6か月の赤ちゃんの離乳食の量はどれくらい?進め方やおすすめレシピ

生後5か月~6か月くらいになったら、少しずつ離乳食を始めましょうといわれます。でも、「離乳食ってどれくらいの量からあげたらいいのか」、「どんな食材を使ったらいいのか」などわからないことがたくさんあるでしょう。簡単レシピ3品も紹介していますので最後も読んでいただけたら嬉しいです。

他にも「おかゆから離乳食を始めたけど、赤ちゃんがぜんぜん食べてくれない。どうしたらいいの?」など赤ちゃんが食べてくれなくて悩んでしまうママも多いです。

離乳食の初期と呼ばれている生後6か月の赤ちゃんの離乳食の量や進め方、おうちでできる簡単レシピなどをご紹介します。これから離乳食を始めるママは参考にしてみてください。

離乳食初期の5~6か月の赤ちゃんについて

離乳食初期の5~6か月の赤ちゃんについて

赤ちゃんが5~6か月になったら、少しずつ離乳食をはじめましょう。時期としてベストな時期です。

大人にとってはあたりまえの食事ですが、生まれてからずっとお母さんの母乳やミルクで育った赤ちゃんにとって離乳食は体験したことのない味を体験することになります。

はじめての味になれなくて、嫌な顔をしたり、口をあけてくれないこともあります。でも、最初は無理をせず少しずつ新しい味に慣れるようにしてあげましょう。

6か月の赤ちゃんの離乳食の量の目安

離乳食初期の赤ちゃんの離乳食の1回の量の目安は、ポタージュ状のおかゆを小さじ1杯程度からスタートしましょう。離乳食初期のおかゆは10倍かゆから始めましょうと書かれていますね。10倍かゆとは、米と水の割合が1:10で作ったおかゆのことをいいます。

離乳食を始めた赤ちゃんは、初めから嫌がらずに食べてくれる赤ちゃんもいますが、嫌がって食べてくれない赤ちゃんもいます。最初は、ミルク以外の食べ物に慣れることが大切なので、無理強いせずにゆっくり進めていきましょう。

離乳食初期の5~6か月の赤ちゃんの栄養は、母乳やミルクがメインです。1日1回赤ちゃんのご機嫌のよい時間帯を見計らって、ポタージュ状のおかゆを小さじ1杯から始めてみましょう。離乳食の時間はある程度決めておくといいですが、赤ちゃんのご機嫌によっては多少ずれでも大丈夫です。

離乳食初期の10倍かゆの作り方

離乳食の作り方はお米から作る方法やごはんから作る方法があります。離乳食作りは大変なので、比較的簡単にできるごはんから作るおかゆの作り方をご紹介します。

<材料>

(3~4食分)
ごはん 30g
水 1カップ

<作り方>

1.鍋に水とごはんを入れて、火にかける前にお箸などでごはんを軽くほぐしておきます。

2.はじめは火を強火にし、お鍋がブクブクと煮立ってきたら弱火にします。ふたをずらした状態で20分くらい火にかけます。

3.20分くらいたったら、ふたをして火を止め、10分ほど蒸らします。おかゆに慣れるまでは、粒がない状態になるように滑らかにすりつぶしてあげるか裏ごししてあげましょう。

慣れてきたら少しずつ粒を粗くするようにしてみてください。離乳食で最初にあげるおかゆは口当たりがよいほうがいいので、裏ごししてあげると食べやすくなりますよ。

おかゆはその都度作ると大変なので、小分けができる容器にうつして冷凍保存をしておくと便利です。次のような作り方動画が参考になると思います。

6か月の赤ちゃんの離乳食初期の離乳食の進め方

離乳食のスタートは、上記でご紹介した10倍粥を小さじ1杯からスタートしましょう。小さじ1杯を食べられるようになったら、2杯、3杯のように少しずつ増やしていきます。6か月の赤ちゃんの離乳食の進め方をご紹介しますので、赤ちゃんのご機嫌や体調、便の状態などを観察しながら進めるようにしてみてください。

離乳食初日~2日目

離乳食は、アレルギーなどの可能性が少ないポタージュ状のおかゆを小さじ1杯から始めてみましょう。最初からよろこんで食べる赤ちゃんもいますが、口にいれた途端に口から吐き出してしまう赤ちゃんもいます。最初の日に無理に食べさせようとしてしまうと、離乳食を嫌がるようになってしまうことがあります。初日は無理をせず赤ちゃんが食べてくれるだけあげましょう。

