妊娠の確率はどれくらい?妊娠の確率は年齢によってどれくらい変わる?

妊娠の確率はどれくらい?妊娠の確率は年齢によってどれくらい変わる?

現在は、女性も仕事を持つようになり、初婚年齢や初産の年齢は年々高くなる傾向があります。しかし、女性の場合、赤ちゃんを望む場合は妊娠可能な年齢というものがあります。また、妊娠するのが女性なので、妊娠の可能性や確率については女性側のデータが気になる人も多いのですが、実は男性も年齢が上がると妊娠の確率は下がります。

妊娠を望む場合、妊娠の確率はどれくらいなのか、また妊娠の確率は年齢や性別によってどれくらい変わるものなのかについてご紹介します。

7割以上の女性が自分は妊娠できると思っている

最近は、女性も仕事を大切にする人が増え、結婚や妊娠はもう少し先に延ばしたいと考える人が増えています。こういった背景には、「女性は、子どもが欲しいと思ったときに自分はいつでも妊娠できる」と思っている人が多いということがいえるのではないでしょうか。

女性に限らず男性にもいえるのですが、妊娠を望んでいるときも、妊娠を望まないときも自分は妊娠することが可能なのかを考えたり、将来の妊娠に備えて事前に検査をするという人はほとんどいないのではないでしょうか。

妊娠の確率は、女性の年齢はもちろんですが、男性の年齢、排卵日に合わせた性交のタイミングなどで大きく変わります。では、年齢や性交のタイミングの違いで妊娠する確率はどのように変わるのでしょうか。

女性の年齢から考える妊娠の確率

女性の結婚年齢と生涯不妊率に関するデータがあります。

女性の結婚年齢 →生涯不妊率
20~24歳→5%
25~29歳→9%
30~34歳→15%
35~39歳→30%
40~44歳→64%

こちらのデータをみると、20代で結婚した女性の生涯不妊率は10%以下ととても低い数字になっている一方、30代に入ると15~30%と不妊の確率が高くなっています。そして、40歳になると30代の倍以上の64%の人が不妊であるという結果が出ています。

つまり、女性の場合30代までであれば、妊娠できる確率は高いのですが、40代になると一気に確率が下がってしまうとことがわかります。

男性の年齢から考える妊娠の確率

男性の年齢別の妊娠の確率に関するデータによると以下のような結果が出ています。

年齢→妊娠の確率
20歳未満→90.4%
20~39歳→78.4%
40~49歳→62.6%
50歳以上→25.0%

男性の場合、精子などの異常がない人の妊娠の確率は、49歳までの年齢であれば比較的高い確率になっていますが、50歳を超えると急激に確率が下がっていることがわかります。

つまり、女性側だけではなく男性の場合も年齢が高くなると、妊娠の確率が下がってしまうということです。これは、相手の女性の年齢が若い人であったとしても、男性の年齢が高くなると妊娠の確率が下がるということです。

最近は、年齢差のある夫婦に子どもができたことがニュースになることも多いので、男性は何歳になっても妊娠が可能だという錯覚をおこしている人も多いかもしれません。ですが、実は男性も50歳を過ぎると急激に妊娠できる確率が下がってしまうのです。

性交のタイミングから考える妊娠の確率

30歳以下の人が排卵日などを意識せずに無計画で性交を行った場合、妊娠する確率は「4.2%」というデータがあります。つまり、100組のカップルのうち約4組のカップルが妊娠するということです。妊娠を望む人の場合は、この数字はやや低く感じるかもしれません。

ですが、精子の受精可能期間は、射精後5~36時間、卵子は、排卵直後から7時間といわれているのですが、このタイミングに合わせて性交を行うと、妊娠する確率が45%まで上昇します。年齢が20代前半の場合は50%を超えるというデータもあります。

精子の寿命は、2~3日、卵子は1~2日程度という話を聞いたことがあるという人もいると思います。実は、精子や卵子が生きていれば受精が可能というわけではなく、受精可能期間が合わなければ妊娠できないケースもあります。

