生理が不規則だけど、これって生理不順?妊娠できる?改善方法は?

生理が不規則だけど、これって生理不順?妊娠できる?改善方法は?


通常、生理(月経)はだいたい28日~30日周期で毎月やってきますが、あなたはどうでしょうか?

たまに、生理が遅れたり早まったり、または、生理が来ない月がある方もいらっしゃるかもしれません。

「妊娠したいな」と思った時、「こんな生理不順(月経不順)でも妊娠できるのかな・・・」と不安になってしまう方も多いようです。

そこで、生理不順を改善する方法はあるのか?簡単な方法で改善できるのか?そもそも生理不順とはどのような状態のことを言うのか?何が原因で生理不順になってしまうのか?などなど、生理不順について解説していきます。

生理不順(月経不順)とは?色々な症状のパターンがあるの?

生理不順(月経不順)とは?色々な症状のパターンがあるの?

生理周期が正常な場合

生理(月経)とは、子宮内膜からの周期的出血のことで、だいたい28日~30日周期で毎月起こり、約4~7日と限られた日数で自然に止まるものをいいます。

正常月経の範囲は、月経周期日数が25~38日で、変動は6日以内とされ、また、出血持続日数は3~7日(平均4.6日)、経血量は20~140mlとなっています。初潮は10~14歳の間で始まり、閉経は43~54歳の間を正常範囲としています。

上記に当てはまらない場合が月経異常となります。

生理不順の症状5つのパターン

①稀発(きはつ)月経とは

まずは、生理の周期が長い場合、39日以上あく場合を「稀発(きはつ)月経」といいます。個人差はありますが、一般的に生理の周期は、先に述べた通り25~38日間です。初潮が始まってからしばらくの期間や閉経直前によく見られます。

39日以上あいだがあく長い周期の場合は、卵巣の働きが不十分なためホルモンが順調に分泌されていないことが原因ではないか、と言われています。

稀発月経でも排卵があれば良いのですが、多くの場合で無排卵周期になっていることが多く、すると妊娠、出産に影響を与えてしまう可能性があります。基礎体温をはかり、1~2ヵ月様子をみて周期が長い状態が続くようであれば、婦人科を受診し、血液検査でホルモンバランスの状態を調べると安心でしょう。

②頻発月経

「稀発月経」とは対照的なのが「頻発月経」です。生理の周期が24日以下という短いサイクルの生理のことをいいます。

原因の多くはストレスでホルモンバランスが乱れていること、と言われていますが、黄体機能不全(黄体ホルモンの分泌が少なく、排卵日から生理が始まるまでの期間が短い)の場合もあります。黄体ホルモンが不足すると子宮内膜が十分に成熟しないため、不妊症や流産に繋がってしまう恐れがありますので、早めに婦人科を受診しましょう。

③無月経

生理不順でも90日以上月経がない場合は「無月経」といい、要注意です。無月経の多くでは排卵がおこっておらず、ホルモン機能が低下している、または、ほとんど停止している場合が多いです。

さらに、無月経を7カ月以上放置してしまうと、ホルモン機能の低下がますます強まり、ホルモン異常(排卵障害)へとつながってしまいますので、無月経の期間が3ヵ月以上続いたら受診するようにしましょう。

④過長月経と過多月経

「過長月経」とは、生理の期間が8日以上続く状態のことをといいます。ホルモンバランスの乱れが原因になっている場合が多く、その場合は女性ホルモンの分泌にかかわる器官にトラブルがあって無排卵周期になっているか、黄体機能不全になっている可能性があります。

また、「過多月経」とは出血量が増える、レバー状のかたまりが出るなどの症状がみられることをいいます。原因として、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜炎、子宮がん、ポリープなどの病気が隠れている可能性もありますので、症状が続く場合は産婦人科医を受診しましょう。

⑤過少月経と過短月経

「過少月経」とは、経血量がナプキンの表面にわずかにつく程度と極端に少なく、終わってしまうような状態のことをいいます。また「過短月経」とは、生理が2日以内で終わってしまう場合をいいます。

原因としては、女性ホルモンの分泌量が少なく子宮内膜が薄い、子宮の発育不全、甲状腺機能異常などが考えられます。また、排卵のない無排卵月経になっている場合もありますので、放置せず、受診するようにしましょう。

生理不順の主な原因は?

生理不順の主な原因は?

