離乳食はいつからはじめればいいの?離乳食を始めるベストタイミング

赤ちゃんが生まれてから5~6か月になったら離乳食を始めましょうということを聞いたことがあるママも多いと思います。今までおっぱいやミルクだけで育ってきた赤ちゃんに、ミルク以外のものを初めてあげることを考えるとちょっと不安になってしまうママもいるかもしれません。

そこで、離乳食を始める時期や離乳食の目的についてご紹介します。そろそろ離乳食かな?と思っているママも、赤ちゃんが生まれたら離乳食はいつから始めたらいいのか不安になっているママも参考にしてみてください。

離乳食を始める目安は赤ちゃんが5~6か月くらいになってから

離乳食を始める目安は赤ちゃんが5~6か月くらいになってから

最初の離乳食は赤ちゃんが5~6か月になったら始めましょう。産まれたときの体重が少なかったり、標準体重よりも小さめの赤ちゃんの場合、離乳食は標準体重の赤ちゃんと同じタイミングでも大丈夫?と心配になるママもいるかもしれません。

でも、離乳食初期といわれているゴックン期の赤ちゃんは、栄養を摂るために離乳食を始めるわけではありません。赤ちゃんが5か月になった瞬間に始めましょうということではありませんが、赤ちゃんが5か月~6か月になったころを目安に離乳食を始めてみましょう。

厚生労働省の平成27年度の調査によると、離乳食を始めた時期は「6か月」になってからと答えた人が最も多く、全体の44.9%になっています。この結果は、平成17年度の調査時に比べると1か月遅い結果になっています。つまり、平成17年度の調査では、離乳食を開始した時期が「5か月」と回答した人が最も多かったのですが、現在は「6か月」になってからという人の方が増えたということです。

そのため、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年3月)の中の、離乳食の開始時期を従来の「生後5か月になった頃」 から「生後5~6か月頃」と変更されています。

引用:厚生労働省 平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要

離乳食を始められる赤ちゃんのサインとは?

赤ちゃんにこんな様子が見られたら、離乳食を始めてみましょう。

  • 1.生後5~6か月になった
  • 2.首がすわって支えがあればおすわりができる
  • 3.大人が食べているのをみて口をモグモグする
  • 4.スプーンなどを口に入れても嫌がらない
  • 5.体調・ご機嫌がいい

離乳食は、あまり早く始めてしまいますと、赤ちゃんの体に負担がかかってしまうこともあります。生後5~6月を目安に始めるようにしましょう。ただし、あまり遅すぎても栄養不足になってしまうこともあります。遅くても赤ちゃんが6か月の間には、離乳食をスタートしましょう。

離乳食を始めた頃は、スプーンの感触を嫌がることもあります。お風呂あがりの水分補給などをしてあげるときに、少しずつスプーンの感触に慣れさせておいてあげるのもいいかもしれません。

離乳食初期(ゴックン期)の赤ちゃんの離乳食の目的

離乳食初期(ゴックン期)の赤ちゃんの離乳食の目的は、おっぱいやミルク以外の味や食感に慣れて、最終的には食事から栄養が摂れるようになることが目的です。離乳食を始めた頃のママの一番の悩みは赤ちゃんが離乳食を食べてくれないということがありますが、この頃の赤ちゃんはおっぱいやミルクで栄養を摂っていますので、赤ちゃんが離乳食を食べてくれなかったとしても心配しなくて大丈夫です。

逆に無理やり食べさせようとしてしまいますと、赤ちゃんが離乳食を食べることを嫌がるようになってしまう可能性があります。離乳食初期(ゴックン期)の頃は、ゆっくりとあせらず気長に離乳食をスタートしましょう。

離乳食を始める前に離乳食作りに便利な道具を準備しましょう!

離乳食を始める前に離乳食作りに便利な道具を準備しましょう

離乳食を始めたときは、小さじ1杯程度のおかゆからスタートしましょうと書かれているように、この頃の赤ちゃんが食べる量はとても少ないです。離乳食は5か月~6か月くらいからスタートして、食事だけで栄養が摂れる1歳~1歳6か月くらいまで続きます。毎日の離乳食作りを少しでも楽にできるように便利な道具をご紹介します。

<離乳食セット>

>>ピジョン Pigeon はじめての調理セット

ピジョンのはじめての調理セットは裏ごし、すりおろし、裏ごし、電子レンジでおかゆが作れる、冷凍保存容器がセットになっています。また初めて離乳食を始めるママのために離乳食スタートガイドもついています。

<キッチンばさみ>

キッチンばさみは少量の食材を切るときに、包丁のかわりに使うことができます。キッチンばさみを使えば、まな板を使わずにそのまま鍋に切った食材を入れることができるので便利です。

<計量スプーン・計量カップ>

計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。離乳食作りのレシピを参考にするときは、材料がグラムやmlで書かれていることも多いので、計量スプーンや計量カップを用意しておくと便利です。

<ミニ泡だて器>

100円ショップなどでも売られているミニ泡だて器は、ゆでたじゃがいもや豆腐をつぶしたり、少量の離乳食を混ぜたりするときに役に立ちます。

<茶こし>

離乳食の初期の頃は、量が少ないので少量の麺をゆでるときに使ったり、口当たりを滑らかにするときにこし器に使ったりすることができます。

これらの道具はぜひそろえなければいけないというものではありませんが、最近は100円ショップでもこれらのものが売られていますよね?少量の離乳食を作るときに道具があるだけで、調理時間を短縮することもできるので、準備してみてください。

離乳食タイムはいつにすればいいの?

