新生児の赤ちゃんが寝ないのはなぜ?5つの理由と寝かしつける9つの方法
赤ちゃんが生まれた喜びもつかの間、新生児の赤ちゃんが突然寝なくなってしまい、寝ない原因がわからずに、ママも疲れてイライラがMAX!という経験をしている人は実はとても多いんです。
新生児の頃は、寝ている時間が多いのが一般的なのですが、昼間はよく寝てくれるのに、夜になると突然寝なくなってしまったり、今まではよく寝ていたのに、急に寝なくなってしまうということもあるんですね。そこで、新生児の赤ちゃんが寝ない理由や赤ちゃんを上手に寝かしつける方法についてご紹介します。
赤ちゃんが突然寝なくなってしまって、困っているママは参考にしてみてくださいね。
もくじ
新生児が寝ない理由にはどんなことがあるの?
新生児が寝ない理由はっきりとはわからないこともあります。でも、産まれたばかりの赤ちゃんは、不快なことがあっても、不安なことがあっても、ママに言葉で伝えることができません。新生児が寝ない理由と赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったときに試した先輩ママが実践した赤ちゃんを寝かしつける方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
ママのおなかの中から出てきた今の生活に赤ちゃんはとまどっている?
新生児の赤ちゃんは、今までママのおなかの中で羊水に包まれて、安心して過ごしてきました。でも、出産とともに、ママのいる世界に出てきたので、急激な環境の変化にとまどってしまい、寝てくれなくなってしまうことがあります。赤ちゃんが生まれたあと、沐浴のときに赤ちゃんの体にガーゼをかけて、手が自由に動かないように安心させてあげますよね。羊水に包まれて安心して過ごしてきた赤ちゃんにとって、ママのいる世界では手足が自由に動くので、それだけで不安になってしまうことがあります。
初めての出産でママになった人は、新米ママですが、新生児の赤ちゃんもしばらくは新米赤ちゃんなのです。環境の変化についていけなくて、不安になったり、怖くなってしまい、うまく寝られなくなってしまうことがあります。でも、赤ちゃんも少しずつママのいる世界に慣れようと頑張っています。
最初は、新しい環境に慣れていないから赤ちゃんも大変なんだなと思ってあげるだけでも、少しだけ気持ちに余裕が生まれるでしょう。
新生児の赤ちゃんは昼と夜の区別がわからない
生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠時間は、1日に15~20時間にもなるそうです。そして産まれてから1か月くらいまでの赤ちゃんの睡眠時間は16~18時間くらいだといわれています。1日は24時間ですから、数字だけを見ると1日の大半を寝て過ごしているイメージです。
大人の場合、朝起きて夜まとめて寝るのが普通ですが、赤ちゃんの場合、昼と夜の区別があるわけではありません。睡眠にも個性があって、好きな時間に寝て、好きな時間に起きるということをしているので、寝ている時間も起きている時間も赤ちゃんによってバラバラです。特に生後3か月くらいまでは、おっぱいを飲んで、ねんねをして、うんちをしてのように短い睡眠を繰り返すのが普通です。
つまり、新生児の赤ちゃんは、一度にたくさんねんねをするというよりも、ねんねをして起きておっぱいを飲んで、ねんねをして起きてうんちをして、ねんねをして…ということを繰り返しているので、なかなか寝てくれない、睡眠時間が短いというのは仕方がないともいえる時期なのです。
月齢が進むと生活リズムができてくるので、ママも少しずつ楽になります。赤ちゃんがまとめて寝てくれないので、ママもまとまった睡眠が取れない日が続きますが、赤ちゃんが寝ている時間にママも休憩するようにして、少しでも体を休めるように工夫しながら乗り切っていきましょう。
新生児の赤ちゃんの睡眠の特徴が関係している
睡眠の種類には、レム睡眠とノンレム睡眠があります。言葉だけは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。レム睡眠とは、体の睡眠と呼ばれていて、体は休んでいても脳は動いている状態のことをいいます。ノンレム睡眠は、脳の睡眠と呼ばれていて、眠りが深い状態になっていることをいいます。
新生児の場合、レム睡眠の時間が長いので、のどが渇いた、おなかがすいた、おむつが濡れて気持ちが悪い、暑い、寒いということ以外にもちょっとした刺激で目を覚ましやすい状態になっています。赤ちゃんがしっかりねんねができるように、良質な環境を整えてあげることも大切な時期だということがいえます。
体や環境に不快感がある
新生児の頃は、胃が小さいため一度にたくさんのおっぱいやミルクを飲むことができません。新生児の頃の授乳間隔が3時間ほどなのは、このような理由があるからです。また、胃の状態も未熟なので、ちょっとした刺激でおっぱいやミルクをはき戻しやすい時期ですし、ミルクなどを飲むときに空気もたくさん飲み込んでしまうので、げっぷがうまく出せないとおなかが張ってしまうこともあります。
このように、おなかがすく、のどが渇く、おなかが張っているなど、体に不快感があったり、暑かったり、寒かったりなど環境に不快を感じることがあるとすぐに目を覚ましてしまうことがあります。
眠いのにうまく眠れない・ママに甘えたい
大人でも眠気があるのに、うまく寝られなかったり、いつも家族が多くてにぎやかなのに、突然家でひとりになってしまったりすると、なんとなく落ち着かないということがありますよね。それと同じように赤ちゃんも眠いのにうまく寝られなかったり、不安で甘えたかったりするとなかなか寝ないことがあります。
こういうときは、ママも心臓の音を聞いたり、ママのぬくもりを感じると安心することがありますので、抱っこをしたり、隣で添い寝をしてあげたりしてみましょう。
赤ちゃんが寝ない!先輩ママの体験談からわかる寝かしつける9つの方法!