①日常生活の中に原因がある場合

生理のサイクルは、「視床下部」「脳下垂体」「卵巣」の3つの器官が関係し合うことでホルモンが分泌されて成り立っています。そのため、3つのうちどれかひとつにでもトラブルが発生すると、すぐに影響が出てしまうのです。本当に、体内のホルモン分泌のメカニズムは複雑なのですね。

これらのバランスを崩す原因として圧倒的に多いのは、精神的なストレスです。「生理はストレスのバロメーター」といわれるほど、精神的なストレスが影響を与えます。強いストレスを一時的にても感じただけで、生理のサイクルが変わってしまうこともあるのです。

ストレスを強く感じると、「コルチゾール」というホルモンが分泌され、正常な生理サイクルに必要な生殖ホルモンを作る能力を低下させてしまいます。つまり、ストレスを受けると、排卵が正常に起こらなくなってしまい、その結果、生理不順を招いてしまうのです。

また、ストレスや過度なダイエットなどによる体重の変化も、生理不順の原因となります。たとえばかなり痩せてしまったり、BMI指数が低かったりすると、エストロゲンが作られにくくなり、排卵が起きにくくなってしまう場合もあります。

反対に、体重が大きく増えてしまうと、エストロゲンが大幅に上昇し、生理が来なかったり、また、周期が短くなったりします。

②病気が原因の場合

次に、病気が原因となって生理不順を引き起こすこともあります。その原因となりうる病気をみていきましょう。

甲状腺の病気

甲状腺はホルモンの源です。甲状腺が正しく働くことで、「食欲・活力・ストレス」などが正常に保たれるのです。甲状腺を刺激するホルモンも、卵巣を刺激するホルモンも脳下垂体で作られており、互いの距離がとても近いため、どちらかに異常があればもう片方にも影響を与えてしまいます。

子宮内膜症と卵巣嚢腫

子宮内膜細胞は、通常は子宮内にあり、これは生理の時に剥がれ落ち、経血となって外にでます。しかし、この子宮内膜組織が子宮から出て、卵巣や腸など体内のほかの部分に移動してしまうと、子宮内膜症を発症してしまいす。生理の回数を重ねるごとに痛みが増していくのが特徴で、生理時の激痛や筋肉のけいれん、生理不順、不妊などの原因となります。

卵巣嚢腫に発展する場合もあります。卵巣嚢腫は自然に消えてしまう場合が多いのですが、多嚢胞性卵巣症候群を発症してしまうこともあります。

これはホルモンバランスの乱れがきっかけで卵巣に多くの小さな嚢腫ができるものです。この時、アンドロゲンという男性ホルモンが過剰になってしまうため、卵巣で女性ホルモンが十分に作れなくなり、生理周期を乱してしまうのです。

子宮腺筋症

子宮内膜症ほどポピュラーではありませんが、子宮の外側ではなく、内側で子宮内膜が発達することで引き起こされます。40代から50代の女性に多くみられます。

子宮筋腫

子宮の中にある筋組織によってできた良性の腫瘍で、とてもありふれた病気です。腫瘍の場所によっては、経血の増加や不正出血の原因になる場合もあります。

以上が、生理不順を引き起こす代表的な病気になります。

ストレスが原因とばかり思っていても、これらの病気が原因となることもありますので、生理不順が続くようであれは自己判断せずに、病院受診を考えましょう。

③年代ごとの特徴

生理不順の原因となるものがある程度分かってきました。

ここでは、それをさらに細かく年代別にみていきましょう。年代別にみていくことで、原因をより多角的に探っていかれるのではないでしょうか。

10代

10代では生理を迎えたといっても卵巣の働きはまだまだ大人になりきっていません。そのため、10代では生理不順であることお多く、珍しい事ではありません。

ただし、7歳未満で生理が始まった場合、また、18歳以上になっても生理が始まらない場合は何らかの病気が隠れている場合がありますので、婦人科で診察を受けることをおすすめします。

20代

今まで毎月あった生理が途中でなくなってしまうことを「続発性無月経」といい、このタイプの無月経は10代、20代の女性で増えています。続発性無月経の原因の80~85%は、過剰なダイエットによる体重減少や低体重、または肥満によってホルモンバランスが乱れることと言われています。

しかし、20代では、ホルモンバランスの乱れ以外に、卵巣や子宮の病気が原因のこともあります。特に、20代はホルモンの分泌が盛んなため、子宮内膜症が多くみられます。

30代

30代になると、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量はピークとなります。20代に引き続き、子宮内膜症が多くみられます。

40代

40代になると、早い人では更年期障害が始まります。更年期とは、閉経をはさんで前後5年ぐらいの計10年間のことをさし、40代半ばごろから始まるといわれますが、早い人では40歳前後から始まるなど、かなり個人差があります。

更年期になると、徐々に生理の周期が短くなってきたり、今度は生理周期が長くなったりするなどを繰り返し、だんだん生理の回数が減っていきます。出血量や日数も不安定になり、不正出血することもあります。その後、生理が2~3ヵ月に1回、半年に1回となり、やがてこなくなります。

どうしたら生理不順は改善するの?

