子どもの発達障害かも?1歳~3歳によく見られる5つの特徴~自己診断チェックリスト~
親として子どもの発達障害は気になるもの。
特に幼児期の子どもの発達には個人差が大きいため、
「他の同年代の子と比べて、うちの子は成長が遅いかも…。」
「みんなと同じように出来ない…。もしかして何か問題があるのかもしれない。」
など、周りの子と比較して「違い」を感じ、不安や心配になる人が多いようです。
今回はそんな幼児期の子どもの発達障害で、(1歳~3歳児くらいに)よく見られがちな5つの特徴をご紹介します。自己診断チェックリストとして活用して頂けたらと思います。
もくじ
発達障害の診断は早い方が良い理由とは?
子どもの発達障害の診断について、実は4歳以降くらいにならないと、正しい診断はできません。
1歳~3歳くらいの子どもは発達に個人差があるため、気になる行動があったとしても、発達障害かどうかの見極めが難しい時期なのです。発達障害の疑いがあった場合でも、医師によって診断名が異なることもあります。
ただ、「じゃあ4歳くらいになってから診断すれば良いのでは?」と思うかもしれませんが、もし発達障害だった場合、対応は早ければ早い方が良いのです。早めに対応することで、症状が改善する可能性が十分にあるからです。
ですので、子どもの発達に不安があるのであれば、まずは早めに自己診断することをオススメします。
子どもの発達障害~自己診断チェックリスト~
発達障害がある1歳~3歳の子どもに、よく見られがちな特徴を5つご紹介します。
【1】ごっこ遊びをしない
発達障害がある場合には「流れ」を把握することが苦手です。例えば、「ぬいぐるみに語りかけながら、ご飯をあげる真似をする」といった流れのある遊びをしません。また、ごっこ遊びを他人と相互的に発展させていくこともできません。
【2】コミュニケーションとして指差しをしない
子どもは1歳過ぎくらいから、コミュニケーションとしての「指さし」をするようになります。「あれ取って!」などの要求としての指差しです。
言葉を話せない子どもにとって、指差しは自分の気持ちを伝えるためのコミュニケーションツール。発達障害がある場合は、このような要求としての指差しをしない傾向にあります。
【3】頻繁につま先立ち、つま先歩きをする
発達障害がある場合「つま先歩き」をすることがよくあります。また、広汎性発達障害がある場合、つま先立ちをすることで自分の足を意識するなど、身体の一部分の動きを通して自分を確認することが頻繁にあります。
【4】概念を理解できない
発達障害の子どもは、概念(用途)を理解できないことがあります。例えば、真ん丸でサッカーボールの絵が描かれたお皿があったら、お皿に食べ物が乗っていたとしても、お皿ではなくサッカーボールと認識しているような行動が見られます。
【5】具体的な固有名詞から話し出す
子どもが言葉を覚える時は、まず全体を認識し、次にそれを細分化して整理していきます。しかし発達障害の場合は、例えば「おやつ」ではなく、「チョコ」「せんべい」「ゼリー」などの具体的な固有名詞から話し出すということがあります。
以上の5つの特徴をご紹介しました。あくまで「発達障害のある子どもは、この時期にこのような行動をとる子が多い」ということでしかありませんので、判断材料の1つとして参考にしていただけたらと思います。
発達障害は親のせい?正しい知識を知ろう!
ちなみに子どもに発達障害がある場合、その親は「私のしつけが悪かったのかしら…」など、自分を責めてしまうことがあるようです。
しかし、発達障害の原因は脳の一部の機能不全であって、親のしつけだったり、子どもの性格によるものではありませんので、自分を責める必要はありません。
そして、発達障害がある場合、通常の子どもとは違うモノの見方・考え方をしますので、親はそれにあった対応・接し方をすることが大切。対応や接し方は成長によって変わってきますので、自分流ではなく医師に相談し、具体的なアドバイスをもらうことが必要となります。
実は!発達障害は適切な接し方をすることで、症状が回復する可能性も十分にあります。特に言葉や物事の理解が進む2歳代、社会性が伸びる4歳代がポイント。
もし子どもに発達障害があるなら、なるべく早くそれを認識し、なるべく早く適切な対応をした方が良いことは分かって頂けるでしょう。
発達障害かも…と思ったら、親は次に何をする?
ですので、上記のチェックリストを参照していただき、もし「発達障害かも」と思ったら次の行動に移しましょう。
まずは、かかりつけの小児科や、近所にある保健センターに相談するのが良いでしょう。1か所で納得できなければ、他にも2,3か所に行って診てもらうのも良いですね。
また、それでも納得できない場合は、ご自身で医師を見つけて相談されるのも良いかと思います。関連書籍から見つけるのも良いですし、最近はインターネットで簡単に情報収集できるので、ネット検索するのもオススメです。
具体的な指示をしてくれて、安心・信頼できる医師を見つけて相談しましょう。
子どもの発達障害まとめ
以上、子どもの発達障害について、自己診断方法や基本的な知識、次に親が取るべき行動などなど、お話しさせていただきました。
子どもの発達障害に不安があれば、早い時期から適切に対応することが大切。自己判断で自己流の対応をするのではなく、可能性を感じたら医者などの専門家にちゃんと相談し、子どもに合った対応・接し方をするようにしましょう。
もしかしたら、クリスタルチルドレンやインディゴチルドレンの特徴があるかもしれません。良かったらチェックしてみてください。