離乳食2日目もおかゆ小さじ1杯程度を目安にしてください。

3日目~4日目

赤ちゃんが食べてくれるようであれば、おかゆを小さじ2杯に増やしてみましょう。3~4日目は小さじ2杯を目安にすすめてみてください。

5日目~7日目

5日目から小さじ3杯を目安にしてみましょう。小さじ3杯食べられる赤ちゃんならば、7日まで1日1回小さじ3杯程度のおかゆをあげてみましょう。

離乳食の進め方はあくまでも目安です。おかゆを喜んで食べる赤ちゃんもいますが、嫌がる赤ちゃんもいます。そのときは、無理をせず途中でやめてしまっても大丈夫です。おむつを替えるときに、下痢などしていないか確認しながらすすめましょう。

離乳食開始から2週間目

離乳食を開始して、2週間目になったら、アクの強いものや匂いの強いものを避けて、野菜も少しずつ与えてみましょう。離乳食を始めやすい野菜は、「じゃがいも」「かぼちゃ」「にんじん」「たまねぎ」などです。

これらの野菜の皮をむき、小さく切ってゆで、つぶします。ゆで汁やだしなどでポタージュ状になるまでのばします。おかゆになれた赤ちゃんも、野菜は初めての味なので、最初は嫌がることもあります。無理をせず食べられるだけあげるようにしてみてください。初めは、おかゆ小さじ3杯に野菜小さじ1杯を加えてみましょう。

離乳食開始から3週間目

離乳食を開始して、3週間目になったら白身魚や豆腐などのたんぱく質も追加してみましょう。白身魚は火を通しただけだと水分が少なくパサパサしてしまい食べにくいので、とろみをつけてあげると食べやすくなります。

野菜や白身魚などに水分を入れてのばすときに、だしなどを使うことがあります。

もちろん、かつおぶしなどでだしをとってもいいのですが、離乳食初期の赤ちゃんが食べる量はまだ少ないので、毎回自分でだしを取るのは大変ですよね。

筆者の場合、市販の赤ちゃん用の和風だしや野菜スープをよく利用していました。スティック状になっていて、お湯で溶くだけで簡単にだしやスープになります。ママの離乳食作りが楽になるのでおすすめです。

離乳食を開始して1か月が過ぎたら

離乳食をはじめてから1か月くらいたったら、離乳食の回数を1日1回から2回に増やしてみましょう。

離乳食の量は、あくまでも目安です。赤ちゃんの食べ方や体調に合わせてすすめてみてください。また、離乳食を食べたあとに体に発疹が出るなどのアレルギー反応が見られた場合は、医師に相談するようにしてくださいね。

5~6か月の離乳食初期の赤ちゃんの離乳食作りで注意すること

5~6か月の離乳食初期の赤ちゃんの離乳食作りで注意すること

5~6か月の離乳食初期の赤ちゃんのための離乳食作りで注意することがあります。それは、素材の味だけを利用するようにして、塩などで味付けをしないことです。ママにとっては味がなくて物足りないと感じてしまうかもしれませんが、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには塩味などの味付けは不要なんですね。

野菜などをあげるときは、旬の野菜を使うと自然の甘味がありますね。自然の優しい味から慣れていくようにしてあげてください。

また、アレルギーにも要注意!

離乳食を食べてくれなかったときはどうしたらいい?

離乳食は、赤ちゃんにとっては未経験の味です。今まで母乳やミルクの味しか知らなかった赤ちゃんにとっては、おいしいと思えないこともあるんです。ママも食べた経験がないものを最初に食べるときは、どんな味なのかわからないので、おそるおそるちょっとずつ口に入れてみると思うんです。

赤ちゃんにとっても、離乳食は未知の味のものです。食感も母乳やミルクとは違うので嫌だなと感じてしまうこともあります。一生懸命時間をかけて離乳食を作ったのに、ぜんぜん食べてくれないとママもがっかりしてしまいます。

私もものすごく時間をかけて離乳食を作ったのに、イヤイヤをされてまったく食べてくれなかったときは、がっかりしてしまい、離乳食作りが嫌になったことがあります。

最初は離乳食を食べる赤ちゃんも離乳食を作るママもとても大変です。ママも最初から毎回離乳食作りを頑張りすぎてしまうと負担が大きくなってしまいます。多めに作って冷凍保存をしたり、市販の離乳食なども上手に使用しながら進めてみましょう。