どうしたら生理不順は改善するの?

日常でできる改善方法

ここまで、生理不順の原因となり得るものをご紹介してきました。色々な原因があって、自分の原因はどれなんだろう?と分からなくなってしまいますよね。

日常生活の中でできる改善方法を試してみることで、少しづつ生理の周期が整ってくる場合もありますので、まずは、試してみることから始めてみましょう。

生活リズムを整える

基本的なことですが、生活リズムを整えることはとても大切です。ずばり、生活リズムを整えることは、体の健康へとつながるのです。

体のエネルギーは生命を維持するための心臓、肺、脳などに優先し使われますので、不規則な生活などでエネルギー不足になると子宮や卵巣など生殖機能が低下してしまいます。すると、正常に排卵が起きないなど、生理不順の原因となってしまうのです。

生理を正常に保つためには、身体の健康が大切です。そのためには、栄養バランスの良い食事で栄養を補給し、適度な運動をし、十分な睡眠をとるなど、生活リズムを整えることが重要です。

排卵を促す睡眠習慣を身に着ける

生活を整えるということには、睡眠の大切さも含まれます。というのは、排卵には睡眠が大きくかかわっているからです。脳の松果体から睡眠ホルモン(メラトニン)が最も分泌されるのは23時~1時なので、この前に入眠すると自然と体内時計のリズムが整って規則的な排卵が促されます。
この時間帯はしっかり眠れるようにしましょう。

食生活を整える

コンビニやファストフードはなるべき控え、栄養バランスを考えて自炊するのがオススメです。
また、炭水化物ばかりの食事だと正常に排卵がされなくなり、生理不順の原因となる場合があります。というのは、炭水化物によって血液中の糖が増えるとことで急激に血糖値が上昇してしまうため、血糖値を下げるためにインスリンの分泌が活性化してしまい、インスリンが過剰に分泌されることにより、排卵障害を起こすことがあるからです。

自己流のダイエットはしない

特に若い女性の場合の月経不順や無月経の原因として多いのが、無理なダイエットです。無理なダイエットで1カ月に体重が5kg落ちると、生理がストップすると言われています。食事を抜く、1つの食材だけを集中的に食べる、逆に特定の食材を避ける、などといったダイエットはやめ、間食を控えるなど無理をしない、健康的なダイエットをしましょう。

激しい運動より適度な運動をする

普段全く運動をしない人が、急に激しい運動を行うと生理不順になる場合があります。無理なダイエットにも関係することですが、極端な食事制限と同じく、激しい運動も控えましょう。

手軽に始められるウォーキングがおすすめです。ひと駅手前で降りて歩く、遠くのコンビニやスーパーに買物に行く、階段を使う、など日常の中のちょっとした場面で運動量を増やしましょう。

ストレスや過労に注意する

生理不順の大きな原因は、ストレスです。特に、異動や引越しなどの環境の変化は大きなストレスとなり、生理不順が引き起こされる場合もあります。多くの場合、新しい環境に慣れれば本来の周期に戻りますが、強いストレスや過労がずっと続いている状態は要注意です。

ストレスの原因となっているものをすぐに減らすことは、難しいかもしれませんが、いくつかストレス解消法を用意しておくのはおススメです。また、入浴も効果的なストレス解消方法の1つです。

夏は38℃、冬は40℃前後のお湯にゆっくりつかり副交感神経が優位になると、リラックスでき、快眠にも繋がります。

体を温める

身体が冷えると子宮や卵巣の働きが悪くなってしまい、ホルモンの分泌にも影響します。飲み物は常温以上のものにする、寒い日の素足や短いスカートはやめる、お風呂はシャワーで済まさず湯船に入るなどを試して、身体を冷やさないようにしましょう。生姜は体の中から温めますのでオススメです。

基礎体温を測り、周期をきちんと把握する

自分の生理周期を把握していないと、周期がずれても気づくことができないので、基礎体温を測ることを習慣化するのがオススメです。基礎体温表は約2週間ごとに高温期と低温期を繰り返し、低温期が訪れる頃が生理の開始となります。基礎体温表をつけてグラフの変化をチェックしておけば、生理周期の乱れや、排卵やホルモン分泌の乱れにも気づくことができます。また、受診する際には最低でも2ヶ月分の基礎体温表があるのが望ましいです。