新生児の赤ちゃんは、目を覚ましやすく、まとめて寝ない時期だとわかっていても、いつまでも泣き止まなかったり、なかなか寝てくれなかったりする日が続くとママも疲れがたまってきてしまいますね。そこで、なかなか寝ない赤ちゃんを持った先輩ママたちが、乗り切ってきた方法をご紹介します。赤ちゃんが寝てくれなくて困ったときは試してみてくださいね。
おっぱいをあげたり、おむつを替えてみる
赤ちゃんが寝てくれないときは、おなかがすいていないか、おむつが濡れていないかを確認してみましょう。赤ちゃんはおなかがすいているときも、おむつが濡れて気持ちが悪いときも、泣いてママに伝えようとします。赤ちゃんがなかなか泣き止まないときは、まずはミルクをあげてみたり、おむつが濡れていないかを確認してみましょう。
赤ちゃんが暑すぎたり、寒すぎたりしていないか確認する
新生児の赤ちゃんは大人に比べて体温が高めです。そのため、ママがちょうどいいと感じていても赤ちゃんにとっては、部屋の温度が高すぎたり、逆に低すぎたりすることがあります。赤ちゃんが汗でびっしょりになっていないか、逆に手足が冷たくなっていないかを確認してみましょう。
沐浴の時間を一定にしてみる
赤ちゃんの沐浴は、ママの都合のよい時間であればいつでも問題がないといわれています。でも、赤ちゃんだけではなく、人が眠くなる前にはいったん体温が下がるというメカニズムがあります。そのため、赤ちゃんが眠くなる時間の前に沐浴をしてしまうと、体温が上がり、なかなか寝ない原因になってしまうことがあります。沐浴の時間を決めると、赤ちゃんの生活リズムを作りやすくなるといわれています。可能であればできるだけ沐浴の時間を決めて、同じ時間にお風呂に入れてあげると、赤ちゃんが寝やすくなる可能性があります。
抱っこをして安心感を与えてあげる
一番多かった意見は、赤ちゃんが寝るまで抱っこをしてあげる方法です。抱っこをしておっぱいやミルクをあげて、赤ちゃんが眠ったら布団におろすという人が多かったです。赤ちゃんをおろした途端起きてしまうことがある場合は、赤ちゃん座布団の上にのせて寝るまで抱っこをしたあとに、そのまま座布団と一緒にゆっくりおろして寝かせると起きなかったという意見もありました。
抱っこからおろすときに泣いてしまう赤ちゃんには有効な方法になるかもしれませんよ。
心音の聞こえるぬいぐるみを使う
赤ちゃんは、おなかの中にいるときに、ママの心臓の音や血液の流れる音を聞きながら成長していて、そのときに聞こえていた音に近い音を聞かせてあげると安心して寝てくれたというママもいました。
心音に近い音といわれているものには、テレビ放送の終了後に流れるいわゆる「砂嵐の音」と呼ばれているものなどもありますが、この音が流れるぬいぐるみなども売られています。
これらの音は、効果のある赤ちゃんと効果がなかったという赤ちゃんがいましたが、一度試してみるのもいいかもしれませんね。
ぬいぐるみだけではなく、赤ちゃんの安心を誘う効果が期待できる音には、「テレビの砂嵐の音」「ビニール袋をガサガサさせる音」「ドライヤーの音」などがあります。
添い寝をしてみる
赤ちゃんは、大好きなママがそばにいてくれるだけで安心することができます。赤ちゃんがなかなか寝てくれないときは、赤ちゃんの隣で添い寝をしてみましょう。ママのニオイやママの存在を感じると赤ちゃんが安心して寝てくれることがあります。赤ちゃんと一緒に横になるとママの体も休めることができますね。
ただし、ママが添い寝をする場合は、赤ちゃんの口や鼻をふさいでしまわないように注意するようにしてください。
赤ちゃんが寝ている時間は部屋を暗くする
生まれたばかりの新生児の赤ちゃんの視力は、どれくらいあるかご存知ですか?実は、産まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01くらいで、周りの世界はぼんやりとしか見えていません。ママがミルクをあげたり、おっぱいをあげているときの距離で、ぼんやりママの顔が見えるくらいの視力しかないんですね。
ただし、物の形を認識することはできなくても、明るさはある程度わかるといわれています。赤ちゃんの顔に光が当たるとまぶしそうな顔をすることがありますよね?
