出産予定日、産まれるサインについて。出産前の身体の変化の兆候について

妊娠も臨月になり、出産予定日が近くなると赤ちゃんがいつ産まれてくるのか気になりますね。出産が近くなると、こんな症状がありますということは知識として知っていても、特に初めての妊娠のときはわからないことばかりなので不安になってしまう人も多いでしょう。

そこで、出産前の兆候について詳しくご紹介します。人によって個人差がありますので、記事を参考にしながらも、心配なときは病院の先生や助産師さんに相談するようにしてください。

臨月になりお産が近づくと身体に起こる5つのサインとは?

臨月になりお産が近づくと身体に起こる5つのサインとは?

臨月になりお産が近づいてくると身体にいろいろなサインが起きるようになります。身体にサインが起きてからすぐに出産になる場合もありますが、サインが起きてから出産までに時間がかかることもあります。

これから紹介するサインが身体に起こり始めたら、赤ちゃんにもうすぐ会えるときが近づいています。いつでも入院ができるように準備を整えておきましょう。

おなかのふくらみの位置がさがる

赤ちゃんが産まれる時期が近づくと、子宮の下の方に移動してきますので、おなかのふくらみが下に下がってきたと感じることがあります。おなかのふくらみが下がってきたら、もうすぐ出産になる合図です。

前よりも食欲がアップ!これも出産が近いサインです

出産が近づくと赤ちゃんが子宮の下の方に移動をしてきます。赤ちゃんが胃の近くにいたときは胃が圧迫されていて食欲がなかった人が、赤ちゃんが下に移動したことで胃が圧迫されている状態が軽減され、食欲が出てくる場合があります。

後期つわりなどで食欲がなかった人は、突然ごはんがおいしく感じることもあります。赤ちゃん産むためにしっかり体力をつけ、食事をしっかりとっておくことは大切ですが、食べ過ぎには注意するようにしてください。

足の付け根や恥骨に痛みを感じる

赤ちゃんが出産に備え、子宮の下に移動してくると、骨盤に赤ちゃんの頭が入るため、ママの足の付け根や恥骨に痛みを感じることがあります。前よりも足の付け根や恥骨に痛みを感じるようになったら、赤ちゃんが骨盤に頭を入れ、お産の準備を始めているサインということがいえます。

胎動を感じる回数が少なくなる

赤ちゃんがお産の準備を始めると骨盤に頭を入れるため、動きが制限され胎動を感じる回数が少なくなることがあります。胎動に関しては個人差があり、出産の前に胎動が減ったと感じる人もいますが、お産の直前まで胎動を感じる人もいます。

ただし、赤ちゃんがお産の準備に入ったとしても、胎動をまったく感じないというわけではありません。まったく胎動を感じなくなってしまった場合は、赤ちゃんに何らかの異常が起きていることも考えられますので、念のため病院に連絡するようにしてください。

おなかの張りを頻繁に感じるようになる

前駆陣痛の兆候として、子宮の収縮によりおなかの張りを頻繁に感じることがあります。おなかの張りとして感じることもありますが、不規則な陣痛の痛みとして感じる人もいます。陣痛の間隔が定期的になるまでは、すぐに出産になることはあまりありませんが、おなかの張りを強く感じる場合は、あまり無理をして動いてしまわないように注意するようにしましょう。

 

出産直前に身体に起こる3つのサインとは?

出産予定日近くになり、出産が間近になると身体に3つのサインが起きます。この身体に起こるサインは、順番通りに起こる人もいますが、順番通りに起こらない人もいます。経産婦の場合でも最初のお産と二度目以降のお産では違う経過をたどる人もいますので、心配な場合は病院に連絡をして病院の先生の指示に従うようにしてください。

おしるし

出産が近くとなると「おしるし」といって、少量の出血があることがあります。「おしるし」が見られてからしばらくして陣痛が始まる人もいますが、「おしるし」がなく突然陣痛が始まる人もいます。