漢方薬を試してみる

ここまで、日常の心がけでできる改善策をご紹介しましたが、生理不順の原因はいくつもありますので、根本的な体質改善をしたい場合には漢方薬がオススメです。

生理不順に良いとされる漢方の中で代表的なものをいくつか紹介します。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

女性の不調に対して、一番ポピュラーな漢方薬で、“産婦人科の三大漢方薬”の一つです。生理不順、月経異常、生理痛、更年期障害や産前産後の不調などにも処方されます。当帰も芍薬も女性の不調に良いとされる生薬で、身体の冷えにも効果がありますので、冷え症の方にもオススメです。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

慢性的な血行循環障害に効果があり、身体の巡りが悪くむくみがちな人、身体が冷えている人、骨盤内・下腹部の血行循環不良、生理痛や慢性の生理不順などに効果的な漢方薬です。わかりやすく言うと、頭はのぼせているが下半身は冷えている、という症状にオススメです。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

女性の不調全般によく、生理不順や生理痛に効果的な漢方です。肌が乾燥しがちな人にオススメの漢方薬です。

漢方は、何を選んだら良いのかなかなか難しいイメージがあり、初めての方は専門家にお願いするのが一番オススメで安心です。

というのは、生理不順といってもどのようなタイプの生理不順なのか、また、体格などによっても適した漢方薬は変わってきます。漢方は、即効性を求めるよりも、じっくり時間をかけて体質改善していくものなので、漢方薬局などで、漢方医に診てもらい、自分に合ったものを処方してもらうのが良いでしょう。

病院を受診する

先に説明したとおり、生理不順の原因には病気によるものもあります。

無排卵の状態が3カ月ほど続いていたり、3カ月以上経ってもいつ生理が来るかわからない状態が続いている場合は、婦人科を受診し、相談することが大切です。問診や診察、血液検査などで、月経不順の原因を探りますので、1番確実な改善方法といえます。

医師の診察では、まず現在の症状を詳しく聞かれますので、ここで基礎体温表があるとスムーズに進みます。検査は、ホルモンの状態を調べるための血液検査や、子宮や卵巣に異常がないかをチェックするための内診やエコー検査などをします。

生理不順の治療方法はひとりひとりのホルモンの状態などによって異なりますが、多くの場合、女性ホルモンの投与やピルの内服で生理の周期を整えていきます。

ただし、検査によって何か疾患がみつかり、結果として病気が原因で生理不順になっている場合は、第一にその病気の治療を行います。

生理不順でも妊娠できるのか心配・・・、実際どうなの?

生理不順でも排卵がある場合

最後に、生理不順でも妊娠できるのかどうか、についてお話しします。

まず、生理不順=不妊症ということではありませんので安心してください。例えば40日周期だったとしても排卵していれば妊娠します。ただし、一般的な28日周期であれば1年に12回排卵があるのに比べて、40日周期では排卵が9回に減ってしまいますので、妊娠のチャンスとしては減ってしまいます。

また、生理不順の場合、排卵日の特定が難しくなってしまいますので、正常な生理周期の場合と比べると、妊娠しにくいかもしれません。

排卵がない場合

生理はあるが、排卵していない場合は、妊娠は難しいでしょう。
卵子はあるのもかかわらず排卵ができない疾患として「多嚢胞性卵巣症候群」というものがあります。これは無排卵周期症のひとつで、これが原因で生理不順になっている場合もあります。

この疾患は、クロミフェンという排卵誘発剤を使ったり、腹腔鏡手術で治療することもできますので、治療をしてしまえば問題はないといわれています。どちらにしても、妊娠を希望されている場合は、自己判断せずに産婦人科を受診し、生理不順の原因や、排卵の有無を調べることが大切になります。

まとめ

以上、生理不順について、原因や改善方法、治療方法をご紹介してきました。

先にも述べましたが、人間は機械ではありませんので、生理の周期が乱れることもあって当然ですし、もともとの周期が「正常範囲」に当てはまらない周期の方もいます。

それがその方にとって正常な周期なのか、それとも何か疾患が隠れているのか、また、日常生活が原因なのか、人によって原因は様々です。まずは、日常生活を見直しながら基礎体温を測ることを習慣化し、自分の周期パターンを知ることからはじめましょう。

それでも、生理不順が長く続くようであれば、万が一何かの疾患がある可能性を考えて、病院を受診してみましょう。

自分が一般的に正常と言われり周期に当てはまっていないことで不安になり、悩むよりも、それが自分にとって正しい周期であるかどうかを知ることが大切です。

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