赤ちゃんが寝ている時間は、テレビなどを消したり、カーテンを閉めて部屋を暗くしてあげると、赤ちゃんが寝やすい環境にしてあげることができます。逆に起きている時間は部屋を明るくしてあげると、大きくなったときに昼間と夜の区別がついて、朝は起きて、夜は寝るというリズムを作りやすくなります。
おくるみにくるんで寝かせてあげる
おくるみはいろいろなものがありますが、ガーゼのおくるみは、吸湿性もよく肌触りもいいですし、洗濯もしやすいのでおすすめの1枚です。
新生児の赤ちゃんは、モロー反射といって、急に体がビクっとなってしまうことがあります。そのため、体がビクっとなってしまったことで赤ちゃんがびっくりして起きてしまうことがあります。おくるみにくるんでから寝かせてあげると、びっくりして起きてしまうことを防ぐことができ、またママのおなかの中にいたときのように安心して寝ることができるといわれています。
赤ちゃんがなかなか寝てくれない、寝つきが悪い場合は、おくるみにくるんで寝かせてみる方法を試してみてください。
<おくるみの使い方>
https://youtu.be/qhJ8KovyPOk
ママのイライラが赤ちゃんの寝ない原因になってしまう
出産後は夜中も3時間ごとに起きて授乳をしなければならないため、まとまった睡眠が取れない上に赤ちゃんがなかなか寝ないと泣き声を聞いているだけでママがストレスを感じてしまうことがあります。
ママのイライラした状態が赤ちゃんに何らかの影響を及ばしてしまい、赤ちゃんが寝ない原因になってしまうことがあります。ママが疲れていたり、赤ちゃんがなかなか寝てくれなくてイライラしているときは、数時間でもいいので、家族に赤ちゃんのお世話をお願いして、ママがリフレッシュできる日を作ってみましょう。
ちょっと気分転換をするだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。ママの気持ちが穏やかになれば赤ちゃんも寝てくれるようになるかもしれませんよ。
新生児が寝ない原因は赤ちゃんの具合が悪い可能性もある
新生児の赤ちゃんは、体調が悪くてもママに言葉で伝えることができません。おなかもすいてない、おむつも濡れていない、室温もちょうどいい、抱っこしても泣き止まないときは、体調が悪くないかを確認してみましょう。
新生児の場合、大人に比べて平熱は高めです。元気なときにたまに体温を測り、赤ちゃんの平熱を確認しておきましょう。
赤ちゃんが泣いているといつもより体温が高くなってしまうこともありますが、平熱に比べて明らかに熱が高くなっていないか、おなかがはっていないか、便秘はしていないかなどを確認してみましょう。体温が高く、具合が悪そうにしているときは、医療機関に受診するようにしてください。
まとめ
新生児の赤ちゃんがなかなか寝てくれないという悩みを持つママは多いです。新生児のときは授乳回数も多いので、ママもまとまった睡眠がとることができないため、赤ちゃんがなかなか泣き止んでくれないとママのほうが泣きたくなってしまうこともありますね。
ママも新米で赤ちゃんのことがよくわからず不安になってしまうことがありますが、産まれたばかりの赤ちゃんも新米赤ちゃんです。ママと同じ環境で生活するために一生懸命頑張っているので、ママもあせらず子育てをしていきましょう。
泣き止まない赤ちゃんを持った先輩ママがやっていた、赤ちゃんを寝かせるための方法もご紹介しました。赤ちゃんにも個性があるので、合う赤ちゃん、合わない赤ちゃんもいると思いますが、なかなか寝なくて困ったときはご紹介した方法を試してみてください。
赤ちゃんが元気に育つためには、ママも元気でいることが大切です。子育てに疲れてしまったときは、周りの人の手も借りながら新生児期の大変なときを乗り切っていきましょうね。
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