「おしるし」が見られた場合は、陣痛が始まる可能性がありますので、おなかのはりや陣痛によるおなかの痛みがないか意識するようにしてみてください。おなかの痛みを感じたときは、痛みを感じている時間や痛みの起こる間隔などを計ってみましょう。

陣痛

出産のときが近づいてくると陣痛が始まります。陣痛には間隔が不規則の「前駆陣痛」と呼ばれているものと、間隔や継続時間が一定で、時間の経過とともに間隔が短くなる、出産が近いときに感じる「陣痛」があります。

通常は、陣痛が一定になったとしてもすぐに出産になることはあまりないので、間隔が一定の陣痛を感じるようになったら、陣痛から陣痛までの時間と、陣痛を感じている時間を計ってみるようにしましょう。陣痛の間隔が10分くらいになったら、病院に連絡をして指示を確認してみましょう。

初産の場合は、出産までに時間がかかることが多いので、自宅待機をするように指示がある場合があります。いきなり赤ちゃんが産まれてしまうことはありませんので、陣痛の間隔と継続時間を計りながら、病院で指示のあった陣痛間隔になるまで落ち着いて家で対応してみましょう。

破水

破水とは、赤ちゃんを包んでいた羊膜が破れて羊水が流れることをいいます。おしるし→陣痛→破水の順番に進んでいく人もいますが、いきなり破水してしまうこともあります。破水は、「パン」という音が聞こえて、大量に破水する場合もありますが、お小水のように少しずつ漏れることもあります。

初産の場合、お小水と破水の違いがわかるか不安になる人もいるかもしれませんが、水が漏れる位置が違うので気付く人は多いです。

自宅にいるときに破水をしてしまった場合や、破水かもしれないと思ったときは、深夜であってもすぐは病院に連絡をして指示を仰ぐようにしましょう。入院前に入浴しておきたいと考える人もいるかもしれませんが、破水したかも?と思うときは、赤ちゃんが外界と接触している状態になっているので、入浴はしないようにしてください。

破水してしまった場合は、あまり動きまわってしまうと、羊水がどんどん流れてしまうことがあります。破水してしまった場合は、すぐに病院に来るように指示がありますので、病院に着くまでできるだけ安静を保ち、清潔な生理用のパットやお産用のパットなどをあて病院に向かうようにしてください。

病院に向かうときは自分で運転をしないようにする

お産はいつ始まるかわかりません。深夜に突然破水してしまう場合もありますので、もし夜中にお産の兆候が見られ病院に向かう場合は、どんな手段で病院に向かうのか事前に決めておくと安心することができますね。

病院に向かう手段は車を使うことがベストです。タクシーなどを利用するか、家族の運転で病院に向かうようにしてください。最近は「陣痛タクシー」というサービスもあるので、選択肢の1つとしてチェックしておくと良いでしょう。

お産の進行はそのときによってさまざまです。突然お産が急激に進行する場合もありますので、自分で運転をして病院に向かうことは危険ですので避けましょう。お産の進行状態によって、一度自宅に戻るように指示をされることもありますが、そのまま入院になることもあります。病院に向かう場合は、事前に指示のあった入院セットを持って病院に向かうようにしてください。

病院についてからもお産の進行は個人差がある

病院についてからもお産の進行は個人差がある

お産の進行は、初産、経産婦を問わずひとそれぞれです。一般的には、初産の場合はお産の兆候があってから出産までの時間が長めの場合が多く、経産婦の方がお産の進行が早い傾向があります。

しかし、初産でもお産の進行が早い人もいますので、初産だから時間がかかるだろうと自己判断せずに一定間隔の陣痛、破水などの出産の兆候があった場合は、病院に連絡をして指示を仰ぐようにしてください。

入院の指示があり病院についてからも、その後のお産の進行には個人差があります。比較的時間がかからず出産になる人もいますが、陣痛が微弱でお産に時間がかかる人もいます。

