同士が必ずしも仲良くしなければいけないということはありません。
でも、子ども同士が家を行き来するくらいの仲良しなのであれば、必要最低限の円満な関係は築いておいたほうがいい場合もあります。
ママ友トラブルの4つの原因とは?
「ママ友同士でトラブルがある」、「仲間外れにされた」、「付き合いをしたくない」などママ友同士のトラブルを耳にする人も多いと思いますし、実際にトラブルに巻き込まれてしまって悩んでいるという人も多いでしょう。
では、ママ友同士がトラブルに発展してしまう原因にはどのようなことがあるのでしょうか。
子ども同士の喧嘩
ママは関係がなくても、子ども同士が喧嘩をしてしまったことが原因で、子どものママ同士の関係が悪化してしまうことがあります。子ども同士は、いつの間にか仲直りしてしまうこともありますが、母親同士の関係は完全に壊れてしまうことがあります。
うわさや誤解
悪口のつもりではなくて話した内容が、周りまわって本人に違う形で耳にしてしまうことや、事実ではないことがうわさで広まってしまったことが原因でママ友トラブルに発展してしまうことがあります。それがたとえ事実ではなかったとしても、一度広まった誤解を解くことが難しいことが多く、ママ同士が険悪のまま仲直りできないというケースも多くあります。
誘いを断った
ママ友同士の集まりの誘いを受けたときに、都合がつかず断ったことが原因で、関係が悪化してしまうことがあります。こういうタイプのママは、自分の都合を優先して、周りの人の都合はおかまいなしという人も多いので、続けて何回か断ることになると、「せっかく誘ってあげたのに」と機嫌を損ねてしまう場合があります。
あなたの子どもに嫉妬している
ママの場合、自分の子どもが1番すごいと思っている人がいるので、自分の子どもよりもあなたの子どもが優秀だったり、何かの賞を取ったり、選抜メンバーに選ばれたりすると、あなたの子どもに嫉妬をして、ママのことを仲間外れなどにすることがあります。
ママ友の付き合いがつらいときは無理をしない
ママも普通の人間ですから、子どもの友達のママ全員と気が合うわけではありません。合う人も合わない人もいて当たり前です。喧嘩をして縁を切る必要はありませんが、頻繁に誘われて、時間を作ることが大変だったり、金銭的につらくなり、ママ友の集まりに行きたくないという場合は、無理をしてまで相手のママに合わせる必要はありません。
もともとは、子どもが同じクラスになっただけなどで、幼稚園や保育園、学校などで出会っただけの関係です。子どもが学校を卒業してしまえば、そのまままた縁がなくなってしまう人の方も多いです。
仮に、誘いを断ったことで関係が悪化してしまったとしても、そのママとの付き合いが続くのは、子どもが幼稚園や保育園、学校に行っている間の2~3年の間だけです。小学校は6年間ありますが、途中でクラス替えなどもあるので、6年一緒に顔を合わせる人はかなり稀です。
仮に6年間一緒だったとしても、付き合わなければいけないのが学校などの行事があるときだけですよね?一緒にいるのがつらい、気を使ってまで一緒にいたくないママとは無理をして友達になる必要はありません。
LINEがこわい!ママ友同士のLINEグループによるトラブルって?
今は、携帯電話はガラケーを使っているという人はかなり減りましたね。子どもが幼稚園や保育園、学校に通うようになると、ママ友同士でLINEグループを作ることも増えているようです。
誰かがメッセージを送ると、どんなに忙しくてもせめてスタンプだけでも送らないとあとで何を言われるかわからないと悩んでいるママも多いです。
こうなるといつメッセージが来るかわからないので、常にスマホを片手に持ってメッセージを確認していなければならない状況になってしまうので、子どもに対しても悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
こういったわずらわしい環境を避け、連絡事項だけを確認したい場合は、「小さい子どもがいるから」、「介護をしているから」、「仕事中は携帯を見られないから」など、すぐに返事ができないことがあるということを、LINEのグループを作るときに宣言しておくというのも一つの手段ではないでしょうか。
特にLINEなどの活字でのやり取りは、感情の行き違いでトラブルに発展しやすいツールです。一斉に何かを連絡したいときは便利なツールですが、LINEに縛られ過ぎてしまうと自分を追い詰めてしまうこともありますので、注意したいですね。
ママ友ではなくて共通の趣味などで本当に気の合う友達を作る
子どもが嫌われたら困るから…
そんな思いでいいたいことも言えず、行きたくもない集まりに参加して、無理をして付き合うのは友達ではありません。学校にいる間だけ話をしたい人を作りたいのであれば、隣の人に話しかければすむことです。
一緒にいたくない人とあなたの貴重な時間を過ごすのは、もったいないと思いませんか?