口に入れても、口から出してしまう赤ちゃんの場合は、少量を下唇の上にのせてあげるようにしてみてください。なんとか食べさせそうと無理やり口の中に入れてしまうと、食べることを嫌がるようになってしまうことがあります。離乳食を嫌がる赤ちゃんの場合は、最初は、なんとなく口に入ったかな?程度から始めることが大切です。

5~6か月の赤ちゃんの離乳食初期(ごっくん期)の簡単レシピ3品紹介

5~6か月の赤ちゃん向けの離乳食初期の簡単レシピをご紹介します。これからの離乳食作りの参考にしてみてくださいね。

さつまいもリンゴ レシピ

さつまいもリンゴ

<材料>

さつまいも
リンゴ
リンゴ果汁

1.さつまいもの皮をむき、やわらかくなるまで煮てから裏ごしをします。同様にリンゴもやわらかくなるまで煮てから裏ごしをします。
2.裏ごししたさつまいも小さじ3杯に対して、裏ごししたリンゴ小さじ1杯を加えます。
3.最後に小さじ1杯のリンゴ果汁を加えます。
4.完成
こどもが好きなイモ類・リンゴと兄弟のいる家庭でもおやつにおすすめ。

ニンジンのペーストレシピ

ニンジンのペースト

<材料>

にんじん
お湯または野菜スープ(ベビーフード)

1.ニンジンの皮をむき、やわらかくなるまで煮てからつぶします。(離乳食に慣れるまでは裏ごしすると、よりなめらかになるので、赤ちゃんが食べやすくなります)
2.お湯または野菜スープ(ベビーフード)を、ポタージュ状になるまで少しずつ加えます。

ニンジンのペーストと同様に、じゃがいも、ホウレンソウ(葉先のみ使ってください)などにも応用できます。

しらすのペーストレシピ

しらすのペースト

<材料>

しらす
お湯または和風だし(ベビーフード)または野菜スープ(ベビーフード)

1.しらすを茶こしなどに入れ、熱湯をかけて塩分を抜きます。
2.すり鉢でしらすをつぶします。
3.和風だしや野菜スープを加えてのばします。
4.完成

 

ベビーフードを利用して簡単離乳食作り

和風だしや野菜スープなどは、自宅でたくさんつくって製氷皿で冷凍しておくといつでも離乳食に使うことができてとても便利なのですが、5~6か月の赤ちゃんの離乳食は食べる量が少ないので、あまり多めに作ってしまうと、時間が立ちすぎてしまうこともあります。

そんなときにおすすめなのがベビーフードを利用しながら、離乳食を作る方法です。

離乳食初期の赤ちゃんは、食材をなめらかにするために、和風だしや野菜スープを利用したりすることが多いのですが、スティック状で売られているベビーフードの和風だしや野菜スープならお湯に溶かすだけで簡単に使うことができます。

少量のリンゴ果汁がほしいときも、ベビーフードのりんご果汁を使うとりんごをすりおろして、絞って…といった手間を省くことができます。

また白身魚などを使うときも、白身魚を煮てからつぶすと、けっこう時間がかかってしまいますね。ベビーフードなら、裏ごしした白身魚を使いたいときに、使いたい分だけ使うことができます。

すべてを手作りで頑張ってしまいますと、毎日のことなのでママも大変です。新鮮な食材とベビーフードを上手に組み合わせて離乳食を作ると、時間短縮にもつながりますし、ママの負担を減らしながら離乳食を作ることができます。

全部手作りで頑張れればもちろんそれでもいいのですが、今はベビーフードもとても種類が豊富です。ベビーフードも上手に利用しながら、離乳食を作ってみてくださいね。

まとめ

赤ちゃんが5~6か月になると、少しずつ母乳やミルクを卒業する準備を始めます。

赤ちゃんにとって離乳食は初めての体験なので、最初はなかなか食べてくれなかったり、口から出してしまうこともあります。最初は、母乳やミルクの味以外のものに慣れることが必要なので、無理強いはせずなんとなく口にはいったかな?くらいな気持ちから始めてみましょう。

また、離乳食初期のごっくん期の離乳食は、食材をつぶしたり、裏ごしをしたりして食材をなめらかにして、赤ちゃんが食べやすくしてあげる必要があるので、毎日の離乳食作りはけっこう大変です。

赤ちゃんが完全に母乳やミルクを卒業して、ごはんだけを食べられるようになるまで離乳食作りが続きます。全部手作りにこだわりすぎてしまうと、ママが大変になってしまうことがあります。市販のベビーフードなど上手に利用しながら、離乳食作りをしてみてくださいね。

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