どちらにしても病院についてお産に向けての準備が始まったら、赤ちゃんに会えるまでもうすぐです。落ち着いて頑張りましょう。

実際にお産はどんなふうに進むの?先輩ママの体験談

出産を経験した弊社スタッフ(以後、Aさん)の体験談をご紹介します。

Aさんは、24歳で初産でした。臨月に入り、検診を受けたときは、特に身体の変化もなく順調に妊娠が継続されていました。出産予定日より2週間前の深夜、夜中にトイレにいきたくなり、トイレにいったところ、尿道からではない場所から水のようなものが流れたのを感じました。尿とは別の場所だと感じたAさんは、病院に電話をして「破水したかもしれない」と連絡を入れました。

病院からの指示は、生理用のパッドかお産用のパッドを当てて、できるだけ安静にした状態で病院に来てくださいという内容でした。

お産になったときは、Aさんのお姉さんが病院に連れていってくれることになっていたので、お姉さんに連絡をして、生理用のパッドをあて、後部座席に横になった状態で病院に向かいました。

事前に病院に連絡をしておいたので、夜間入り口で看護師さんが車いすを用意して待っていてくれたので、そのまま入院することになりました。

病院について内診をした結果、破水はしているけれど、子宮口がまだ開いていないので、陣痛が起こるまで陣痛室で待機することになりました。

深夜3時頃入院したのですが、本格的な陣痛がなかなか起きないので、朝の6時くらいに陣痛促進剤を点滴することになりました。それまで全く陣痛の痛みを感じることがなかったAさんでしたが、陣痛促進剤を投与してまもなくすると、強い陣痛が10分間隔で起こるようになりました。

陣痛間隔が短くなってきたので陣痛室から分娩台に移動しましたが、赤ちゃんがなかなか下がってこないので、助産師さんにおなかを圧迫してもらうことになりました。

おなかを圧迫してもらったら、赤ちゃんが下がってきたので、陣痛の波に合わせていきみはじめ、いよいよお産の体制に入りました。破水したのは夜中の3時頃だったのですが、赤ちゃんが産まれたのは朝の10時くらいで、出産までに7時間ほどかかりました。

2年後、Aさんは2人目を出産したのですが、そのときは出産予定日を過ぎても出産の兆候がなく、検診のときに子宮口が開き始めていたので、そのまま入院することになりました。陣痛室に入って陣痛が5分間隔になったところで、分娩台に移動しました。

分娩台に移動してしばらくしてから、パンという音がして破水し、陣痛の波に合わせていきみはじめてから30分ほどで赤ちゃんが産まれました。

同じ人の出産体験でも1人目は出産予定日より2週間早く破水からお産が始まり、赤ちゃんが産まれるまで7時間ほどかかったのですが、2人めは出産予定日を2日ほど過ぎてから子宮口が開き、陣痛→破水と教科書通りにお産が進み、本格的に陣痛が始まってから1時間半くらいで出産したそうです。

お産の経過はこのように個人差があるということですね。

まとめ

出産の兆候といわれるものには、胎動が少なくなる、おなかの張りを感じる、おしるしがある、陣痛がある、破水するなどがあります。同じような兆候があっても実際にお産になるまでの経過や時間には個人差があります。

初産だから時間がかかるだろうとか、まだ病院に連絡しなくても大丈夫だろうなど自己判断せず、事前に病院から指示のあった陣痛間隔になったときや、破水の兆候があったときはまずは病院に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

自宅待機の指示があったときは、あせらず落ち着いて陣痛の間隔や痛みを感じている時間を計りながら、家で対応するようにしてください。お産がいつ始まるかは事前にわからないことが多いので、不安になるママも多いと思います。どうしたらいいのか不安になったときは、一人で悩まずに病院に電話をして確認してみましょう。

お産の兆候やお産の進行には個人差があります。臨月に入ったらいつお産になるかわかりません。いつお産になってもいいように、早めに入院セットを用意しておき、深夜にお産の兆候があった場合は、どんな手段で病院まで行くかなどを決めておくと安心して出産の日を迎えることができますね。

お産の兆候があったら、赤ちゃんに会えるのももうすぐです。落ち着いて出産に臨んでくださいね。

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