離乳食を始めるときは、離乳食の回数は1日1回です。基本的には、授乳タイムの1回を離乳食の時間にあてましょう。母乳のママの場合は、授乳時間が一定ではないこともありますね。その場合は、ママが決めた時間でいつでも大丈夫です。

深夜や早朝といった時間帯を避けて、赤ちゃんのおなかがすいている時間を離乳食タイムにしてみましょう。食生活のリズムを作ってあげる目的で、できるだけ同じ時間帯に離乳食をあげられるようにするといいですよ。でも、同じ時間にこだわりすぎなくても大丈夫です。

離乳食をあげるときはどうしたらいいの?

バウンサーなどを持っている場合は、赤ちゃんを座らせてあげましょう。ただし、おすわりが安定しないうちに赤ちゃん用の椅子に座らせてしまいますと、体が前に倒れてしまい食べにくくなってしまいます。バウンサーや赤ちゃん用のソファがない場合は、ママのおひざに抱っこをしてからママの腕にもたれるようにしてあげると、体の重心が後ろになるので、ゴックンしやすくなります。

どうやって離乳食をあげたらいいの?

今までは、ママのおっぱいや哺乳瓶を使っていた赤ちゃんにどうやって離乳食をあげたらいいのか悩んでしまうママもいるかもしれませんね。

赤ちゃんに離乳食をあげる方法についてご紹介します。

  • 赤ちゃん用のスプーンで下唇に軽くふれて、赤ちゃんにサインを送ります。
  • 口をあけたら、スプーンを水平にして下唇にのせてあげます。
  • お口を閉じたらそっとスプーンを引き抜きます。このとき、上あごにこすりつけないように注意してください。

文章だけですとちょっとイメージがしにくいですね。赤ちゃんに離乳食をあげるときのスプーンの使い方や赤ちゃんの支え方については、こちらの動画も参考にしてみてください。

赤ちゃんの下唇にスプーンをのせてあげる目的は、自分から食べることを練習するためです。もし、舌でスプーンを押し戻してしまったら、無理やり口の中に入れないようにしてください。

離乳食を嫌がる赤ちゃんの場合は、最初は、スプーンについたおかゆが口の中にちょっと入ったかも?くらいの気持ちから始めることが大切です。

離乳食はスプーン1杯を1日1回から始めること

離乳食は、1日1回、スプーン1杯から始めましょう。次の日も同じようにします。赤ちゃんが嫌がらないようだったら、3日めになったらスプーン2杯にしてみましょう。2日ごとに1杯ずつ増やしていくイメージで進めていきます。離乳食を始めたときは、他の食材を食べさせてあげることは考えなくても大丈夫です。最初の1週間はおかゆに慣れさせてあげるようにしてください。

赤ちゃんが食べてくれないときは、残しても心配しないでください。

おかゆを食べることに慣れてきたら、2週間目くらいから少しずつ別な食材も増やしていくようにしましょう。離乳食を開始したら、体調に変化はないか、うんちに変わった様子がないかなど、赤ちゃんの体調に変化がないか観察しながら、ゆっくり進めていきましょう。

離乳食タイムが終わったら、授乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげてください。

離乳食初期(ゴックン期)の基本 10倍がゆの作り方

おかゆはお米から炊いたほうがおいしいのですが、初めての離乳食は赤ちゃんが食べる量もわずかですし、お米から炊くのはちょっと大変ですよね。今回はごはんから作る方法をご紹介します。

※10倍がゆとは、米と水の割合が1:10で炊いたおかゆのことをいいます。ごはんから作る場合はごはんと水の割合を1:9にしてください。

材料
ごはん 大さじ2杯
水   270ml

1.少し厚めのお鍋にごはん大さじ2杯と水270mlを入れます
2.ふたをして最初は強火にします
3.お鍋が煮立ってきたら弱火にします

煮る時間は15~20分くらいが目安です。

炊きあがったおかゆは、粒が残っている状態なので、こし器などを使い裏ごしします。裏ごしができないときは、すり鉢ですりつぶしてもOKです。でも、裏ごしをすると口当たりがなめらかなので、最初の離乳食のときは、裏ごししてあげるといいかもしれません。

出来上がりは、ポタージュ状のかたさを目安にしてください。あまったおかゆは、離乳食用の冷凍する容器や製氷皿に入れて冷凍保存をしておくと便利です。

※離乳食初期の赤ちゃんのおかゆは、味付けは必要ありません。塩などを入れてしまいますと、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうので注意してください。

まとめ

生後5~6か月になると離乳食を始めましょうといわれますね。でも、今までおっぱいやミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんに離乳食を食べさせるのはちょっと不安というママも多いと思います。離乳食をスタートしたときは、赤ちゃんはしっかりおっぱいやミルクから栄養を摂っていますので、もし赤ちゃんが離乳食を食べてくれなくても心配しなくても大丈夫です。

赤ちゃんがおっぱいやミルクを卒業して、ごはんで栄養が摂れるようになるまで離乳食期が続きます。しばらく大変ですが、今はベビーフードの種類もたくさんありますし、電子レンジなどをうまく活用すると離乳食作りを簡単にすることもできます。離乳食を作るママも頑張りすぎないようにしてください。

離乳食は、あせらずゆっくり始めることが大切です。赤ちゃんが5~6か月になったら、この記事を参考に離乳食をスタートさせてみてくださいね。

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