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妊婦の旅行「マタ旅」ってどう?実は危険な妊娠中の旅行。ブームに乗らないで!

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妊婦の旅行「マタ旅」ってどう?実は危険な妊娠中の旅行。ブームに乗らないで!
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妊娠中の皆さん、どのようなマタニティライフを送っていますか?妊娠期間は、一生のうちでも本当に特別な時間。だからこそ、素敵な思い出をたくさん作りたいですよね?

そんな思い出作りとして最近ブームの一つになっているのが、妊婦さんの旅行「マタ旅」です。

雑誌にも載っているし、芸能人もInstagramにアップしているし、「妊婦で旅行に行くってオシャレじゃない?」「良い思い出になるし私も行きたいな」と思う方も多いのではないでしょうか。

でも、ちょっと待って!妊婦さんの旅行は、本当に大丈夫なのでしょうか?安定期なら大丈夫?実際にどんなリスクがあるの?妊娠中の旅行に関する疑問にお答えします。

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なぜ妊娠中に旅行に行きたがるのか?

なぜ妊娠中に旅行に行きたがるのか?

最近ブームになりつつある、妊娠中の旅行「マタニティ旅行」略して「マタ旅」ですが、そもそも妊娠中にどうして旅行に行きたくなるのでしょうか?

まずは、妊娠初期のツラいつわりからやっと解放され、気分的にも軽くなって活動的に過ごしたくなるからでしょう。毎日、家にいてもすることはないし、日常から離れて気分をリフレッシュしたくもなりますよね。

また、1人目の妊娠の場合、夫婦2人きりで過ごせる時間も残り数ヶ月となります。赤ちゃんが生まれる前に、夫婦2人でゆっくり旅行などして、2人の時間を過ごしたい方も多くいるでしょう。

赤ちゃんが生まれてからは、しばらくの間はとても旅行に行かれるような余裕はないかもしれません。だから今のうちに行きたい場所に行っておきたい。

妊娠中に旅行に行こうとされる方たちは、様々な理由があって、マタ旅をしようと思われるのではないでしょうか。

そして、「マタ旅」は妊婦さんの多くが読まれるマタニティ雑誌などでも特集されたり、旅行会社がマタニティ旅行を取り上げ、ホテルや旅館などが妊婦さん向けの癒しプランを紹介したり、また芸能人の発言などにもみられます。

妊婦さんの旅行はとても特別な素晴らしい事であるような演出が上手くなされていますね。同時に、読者が不安になるような内容や怖がらせるようなリスクに関する記事は少なく、ワクワクするような楽しい内容となっている場合が多いです。

この様ないわゆる、妊娠、妊婦などのファッション化も、妊婦さんが旅行に行きたくなるような要素の1つになっているでしょう。

妊婦さんの旅行、いつなら大丈夫?医者の見解は?

妊婦さんの旅行、いつなら大丈夫?医者の見解は?

では、10ヶ月の長い妊娠期間ですが、旅行に適した時期とはいったいいつ頃なのでしょうか?

もちろん、国内旅行なのか、海外旅行なのか、また、移動手段は何か、等によって変わってくるのは当然ですが、一般的に経過が順調な妊婦さんの場合、「いわゆる安定期に入ってから臨月になるまでの間の16週辺りから27週くらい、または30週くらいまで」が適していると言われています。

というのは、妊娠初期というのは胎盤もまだ完成しておらず赤ちゃんが不安定なため流産をしてしまう確率が高いので、極力無理をしないで過ごすというのが一般的です。

そして、この妊娠初期は多くの妊婦さんがつわりで苦しい思いをしている時期でもあります。そうすると「旅行を楽しむぞ!」という楽しい気持ちにはなかなかなれないでしょう。

胎盤が完成し、いわゆる安定期と言われる時期になると、ツラかったつわりもやっと治り始め、胎盤が完成したことで流産の確率も下がり、少しホッとする方も多くなるのではないでしょうか。お腹もまだ目立たず、お腹の重みもまだあまり感じず、一番活動的に過ごせる時期ですね。

やはりこの時期になると、「ちょっと遠出してみようかな」「ちょっと気分転換したいな」という気持ちも出てくるでしょう。この頃が、旅行をするには一番適している、と言われている時期になります。

そして臨月になる頃には、お腹も大きく重くなり、ちょっと歩いても息切れしてしまったり、お腹が張ってしまったり、となかなか活動的にはなれません。そして、大きなお腹で足元が見えづらかったりと、バランスを崩しやすくなり危険です。

この頃には、いつ赤ちゃんが生まれてしまうか、という緊張感や不安感も出てきますので、やはり妊娠初期と同じように、旅行を楽しむ様な気分にはなかなかならないでしょう。

そして、気になるのはマタ旅に関してのドクターの見解ですが、やはり妊娠初期や臨月になる頃の旅行は勧めていません。里帰りする場合も、臨月前にはするようにアドバイスされるようです。それ以外の時期での妊婦さんの旅行については、「あくまで自己責任で」というスタンスを取っているようです。

ただし、切迫早産だったり、子宮頸管が短かったり、前置胎盤だったり等、何かしらの問題がある場合にはこれらは当てはまりませんので、適宜担当のドクターに確認する必要があります。

 

そもそも妊娠中に安定期はあるのか?安定期という言葉の誤解とは?

そもそも妊娠中に安定期はあるのか?安定期という言葉の誤解とは?

ここまで、一般的にマタ旅に適しているといわれる時期について説明してきました。
しかし、そもそも妊娠中に安定期というのは存在するのでしょうか?