子どものことや悩みを相談したり、一緒に何かを楽しむ友達がほしいのであれば、同じ趣味を持っていたり、同じものが好きだったり、本当に自分と気の合う友達を作ることをおすすめします。
学校で知り合ったママの中にも、出身地が同じ人や、同じ音楽が好きな人がいるかもしれません。この人に目をつけられたら、あとが大変なことになると思って無理をして付き合いを続けていると、体調を崩してしまうこともあります。
言いたい人には言わせておけばいいか…くらいの気持ちで、自分が一緒にいて居心地がいい友達を作りましょう。
ママ友がほしい!そんなときはどうしたらいいの?
気を使わなければいけない関係も嫌だけど、ママ友がほしいというママもいると思います。人見知りで自分から話しかけるのが苦手なママに、ママ友を作るコツをご紹介します。
役員に立候補する
周りに知り合いがいないからママ友が欲しいという人におすすめなのが、学校などの役員に立候補することです。私自身、2人の娘を育てた経験があるのですが、自分で立候補したわけではないのに、なぜかくじ引きなどで当たってしまい、小、中、高の全部で学級会長を経験しました。
学校の役員を引き受けると、必然的に学校に行かなければいけない用事を増えますし、他の役員のお母さん方に連絡を取らなければならない用事も増えます。参観日以外で顔を合わせる機会もありますし、少人数で合う機会も多いので、他のお母さん方と話をすることが多くなります。
他にも会議などのときに、何度か顔を合わせるうちに話をして仲良くなるママができることもあります。役員をやっていると、他のお母さんたちと協力して何かをやらなければいけないことも多いので、個人的に連絡先を交換するなど自然と仲良くなれるシチュエーションもできてきます。
参観日以外の自然な子どもたちの姿も見ることもできますし、先生ともコミュニケーションが取りやすくなりますので、ママ友が欲しいという人は、学校などで役員をやるのもおすすめですよ。
子どもが仲良くしている子のママに話しかける
ママの方から話しかけて友達になるのはハードルが高いと感じてしまう人でも、子どもが仲良くしている子のママになら比較的話しやすいのではないでしょうか。「いつも、うちの〇〇が〇〇ちゃんに仲良くしてもらっているみたいでありがとうございます」というところからスタートできますし、「よかったら今度うちに遊びにきませんか」と誘うこともできますね。
逆に子ども同士が〇〇ちゃんの家で遊ぶ約束をしていて、その子のおうちのママも了承しているときは、「今日はありがとうございました」とお礼を伝えることで、ママ同士もコミュニケーションを取ることができます。
子ども同士が仲良しなら、家を行き来して、遊ぶことができるようになると、子どもたちもうれしいですよね。
お互いの家を行き来できるようになると、自然にママ同士も仲良くなれますよ。
子どもが通っている習い事の教室でママ友になることも
子どもが「音楽教室」「ピアノ」「スイミング」「英語」などの習い事をしている場合、習い事教室に通っているママ同士で仲良くなることがあります。同じ教室に通っているということは、家が近い可能性もあるので、知り合った場所は教室だったけど、話をしてみたら、自宅が近くだったという可能性もあります。
そうすれば、幼稚園が学校などでも仲良くすることができますよ。
まとめ
ママ友は、仲良くなれれば楽しい関係を築くことができます。でも、子どものために我慢をして付き合いたくない相手と無理をして付き合いを続けてしまいますと、思わぬ形で関係が突然悪化してしまったり、ママ自身が体調を崩してしまったりすることがあります。
また、スマホが普及した現在LINEなどによるママ友トラブルも増えています。ママ友との関係は、無理をして続けなければいけないものではありません。仮に円満な関係ではなかったとしても、子どもが幼稚園や学校を卒業してしまえば縁は切れてしまうことが多いです。短期間だけの関係だからと、ある程度割り切ってしまうことも大切です。
ママ友がほしい人は、役員に立候補したり、子どもが仲良くしているママに思い切って話しかけたりすることから始めてみてください。最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、きっと仲良しのママ友を作ることができますよ。