とはいっても、女性が自分の排卵時間を把握することは困難です。そのため、不妊治療などで行われるタイミング法は、女性の排卵日前後に性交を行い、できるだけ受精の確率を上げて妊娠の可能性を高める治療法なのです。

年齢が高くなると妊娠の確率が下がり、流産の確率が増える

年齢が高くなると妊娠の確率が下がり、流産の確率が増えるという少しショッキングなデータがあることをご存知ですか。

年齢が高くなると妊娠の確率が下がり、流産の確率が増える
年齢が高くなると妊娠の確率が下がり、流産の確率が増える

女性の年齢から考える妊娠の確率の項目でご紹介したように、女性は40歳を過ぎると妊娠可能な確率が64%になるというお話をしましたが、こちらのデータからもわかるように40歳を過ぎると流産をしてしまう確率が30代に比べて倍以上高くなっていることがわかります。

医学の進歩により、年齢が高くなってからの妊娠出産は可能になってきている反面、実は40歳を過ぎた女性が、妊娠し、出産できる確率は奇跡に近いということがいえるのかもしれません。

日本では6~7組に1組のカップルが実は不妊に悩んでいる?

7割以上の女性が自分は妊娠できると思っている人がいる一方で、日本では6~7組に1組のカップルが不妊に悩んでいるといわれています。

このような背景には、妊娠を望む前に自分は妊娠が可能なのかを検査することがないといったことが原因となっていることも考えられますが、前にお話ししたように男女ともに初婚年齢が年々高くなっているということも原因として考えられます。

また、前の項目でご紹介のように、年齢が高くなると妊娠の確率が下がるのですが、流産の確率が増えるというデータもあります。そのため、たとえ妊娠できたとしても、年齢が高くなると流産の確率が高くなってしまうので、無事に出産できる確率も下がってしまうということがいえます。

不妊の原因は男女の比率は?

今までは、男女ともに妊娠するために問題がないカップルが妊娠する確率についてお話をしてきました。妊娠を望む場合、どちらかに妊娠できない何らかの原因があった場合はさらに妊娠の確率が低くなってしまうことがあります。

下記のグラフは、男女のどちらに不妊の原因があるかについて世界保健機構(WHO)の調査をもとに作成したものです。

<不妊の原因>

不妊の原因は男女の比率は?
男性側のみに問題があるという項目に着目すると、確かに女性側のみに問題があるに比べると少ないです。しかし、両方に問題があるケースが24%あることを踏まえると、不妊の原因の約半数が男性側にも原因があることがわかります。

妊娠の確率をあげるために必要なこととは?

妊娠の確率を高めるために必要なことは主に3つあります。

1.妊娠を望む場合はできるだけ若いときに子どもを持つことを検討すること
2.女性は基礎体温をチェックし、排卵日の前後に性交を持つこと
3.避妊をしていないのになかなか妊娠しない場合は、夫婦で病院を受診すること

今までご紹介のように、妊娠には妊娠を望むときのカップルの年齢、性交のタイミングで妊娠の確率は大きく変わります。また、妊娠するのは女性なので、不妊の原因は女性にあると思われがちなのですが、実は不妊で悩むカップルのうち男性側にも原因があるケースが全体の約半数を占めています。

不妊で悩んでいる場合は、妊娠の確率を高めるためにできるだけ早くカップルで病院に相談することが大切です。

まとめ

妊娠の確率は、女性の場合40歳、男性の場合50歳を過ぎるとかなり下がってしまいます。妊娠を望む場合は、妊娠の確率を上げるためにはできるだけ早く妊活を始めることが大切です。

また、妊娠は年齢だけではなく性交のタイミングでも妊娠の確率は大きく変わります。女性は日ごろから基礎体温をつけ、自分の排卵日を把握しておきましょう。

避妊をしていないのに、1年間妊娠に至らなかった場合は「不妊症」と定義されています。1年を過ぎても赤ちゃんに恵まれなかった場合はできるだけ早くカップルで病院に相談することがおすすめです。