妊娠中とは、自分の身体の中で一つの命を育てている期間です。そこには、安定期と言われるものは、ないのではないでしょうか。

まず、安定期の解釈ですが、少し誤解されているようです。というのは、安定期は赤ちゃんを流産・早産する心配がなくなったという意味ではなく、胎児と母体をつなぐ胎盤の血管が出来上がった、という意味なのです。

つまり、安定期とは胎盤ができ上がったことで赤ちゃんが育つ環境が整った、ということに過ぎないのです。

ですので、経過が順調な妊婦さんの方でも、「昨日までは胎動があったのに…」「突然出血してしまった」「臨月前なのに赤ちゃんが降りてきてしまった」という話はよくあります。

そう考えると、安定期だからと過信して、多少無理をしてしまうのは危険なことです。

 

妊婦さんの旅行中に起こりうるリスクとは?

妊婦さんの旅行中に起こりうるリスクとは?

では、それでも安定期だから大丈夫、と旅行に行った場合、妊婦さんやお腹の赤ちゃんに起こるかもしれないリスクにはどの様なものがあるのでしょうか。

まずは、疲れからお腹が張ることが起こりえます。
無理のないスケジュールを組むから大丈夫、と思われるかもしれませんが、旅行という非日常の中、本人は無理をしていないと思っていても、無意識に無理を重ねている場合もあります。

また、予定外の事が起きたりすると、それだけでもストレスとなり、心身に負担がかかります。その結果、もしかすると早産になりかけたり、出血してしまったり、緊急入院が必要になってしまうこともあり得ます。

そして、旅行先で母体又は、赤ちゃんに異常が起きた場合、かかりつけの産婦人科ではなく、今までの経過を知らない初めての産婦人科にかかることになります。この場合、断られることも可能性としてありますし、緊急の場合でも搬送先がすぐに見つからず、結果的に不幸な転帰となってしまう可能性もあるのです。

さらに、海外旅行の場合に現地の病院にかかると、保険の問題などから高額な治療費を請求されることもあります。

それでも旅行にいきたい場合は?気をつけるべき4つのポイント

それでも旅行にいきたい場合は?気をつけるべき4つのポイント

以上ここまで、妊娠中の旅行に関して、適した時期はあるのか、旅行に行くことでどの様なリスクがあるのか、について説明してきましたが、いかがでしょうか?

マタ旅についてマイナスなイメージを与えてしまったかもしれません。

では、それでも旅行に行きたい場合、どうしたら良いのでしょうか?

旅行先の選択に気をつける

まずは、旅行先の選択に気をつけましょう。
旅行先は、いざという時にすぐに戻ってこられるように、車や電車で2~3 時間くらいの近場がおすすめです。みんなが同じスケジュールで動かなくてはいけない、ツアー旅行より、マイペースでいかれるフリー旅行の方が安心です。何かあった時、周りの人達に迷惑がかかるから、と心配しなくてすみます。

それから、もちろん妊娠中の海外旅行はおすすめしません。繰り返しになりますが、万が一海外でお産になると、保険も使えず巨額の出費になることがあります。それよりなにより、言葉が通じない中で体調が悪くなったり、病院を探さなくてはいけなくなったりすることで、心身ともに非常にストレスがかかります。日本にいたら助かったのに、などということにもなりかねません。

宿泊先については、最近は妊婦さん歓迎の宿も増えていますが、なかには「宿泊中に何かあったら困る」と、妊婦さんの受け入れを断ってくる場合もあります。ですので、宿泊予約の際に妊娠している旨を伝え、快く受け入れてくれる宿を選びましょう。最近は、マタニティプランのあるホテルや旅館も増えていますので、是非探してみてください。

移動に関して注意すべきこと

妊娠中は血液量が増加しており、血栓ができやすくなります。ですので、同じ姿勢をとり続けるとエコノミークラス症候群になりやすいです。また、妊娠中はトイレも近くなるので、車での移動ではこまめに休憩を取って、身体を動かすことを心がけましょう。

飛行機を使う場合は、医師の委任状が必要な場合もありますので、予約の際に妊婦である旨を航空会社に伝え、書類の準備などの確認をしましょう。

車でも、電車でも、移動の際は時間に追われたりと無理のないように、こまめに休憩をとれる余裕をもって行動しましょう。

無理のないスケジュールにする

旅行のスケジュール自体、あっちもこっちも行きたい!とタイトなスケジュールを組まず、宿の近場を散策するくらいの無理のないスケジュールにしたほうが安心です。

先にも書いた通り、旅行中は日常から離れている事で、本人が自覚している以上に興奮したり、疲れたりすることもありますので、無理をしない事が大切です。

かかりつけの産婦人科医に相談しておく

旅行に行く場合は、必ずかかりつけの産科医に相談し、経過に問題がないことを確認するのを忘れないようにしてください。そして、間違っても臨月近くになってからの旅行や、安定期前の旅行は避けましょう。

 

赤ちゃんのことを一番に考えてマタ旅を検討しよう

妊娠は、オシャレなファッションではなく、また、その過ごし方を誰かと比べ自慢するようなものでもありません。

しかし最近は、妊婦、そして妊娠期間のファッション化が進み、いかにオシャレで楽しいマタニティライフを送るかということにフォーカスされていて、妊娠中におこりうるリスクや注意するべき事などを正しく理解する機会が減ってきているように思います。

妊娠中は、体重を気にして思うように食べられなかったり、お腹が大きく思うように動けなかったり、出産への不安があったり、とてもストレスのある期間であるのも事実です。

しかし同時に、それはお腹に大事な命を宿し、育てるという大きな責任を伴った期間であり、赤ちゃんと一心同体の貴重な期間です。

この大切な時期を、できることならリスクを伴うようなブームに乗らず、心身を労わりながら無理せず過ごして頂きたいと思います。

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